( YARIDAIRA-HIDASAWA )
登山道の方向は徐々に北から東に転回し、ついに槍ヶ岳が見える。
長く続くかなり厳しい登り。空気が薄く少し歩いては息を整える。
登ってきた飛騨沢から抜戸岳方向を振り返る。
一応の目的地とした槍平小屋に到着。標高約2000m。
時間に余裕があるため、さらに上を目指すことにする。
早朝6時半、新穂高温泉、標高約1100m。
気を引き締めて山に向かう。
登山日  平成21年9月中旬
標 高  槍ヶ岳 3180m
ルート [第1日]
 新穂高バスターミナル(6:30)〜穂高平小屋(7:20)〜白出沢(8:05)〜滝谷避難小屋(9:20)
 〜槍平小屋(10:10)〜最終水場(11:25)〜千丈乗越分岐(12:30)〜飛騨乗越(14:15)
 〜槍ヶ岳山荘(14:35)〜槍の穂先(15:25)
[第2日]
 槍ヶ岳山荘(7:00)〜坊主の岩屋(7:45)〜ババ平避難小屋(9:35)〜槍沢ロッジ(10:15)
 〜横尾山荘(11:30)〜本谷橋(12:55)〜涸沢小屋(14:40)
[第3日]
 涸沢小屋(6:25)〜ザイテングラート取付き(7:30)〜涸沢小屋(8:30)〜本谷橋(10:20)
 〜横尾山荘(11:20)〜徳沢園(12:30)〜明神池(13:30)〜河童橋(14:55)
白出(しらだし)小屋跡付近、奥穂高岳への登山道分岐。
標高約1500m。
滝谷の河原を渡り、滝谷避難小屋を振り返る。
ロッククライミングの殿堂・滝谷越しに北穂高のドームを見上げる。
飛騨乗越から東方を望む。実は遠くに富士山も小さく見えている。
非常用の救急箱が置かれた千丈乗越への分岐。標高約2500m。
槍平のキャンプ地、奥丸山への分岐。
森林限界に至り、樹間から西鎌尾根の一部がのぞく。
槍ヶ岳へ向けての最終水場。
右俣谷の源流部に沿って登っていく。
人影のない山道を徐々に高度を上げていく。
ここで林道が途切れ、岩だらけの白出沢を渡る。
約1時間で穂高平小屋の横を通過。
はじめはひたすら右俣林道をたどる。
 
飛騨沢全体を見渡す。雲の高さが自分より下になってきた。
歩き始めてから約8時間。標高約3000m。
日本一高い峠、飛騨乗越に至る。