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フォロ・ロマーノ Foro Romano


紀元前6世紀ごろから、古代ローマの政治や経済の中心として栄えた地区で、いまだに紀元前に建築されたという神殿や建物をみることができます。広いし、建物の中とかにはいることはできないので、帽子・サングラス・水を持っていかないと大変なことになります(夏の場合)。フォロ・ロマーノの近くには「ヴェネツィア広場(ヴェネツィア宮殿)」、「トライアーノの市場(遺跡)」、真実の口がある「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」、そしてローマ最大の観光名所「コロッセオ」があり、この一帯をまわるだけで1日かかってしまいます。


フォロ・ロマーノは、かなり広い土地に古い建物や柱や(元は建物の一部だったような)石が点在しているような感じなので、ガイドブックがないと何が何やら分かりません。日本の観光地のように、建て看板があって、その説明があるわけでもないし。私の持っていたガイドブックに地図と説明があったので、助かりましたが。上の図はそのガイドブックをもとに作った地図です。



■アントニヌスとファウスティーナの神殿

フォロ・ロマーノの上の入り口からはいって最初に見れるのが、この神殿跡。アントニヌス帝とその妻が祭られている神殿だとかで、141年に建てられて、17世紀に改修されたらしいです。10本の柱が完全な形で残っているのはスゴイ!



■エミリアのバジリカ

紀元前に建てられ、行政などがおこなわれた場所らしいんですが・・・原型はほとんどなく、何本かの柱とかが残るのみでした。ガイドブックによると、この建物がキリスト教会建築のモデルとなったんだとか。



■クーリア(元老院)

フォロ・ロマーノで最も建物の形が残っているのが、このクーリアで、もともとは紀元前に建てられたものだとか。何度か修復がはいっているらしいけど。



■セヴェルス凱旋門

3つのアーチがある凱旋門。建造は203年だとか。非常に暑い日にいったので、ここの日陰でけっこう休んでいました(笑)。歴史に疎いのでよく知らないんですが、セヴェルスってのは皇帝の名前なのかな?



■サトゥルノの神殿(サトゥルヌスの神殿)

紀元前5世紀に建てられたものだとか。サトゥルノとは、神話の神様の名前らしいです。8本の柱しかのこっていませんが、それでもすごい!圧巻です!!



■ユリウスのバジリカ

ガイドブックに載っていなかったので、いつ頃建てられた、何の建物なのかは不明。ユリウスってことは、ジュリアス=シーザーゆかりの建物なのかな?



■ヴェスタの神殿

こっちはかなり小さかったんですが、火の神ヴェスタの神殿で、紀元前6世紀ごろに建てられたんだとか(18世紀に修復(復元?)されたらしいけど)。なんかのゲームでヴェスタっていう神様がでてきたよーな記憶があったので、ヴェスタ=火の神ってことは知っていました。



■ヴェスタの家

ヴェスタ神殿につかえる巫女が暮らしていた住居跡。家の形はまったくなく、家の基礎(地盤)の部分が少し残っていたのと、庭にならぶ巫女の像が少し残っているだけでした。巫女の像も、ほとんど土台しかなくって、女性の形をした像だってことがわかるのは、1〜2個しかありませんでした。ガイドブックがなかったら素通りしちゃいそうな所。確か・・・この近くにトイレがあったような、なかったような・・・。



■ティトゥスの凱旋門

フォロ・ロマーノの出口(右側の出入口)近くにある凱旋門で、かなり完全な形が残っていました(セヴェルス凱旋門よりかなり小さかったけど)。多分修復されているんだとは思うけど、現存されているローマ最古の凱旋門ってだけあって、創られたのは81年だとか!