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い・き・な・り・許嫁! 攻略

F「さて、本格的なスキーシーズンを迎えるにあたって、我が津島屋幸運堂も冬季活動方針を決定しようと思う」
A「スキーしてる暇があるなら、雪かき代わってください……」
M「新潟は全国いちの降雪量を誇るんだっけ?」
F「降る量なら山形かな。気温は全国最低(ただし、ひとが住み得ると認められる地域でのオハナシ)だけど」
A「来るんじゃなかった、豪雪地……うううっ」
F「違いない。やることだけは雪山のようにあるのに、手間も暇も金もありゃしねェ」
M「冬コミ、大丈夫なの?」
F「今年は物理的に参加できんよ。とてもじゃないが、そんな余裕がない」
A「え?うちの会社、相変わらずお兄ちゃんを戦力に数えてるけど」
F「よろしくゆっといてくれ。今年こそ雪山で新年を迎えねば、雪男としての名折れじゃ」
A「それじゃ会社に連絡……あああっ!しようにも、電話は雪の向こう!」(←離れにいる)
M「圏外だもんね……」
F「八畳二間の離れに3人詰め込まれてるもんな」
A「電波でも何でもいいから、泰永呼んでください!」

F「さて、環境が変わっても相変わらずぶっちぎりのオープニングジョークはさておいて」
A「最近、アキラの扱いが非道いのは気のせいですか……?」
F「今回はハートブリングの『い・き・な・り・許嫁!』攻略になります」
A「えーっと……わざわざ毎回ツッコミ入れるのも疲れるんだけど、メインヒロインが年上なら、モノがハートブリングでもいいのか?」
F「んー、今回のはメインが弓使いだったから、という大義名分があるけど」
A「……そっちに食指が動くか、お前は」
F「えーっと、今回の主人公は、ちーちゃい頃ド田舎に住んでいました。その頃オトナに押しつけられた許嫁が、ある日自宅に上がりこんできてさー大変!」
M「呼んだー?」
A「いや、どっかで見たシチュエーションだけど、ねーちゃんには関係ないから……」
F「マジで熱出したぞ、この設定には……。そんなわけで、許嫁や付属品、お姉ちゃんや委員長を相手に……以下略」
A「他のページ参照だな。結局、いつも通りか」
F「否定する余地がないよ……。えーっと、流れとしては、まず一本筋でその許嫁のルートがあって、不用意に他のヒロインよりの選択をしていると、そちらに枝分かれするような状態です。もちろん、許嫁よりの選択をしていないと、途中で終わることになる」
A「俺としては、智歩姉ちゃんのがいい。下手に腕の立つ女って、いざという時に苦労するから」
F「まぁ、好みの話はさておいて。弓道と弓術の違いについて、さらっと書いておこうかと思う」
A「武術かスポーツかって話?」
F「いや、実際はもっと込み入ってくる」
A「……我ながら無茶を云っている自覚はあるんだけど、スイッチが入るときは事前に通達してくれんかな」
F「道というものはその本質が形骸化したときに初めて説かれる。これはいいな?」
A「お前に云われたくはないだろうな。つーか、相変わらずな暴言」
F「いや、コレは歴史を少しでもかじった者なら判っていなければならない話だ。日本で武士道が説かれるようになったのは、武士の存在がすでに有名無実と化していた江戸時代だぞ」
A「まぁ、そうだけど……」
F「同様に、弓道というものは弓が使われなくなってから説かれ始めた。戦場に弓持って出るバカは、世界では少数派だろう?日本のどこを探しても、弓を正式な武装として採用している組織は存在しない」
A「そりゃそうだが」
F「そして、ここから先が本題だが、弓道もまた、剣道や柔道と同じ過ちを犯している」
A「えーっと……フォローできかねる発言は慎んでくれると嬉しいんだけど」
F「珍しくフォローの必要はないぞ。この意見に反論できる弓使いは、少なくとも弓道界にはいない。アーチェリーなら話は別だが」
A「では、安心して」
F「剣術が剣道に堕落し、柔術が柔道に腐敗したように、弓術もまた弓道に落ちぶれるときに……」
A「その発言、過激すぎますから!門外漢の俺でもずいぶんな云われようだって感じますから!お願い黙って!」
F「お前が黙れ。射法訓は知ってるかな」
A「……えーっと、確か『教えてあげちゃう(@トラヴュランス)』で何かあったな。射法とは……云々?」
F「正確には『正技とは、弓を射ずして骨を射ること最も肝要なり』だが。それこそ江戸時代の弓術家、吉見順正師が記した、射法の心得を記したもので、コレを知らない者は弓術家にも弓道家にも存在しない」
A「へぇ……」
F「実は、弓道とは礼に始まり礼に終わると思われがちだが、現実的な問題として、弓道ほど先人への礼を欠いたものは他にない。剣道や柔道はまだ剣術や柔術への礼を保っている要素があるが、弓道は弓術、そして射法訓そのものを否定しているとさえ云い切れる」
A「だから、その筋のプロから狙われたらどうするつもりですか、アナタは!?」
F「雪の中のオレに飛び道具は通用しないぞ?ともあれ、射法訓に曰く『弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き』と。現代語に訳してみろ」
A「……あれ?」
F「念のため云っておくが、これはオレの書き間違いではない。他の文献でもサイトでも調べてもらえばすぐにでも判るが、『弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き』と原文にある。現代語に訳せば『右手で弓持って左手で矢を引け』だ。それ以外の解釈ができるか?」
A「……原文がそうなってるなら、無理。ほんとーに、右手で弓で、左手で矢だわ」
F「ここから導き出される結論が、順正師が左利きであったということ以外にあるか?」
A「……あれ?うーん」
F「弓道が弓術に少しでも礼を保つ意志があるなら、右手で弓を持ち左手で矢を引くだろう。だが、僕ががっこう関係で弓道部に入らなかったのは、右手で矢を引けと強制されたからだぞ。まぁ、それはさておいて。順正師が、それほど長くはない射法訓ではっきりと弓の引き方を御教授されているのに、それを無視するどころか正反対のことをしでかしている弓道の、どこに先人への礼があると?ちゃんちゃら可笑しいね」
A「そこまでして弓道否定する理由が、どこかにあるのかアンタは!?」
F「この左腕に」
A「……その傷持ち出されると、俺反論できないんですけど、マジで」
F「ともあれ。弓道界にはっきり云いたい。射法訓に従わないなら、射法訓を下ろせ。射法訓を掲げるなら、射法訓に従え。それ以外は何も求めん」
A「弓道家は、こんなサイト見ないと思います……」
F「では、攻略になりまーす。今回は、上でさらっと云った通り、幹になる美姫ルートがあり、他のヒロインへはそこから枝分かれしていくような進み方です。津島屋幸運堂では珍しく、セーブを駆使するのをお勧めしますね」
A「……で、時々シーンタイトルが尻切れになってるのは?」
F「こうなってたんだよ……」

シーンタイトル美姫智歩久遠
同居生活、スタート学長室へ行ってみる
同居生活、スタートいや、これはこれで悪くない
再びやってきた智歩ねぇ……好きとか嫌いとか、関係ない
久遠との朝の対決&これまで保健室に連れて行く
やたらと京一に絡む、久遠
(セーブ)
静かに怒る美姫をフォローする困っている智歩ねぇをフォローするいきり立つ久遠をフォローする
毎日同衾の忍にイタズラ今だけロリコンになる
京一をかぎまわる、まお×2俺の事が好きなんだろっ!
京一クンはワタシの弟だもん迷惑じゃない
いきなり弓道対決この場は逃げる
久遠、まお×2と3Pドア越しに様子を探る
忍のチェック、京一は姫にふ日記を見る
そして、久遠と……
(セーブ)
よく分からないから、何も言わないよく分からないけど、久遠を抱きしめる
(以下、久遠ルート)
(中途半端な自分にケリをつけ)堪えながら、久遠を見つめる
智歩、世話焼きすぎかも……心の中で智歩ねぇを応援する
美姫とお風呂で鉢合わせとにかく美姫を呼び止める
美姫、ちょっと過去を思い出探すだけ探してみる
将一、智歩と交際宣言助けたいけど、でも……
そして、智歩の想いを……
(セーブ)
もう……戻れないよまだ……遅くないよ
(以下、智歩ルート)
(智歩とギクシャク、2人の葛)邪魔じゃない、でも……
美姫が病気、看病する京一美姫をおぶっていく
忍、京一に告白!?そんなの、納得できるかよ
忍の想いに応える京一
(セーブ)
やっぱり……妹だよな妹以上の存在なんだ!
(以下、忍ルート)
(忍、とうとう田舎に帰ることに)何とか忍を引き止める
結構エッチ寸前……でも美姫が好きだから、引き止めたい
(以下、美姫ルート)
ラブラブな日々と、ラブラブ悔しいが、黙ってこらえる
一緒にお風呂&お風呂エッチこれまで通りの関係でいてほしい
美姫にご奉仕指導
(セーブ)
亭主を敬う指導亭主にご奉仕する指導
美姫と初デート手を引いて、さっさと公園を抜けていく美姫を抱きしめて、キスをする
新婚生活シミュレーション?この辺で止めておくか……意地でも押し倒すぞ!
美姫にご奉仕指導……きっと、美姫のせいだよ……きっと、俺のせいだよ
2人で"大人のおもちゃ"体せっかくだから、買っていこうぜ
久々の忍が、結婚の催促に…いきなりキスしちゃおう
諦め切れるような愛じゃないやっぱりアイツを諦め切れないんだ!
強く激しく愛するが故に……一緒に寝てやる!
美姫のアイデンティティ、崩美姫の望む通りにする
エンディング美姫お見合いルートエンド美姫トゥルールートエンド美姫肉奴隷ルートエンド美姫に追い出され、再び京一いつまでも、お姉さん?風紀委員に怒られながらも、ど

A「えーっと……?」
F「シーンタイトル『美姫にご奉仕指導』から4つ、えっちイベントが発生するんだけど、これを全て発生させれば肉奴隷エンド、全て発生させなければお見合いエンドになる。1番と4番を起こせば、トゥルーエンドだね」
A「方向性が判らんなぁ」
F「単純だよ?妻に口答えせず、妻の欲しがるものは買い、自分の欲望ではなく妻の意志を尊重し、何かあったら自分が罪を負う。もちろん『亭主を敬う』なんて妄言は口にしない。それだけで、トゥルーエンドへまっしぐら〜」
A「人はそれを地獄と呼ぶ!そんな状況をトゥルーとは思いたくない!つーか、日頃のお前そのもの!」
M「何か云った?」
A「いえ何もっ!?」
F「生きているのに疑問を感じたところで、今回の攻略は終わらせていただきます」
A「……つーか、よくそんなエンディング見られたよ、お前……」

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