大航海時代2 プレイレポート 8
A「アイディンでよかった……。とりあえず、黄金のメダルは手に入ったぞ」
F「手に入れてからどこかの港(補給港不可)に入って、出港所に行くとイベントが起こる。コレを見てから、冒険名声が1万を越えたら、フェレロさんちで次のイベントが起こるようになるな。まぁ、カリブ海の港と北米の発見物を網羅してからでいいが」
A「へいへい」
(せっせとせっせと航海、せっせとせっせと探索、せっせとせっせと投資)
F「終わったら、グリーンランド→アイスランド経由でヨーロッパに帰ろう」
A「2年以上ぶりだなぁ……」
F「ルチアにはオスマンの商船隊の探索を頼んでそれっきりだが、ゲームでなかったら忘れられてておかしくないな。冒険名声、どれくらいだ?」
A「地図工房に先に寄ったから、フェレロ家に入ったらジョアンがいたな。聖者の杖? の探索を依頼された。それはともかく、発見物の報告で3万6000というところだ」
F「聖者の杖を見つけると冒険名声が5000得られるから、最終イベントに必要な4万に届くな」
A「そんなに価値があるのか!?」
F「アクスム王国がオスマン帝国に対抗するために必要なアイテムだからな、それくらい重要だ。ゲーム内での話をすると、冒険商人アル・ヴェザスの働きで、オスマン帝国の国力は増大した。つーことでスレイマン大帝は中近東を武力制覇しようと目論んだんだが、マッサワ(港名)に隠れ住んでいたアクスムの末裔がそれに抵抗しようと目論む」
A「何でまた?」
F「アクスムはキリスト教国だからな。オスマンと相容れないのも無理はない。そこへやってきたのが、プレステ・ジョアンの国を探すリスボンのボンボン(公式蔑称)ジョアン・フェレロだった。アクスムの末裔は、アクスムの正統を証明する聖者の杖があれば近隣のキリスト教徒をまとめて、オスマンに対抗できるのでは……と期待する」
A「で、ジョアンはママさん経由でピエトロに杖の探索を依頼してきたワケか」
F「正統の証がイスラム教徒の手に渡るのを恐れ、かつての忠臣によって隠された秘宝を探すという、あまりにも冒険家らしいイベントになる。まぁ、今回はアルの出番がまったくなく、オスマン帝国の国力と資産は目減りしてるが」
A「お前がけしかけてくれたせいでな! それで、どうする?」
F「まずは中近東に向かう。中近東名義の港は9つあるが、依頼されてから最初に入った港でだけ有効な情報が得られる。アラビア半島の地中海側にある港の、占い屋を訪ねろとな」
A「中近東くんだりまで来たってのに、地中海にトンボ返りかよ」
F「で、云われた港の占い屋さんで話を聞くと、今度は中近東の港の酒場を訪ねることになる」
A「嫌がらせよろしくマッサワの酒場で話を聞いたらベイルートに行くことになり、ベイルートの占い屋はカタールの酒場を訪ねろと云いだしたな。で、カタールの酒場でもらった、聖者の杖の在り処を記した地図がこちら」

F「あれ?」
A「世界中の地図がアタマに入ってるお前が隣にいてくれて助かるよ。どこだ?」
F「ちょっと、マッサワに移動」
A「え? 杖、見つけてないぞ?」
F「紅海だよ、これ。マッサワから、北に少し進んだ辺りだ」
A「もう少し遠くに隠した方がよくないか、忠臣!?」
F「……あぁ、やっぱり。マッサワっつーかメッカの北だわ、この地図」
A「何が悲しゅうてイスラム教の総本山のお足もとに埋めてんだ、カタール酒場の主人の先祖!?」
F「前にプレイしたときはオーストラリアまで行ったんだが、今回は一週間で見つけちゃったなぁ」
A「サイの目が悪すぎたとしかいいようがねーよ! まぁ、あっさり見つかったこと事態は御の字だけどさぁ……」
F「そ、そう思おう。じゃぁ、マッサワに杖を届けるぞ。左下の王宮(だとジョアンシナリオで判明する)にも入れるが、目的地はジョアンのいる酒場だ」
A「へーい……あぁ、あっさり見つけただけあって、あっさり受け渡した」
F「王宮にも入れなくなるなぁ。もう少し、苦労した方がイベントにも名残があるっつーのに……おや、出港所に入ったら、ついさっき別れたジョアンからのメッセンジャーとしてアル・ヴェザスが現れた」
A「エル・ドラドの情報を持ってるなら、その場で教えろよ!」
F「つい1時間前だモンなぁ……。ともあれ、今度はジパングに向かうことになるぞ」
A「半年前まで長逗留してたのにー!?」
F「何もかも、聖者の杖があっさり見つかったのがなぁ……。そーいえば、見つけたら冒険名声が4万に届くから、最終イベントが起こるンだった。失態しったい」
A「お前のせいじゃない、お前のせいじゃない! だが、お前が悪い! お前の記憶力が悪い!」
F「僕のせいにするなよ。というわけで、長崎か堺に入り、もう一方に入り直すと出港所でイベントになる。SFC版のハンドブックではピエトロとの名指しはないが、明らかにコイツの大学で講義を聞いていたのに初対面の扱いになってるエルネストの登場だ」
A「今度は南米に向かうのか」
F「堺からなら東に進めば、20日かからずに太平洋を横断してグァテマラまでたどりつけるよ。で、出港所に入ったら……あっさりイベント」
A「おじーさんが倒れたな」
F「ここから先のイベントは、ジョアンとカタリーナ、そしてオットーのイベントに関わってくるからなぁ。詳細は伏せるが、ピエトロの冒険家としての心意気が見られ、同行者が加わってリスボンに帰ることになる」
A「カタールで杖の地図をもらったのが1月22日なのに、地球をほぼ一周してリスボンについたのが4月6日だぜ、オイ。まぁ、エンディングはそれなりに感動できるが……」
F「ピエトロは、エル・ドラドを先に発見されてしまいました、というのがオチだからなぁ。彼が黄金郷を上回る最高の宝を見つけるには、外伝を待たなきゃならん。ともあれ、これでクリアになるが、どうだった」
A「聖者の杖、それに尽きる! 一週間で見つかるような秘宝が山場なんて盛り下がるわ!」
F「だよなぁ……。こればかりはほんっとーにサイの目というか偶然の産物だから、どうにもならんが。本来なら、もっと時間と苦労を重ねて見つけるはずだからなぁ」
A「いままでの苦労はそれなりだったのに、これじゃ何のために鉄甲船作って戦闘レベル上げまくったのか判ンねーよ。ええぃ、腹立たしい!」
F「まぁ落ちつけ、理屈は判るから。あの状況からじゃアルに会わないのは不可能だが、堺と長崎に寄港せずエルネストに会わなければイベントは進まない。その間に世界地図を完成させ、冒険・交易・海賊名声すべてを5万まで上げることもできたンだが、あまりにも外的要因が悪すぎて、このゲームの面白さが盛り下がったのは事実だからなぁ」
A「楽をしすぎるのも考えものなんだな……」
F「じゃぁ、次は外伝、ミランダ編をやってみるといい。こまごまシステム変更が加わってるから、新鮮に楽しめると思うぞ」
A「若い嫁か……まぁ、口直しにはいーかもなぁ」
尻切れ気味に終わる