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大航海時代3 図書館リスト

 各図書館の蔵書を、ヒントの有無を問わず一覧にした。都市ごとの蔵書数およびヒント数も併せて記載。
 ゲーム中での交易圏ごとに都市を分類したため、図書館の存在しない北西アフリカ・南西アフリカ・東アフリカ・インドシナ・オセアニア・西インド・南米西部・南米東部はリストに含まれていない。

イベリア(図書館数
リスボン(22冊27ヒント)
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アガメムノンアイスキュロススラブ・ギリシャ語アガメムノンのマスクギリシャのアガメムノン王は黄金の仮面を被り、数々の副葬品とともにミケーネの墓所に葬られたという。
メディアエウリピデススラブ・ギリシャ語なし
労働と日々ヘシオドススラブ・ギリシャ語なし
神統記ヘシオドススラブ・ギリシャ語ミノタウロスミノスの王、半牛半人の己が子を、人目に触れぬよう地下迷宮ラビリントスに幽閉す。その叫び声悲哀に満ち、クノッソスの夜に響く。
イリアスホメロススラブ・ギリシャ語トロイアギリシャの軍勢、トロイアとの戦いにおいて故意に撤退し、兵を忍ばせし木馬を戦場に置き去りにす。戦利品として木馬を城内に運び込みしトロイ兵、戦勝に酔いて眠りたり。ギリシャの兵、首尾よく城門を開けたりて、栄華を誇りしトロイアを滅尽に帰す。
ミケーネギリシャ、ペロポネソスに、高き文明を持つアカイア人の王国ありき。その王アガメムノン、城壁で囲まれし壮大なる王都で国政を執れり。つがいの獅子、その城門を守護せり。
歴史ヘロドトスポルトガル語アフリカ南端紀元前数千年もの太古の時代、エジプトの王ネコ2世は、フェニキアの航海者にアフリカ一周という大航海を命じた。フェニキア人はアフリカ南端を越え、毎年立ち寄った先で麦を植えて越冬し、3年をかけてアフリカ大陸を周回した。
パピルス古代エジプトなどにおいて、重要事項の記録に用いられた紙は、パピルスと呼ばれる植物を原料としていた。
地理史ストラボンポルトガル語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
博物誌プリニウスロマンス語竜の亜種一般に竜の亜種と言うが、その中には様々な亜種がある。最も小さいものでも人の2、3倍の身の丈があり、鎧のような鱗(うろこ)は刃物を受け付けない。暗黒大陸アフリカの湖深く潜み、鋭利な歯牙で人や獣を好んで喰らう。
触手草暗黒大陸アフリカには、触手のように曲がりくねった葉をたくさん付けた草が至るところに生えている。その触手で、人や獣を捕らえるのかもしれない。
ガリア戦記カエサルロマンス語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
歴史タキトゥスロマンス語インドの穀物インド以東の熱帯においては、主食は小麦ではなく米である。パンのような形態にはせず、蒸すなどして火を通しそのまま食す。
英雄伝プルタルコスロマンス語デルフォイの神域かつてソクラテスやアレクサンドロス大王は、ギリシャのデルフォイの神域において神託を仰いだ。神託を受けた3人の巫女が、訪れる者にその内容を聞かせたのである。
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
起源論イシドール・ダ・セビリャロマンス語太古の魚太古の時代から生きている竜魚は、この辺りの海では決して見つかることはない。南の果ての海の奥深く、その姿を隠しているという。
泳ぐ魚南の大海に棲む羽のない魚は、海を自在に泳ぐことができる。その速度は、地上を走る馬もはるかに超えるに違いない。
シボラの7つの都の島ポルトガル伝承ポルトガル語シボラの7つの都8世紀初めに北アフリカからイスラム軍が侵入したとき、ポルトガルの大司教は6人の司教とともに民を率いて大西洋に逃れ、たどり着いた大きな島で7つの都を発見した。そのうちの1つには奇妙な巨大神殿が建っており、神官が魔法を使っていたという。
プレステ=ジョアンの伝説ヨーロッパ伝承ポルトガル語プレステ=ジョアンの国強大なるキリスト教王プレステ=ジョアンの王国が東にある。この王とともに異教徒に立ち向かうなら、バルカン、アンダルシアを脅かすトルコやセラサン人を挟撃できるであろう。
アフリカベトラルカロマンス語星の塔アフリカの砂漠に、白く巨大な星の塔があるという。幾重にも分かれた枝の上に星のような装飾があるそうだが、それが古き建造物であるのか、未知の植物であるのか、すべては謎である。
人面獣暗黒大陸アフリカには、人の顔をした猿獣がいる。その顔には、赤や青、色とりどりの化粧が施されている。その習癖とは裏腹に大変な臆病者であり、めったに人前には姿を現さない。
ギネー発見征服記アズララポルトガル語テラコッタ像ギネー人には優れた造形能力がある。イフェの街の近くにすむ部族はテラコッタ(素焼き)の技術に優れており、おもに奇妙な人間の顔をかたどった像を多数制作している。
奴隷西アフリカは乾燥した大地が続き、大きな都市はない。内陸に住む原住民は、古来より奴隷として、イスラムの各国に売られていたようである。
航海の記録カダモストポルトガル語口だけ獣アフリカにおいて、私はとんでもない獣を発見した。なんと、顔すべてが口なのである。しかも、象のように巨大なのだ。もし人を喰うとしたら、この獣の群れに襲われた街は、またたく間に無人の廃墟となるであろう。
イボイノシシアフリカではイノシシまでも異形である。顔はごつごつとしたイボに覆われ、普通のイノシシよりもふた回りほど大きい。
コンゴ王国記ピガフェッタロマンス語アフリカの原住民南アフリカの住民は灼熱の太陽に焼かれたためか肌が黒い。友好的な民族が多く、陽気である。どうやら赤道を越えても、人が黒こげになって死んでしまうことはないようだ。
世界図マルティン・ペハイムゲルマン語マラッカ海峡マラッカ海峡は、アラブ世界と、中国やモルッカ諸島のある東の海とを結ぶ重要な海峡である。インド洋貿易の生命線と言える。
世界誌序説ヴァルトゼーミュラーゲルマン語世界一周航路アフリカ南端、マラッカ海峡、新世界海峡が発見された現在、海路による世界一周の夢も実現可能となった。この偉業が成し遂げられれば、我々の世界が球体であるという、古くからの言い伝えが立証されるであろう。

セビリャ(20冊29ヒント)
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ガリア戦記カエサルスペイン語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
起源論イシドール・ダ・セビリャロマンス語太古の魚太古の時代から生きている竜魚は、この辺りの海では決して見つかることはない。南の果ての海の奥深く、その姿を隠しているという。
泳ぐ魚南の大海に棲む羽のない魚は、海を自在に泳ぐことができる。その速度は、地上を走る馬もはるかに超えるに違いない。
わがシッドの歌カスティリャ武勲詩スペイン語象牙セラサンの貴族の邸宅では、アフリカ大陸より運ばれた象牙などの高価な装飾品が、惜しげもなく部屋に飾られている。
アル=ハンブラ宮殿セラサン人は、イベリア半島の南アンダルシアを完全に制圧した。グラナダに壮大なアル=ハンブラ宮殿を造営し、その支配が永続的に続くものと思わせたのである。
神学大全トマス・アキナススペイン語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
七部法典アルフォンソ10世スペイン語なし
エッダヴァイキング民族叙事詩ゲルマン語トロール人寂しき洞穴に住みたるトロール、金銀宝石など光る物を集め、その住処に溜め込む習癖あり。
氷の民レイフ=エイクリソン、初めて見しかの地を「ヘル・ランド(平石の土地)」と名づけたり。氷の家に住みてトナカイを飼う民族に出会いにけり。
聖ブレンタヌスの航海アイルランド伝承ゲルマン語聖者の約束の街6世紀、アイルランドの修道士聖ブレンダヌスと17人の修道士は、「聖者の約束の街」を見つけるために小舟で大西洋を西に向かって漕ぎ出した。7年間の航海の後、ドームと列柱とピラミッドの建つ都市を見つけたという。
シボラの7つの都の島ポルトガル伝承ポルトガル語シボラの7つの都8世紀初めに北アフリカからイスラム軍が侵入したとき、ポルトガルの大司教は6人の司教とともに民を率いて大西洋に逃れ、たどり着いた大きな島で7つの都を発見した。そのうちの1つには奇妙な巨大神殿が建っており、神官が魔法を使っていたという。
バラ物語ジャン・ド・マンロマンス語ポアチェの大聖堂12世紀頃、フランス、トゥール南方のポアチェに、ロマネスクの大聖堂が建設される。聖母マリアに捧げられ、ノートルダム=ラ=グランドの名が付けられた。
アマゾネス作者不詳スペイン語アマゾネスアマゾネスは女人のみの戦闘部族である。子孫を増やすためにほかの民族の男を拉致し、子供を作った後に殺す。生まれた子供も、男はすべて殺し、女のみを育てるのである。
アーサー王伝説ウェイスロマンス語巨石の祭壇イングランドの王アーサーの協力者、魔術師マーリンは、一瞬のうちにソールズベリの地に巨大な魔方陣を造り出した。とてつもなく大きな岩でできたその祭壇には、不思議な力が宿っており、その岩のかけらを浸した水を飲むとあらゆる病気に効くという。
アーサー王の聖杯円卓の騎士たちは各々、聖杯探しの旅に出る。長い旅路の末、ついに、隠者ナーシアンスより、神聖なる最強の騎士ガラハドの手に、聖杯が受け渡された。聖杯は、手にするにふさわしい者が現れるまで、再び姿を消すという。
世界図トスカネリスペイン語西回り航路地球は丸いのであるから、大西洋を西に航海することでインディアス(インド)の地に到達できるはずである。ポセイドニオスが地球外周を測量した結果によれば、この航路の方がアフリカを迂回するよりも早く、インディアスに辿りつく。
世界図ヨハン・シェーナーゲルマン語新世界海峡西回りに発見された大陸が新世界だとすると、本当のインディアス(インド)の世界は、そのさらに西側にあることになる。インド洋は閉じた内海ではなかったのだから、新世界からインディアスに抜ける海峡がどこかにあると考えるのが自然であろう。
ヌエバ・エスパニャのインディアス史ディエゴ・ドゥランスペイン語煙の草西インディアスの原住民には、奇妙な習慣がある。タバコと呼ばれる葉を筒に詰め、それを燃やした煙を輪になった人々が次々に回しながら、非常にうまそうに吸うのである。これには、何らかの社交的意味合いがあると思われる。
直立鼠二本足で歩く鼠を北の大陸で見たという話を聞いたが、酔っぱらった農夫の話なので、それがどこまで真実であるのかは定かではない。
ヌエバ・エスパニャ諸事物概史サアグンスペイン語ヌエバエスパニャの穀物ヌエバエスパニャにおける主要な作物の1つに、トウモロコシが挙げられる。チナンパスと呼ばれる湿地を開拓した農地で育てられ、高床式の特別な倉庫に蓄えられる。
世界一の巨木北の新世界の西岸で見られるスギが、世界で一番大きな樹木であろう。あまりの高さに正確には測定できないが、通常の大木の10倍は悠に超えている。
新世界自然文化史ホセ・デ・アコスタスペイン語ジャガイモ新世界にて新しく発見されたジャガイモは寒さにも強く、冷害時の非常食として非常に有効であろうと思われる。
新世界の家畜新世界においても、家畜は飼育されているようだ。ただ、なにぶん小型であり、馬のように戦闘用に用いられることはなく、もっぱら荷貨の運搬に利用されているようである。
イグアスの滝南の大地、緑の大海の向こう側、上から下に流れる川あり。「イグアスの滝」と呼ばれ、豊かなる水を人々に授く。
白い樹液の木アマゾンの樹木から採取される樹液は、空気にふれると粘質を帯びる。住民は、この樹液を噛んで空腹を忘れる。
世界誌序説ヴァルトゼーミュラースペイン語世界一周航路アフリカ南端、マラッカ海峡、新世界海峡が発見された現在、海路による世界一周の夢も実現可能となった。この偉業が成し遂げられれば、我々の世界が球体であるという、古くからの言い伝えが立証されるであろう。

トレド(15冊16ヒント)
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ペルシャ人アイスキュロススラブ・ギリシャ語ペルセポリスペルセポリスは、ダレイオス1世がペルシャ美術の精華を結集して建設した都市である。しかし、アレクサンドロス大王により帝国は滅亡し、王都は廃墟となった。
ガリア戦記カエサルスペイン語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
詩集ホラチウスロマンス語なし
歴史ボリビオスロマンス語シナモンインドで採れるシナモンは、シヴァの女王の時代より高価な贅沢品であった。香料貿易は南アラビアの商人が仕切っていた。
語録エピクテトスロマンス語なし
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
起源論イシドール・ダ・セビリャロマンス語太古の魚太古の時代から生きている竜魚は、この辺りの海では決して見つかることはない。南の果ての海の奥深く、その姿を隠しているという。
泳ぐ魚南の大海に棲む羽のない魚は、海を自在に泳ぐことができる。その速度は、地上を走る馬もはるかに超えるに違いない。
西ゴート史イシドール・ダ・セビリャロマンス語セラサンの活力飲料セラサン人は、戦いの前に、奇妙なる豆から抽出した黒い液体を飲む。すると兵はすこぶる精強となり、恐れを知らぬ勇猛な戦士となるのだ。
黙示録注釈ベアトゥスロマンス語ネス湖の怪獣スコットランドのネス湖において目撃されたという怪獣は、世界の終末に現れるという、4つの奇異なる生き物の1つであるかも知れない。
わがシッドの歌カスティリャ武勲詩スペイン語象牙セラサンの貴族の邸宅では、アフリカ大陸より運ばれた象牙などの高価な装飾品が、惜しげもなく部屋に飾られている。
アル=ハンブラ宮殿セラサン人は、イベリア半島の南アンダルシアを完全に制圧した。グラナダに壮大なアル=ハンブラ宮殿を造営し、その支配が永続的に続くものと思わせたのである。
七部法典アルフォンソ10世スペイン語なし
サンタ・マリア賛歌集アルフォンソ10世スペイン語なし
キナーン人の旅行記ジュバイルスペイン語カッパドキア目前に広がる奇怪なる真白き尖塔岩群カッパドキアの光景には、誰もが思わず息を飲む。古来からのキリスト教徒が、イスラム教徒の手を逃れひっそりと暮らしている。
白き鱗の階段アナトリア(小アジア)にある真っ白な石灰石の階段は、それぞれ湧き水を湛(たた)え、幻想的に光り輝いている。その光景は、自然の作り出したものとは思いがたい。夕焼けを映し出したときの美しさ、それはとても言葉の及ぶところではない。
コンゴ王国記ピガフェッタロマンス語アフリカの原住民南アフリカの住民は灼熱の太陽に焼かれたためか肌が黒い。友好的な民族が多く、陽気である。どうやら赤道を越えても、人が黒こげになって死んでしまうことはないようだ。
ユカタン事物記ディエゴ・デ・エランダスペイン語新世界の強壮の実カカオ豆は大変高価な交易品であり、貨幣の代わりにも用いられる。カカオから作られる飲み物には、強壮の作用があるようだ。
新香料ユカタン半島には、ピメントと呼ばれる赤い香料がある。これは、非常に辛みがあり、様々な調理に利用できる。
黄金郷エル=ドラド黄金郷エル=ドラドの王が即位するとき、黄金神の仮面を付け、金粉をまとい、黄金の供物とともにグァタビダの淵に身をあずける。

バルセロナ(12冊13ヒント)
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アンチゴネーソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
博物誌プリニウスロマンス語竜の亜種一般に竜の亜種と言うが、その中には様々な亜種がある。最も小さいものでも人の2、3倍の身の丈があり、鎧のような鱗(うろこ)は刃物を受け付けない。暗黒大陸アフリカの湖深く潜み、鋭利な歯牙で人や獣を好んで喰らう。
触手草暗黒大陸アフリカには、触手のように曲がりくねった葉をたくさん付けた草が至るところに生えている。その触手で、人や獣を捕らえるのかもしれない。
歴史タキトゥスロマンス語インドの穀物インド以東の熱帯においては、主食は小麦ではなく米である。パンのような形態にはせず、蒸すなどして火を通しそのまま食す。
聖ベネディクトゥス伝グレゴリウススラブ・ギリシャ語聖墳墓教会イェルサレムの聖墳墓教会。キリストの聖墓がある教会である。イスラム教徒(ムーア人)の襲撃によって、占拠される。十字軍が一時は奪回に成功するが、再びムーア人の手に落ちてしまう。
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
起源論イシドール・ダ・セビリャロマンス語太古の魚太古の時代から生きている竜魚は、この辺りの海では決して見つかることはない。南の果ての海の奥深く、その姿を隠しているという。
泳ぐ魚南の大海に棲む羽のない魚は、海を自在に泳ぐことができる。その速度は、地上を走る馬もはるかに超えるに違いない。
西ゴート史イシドール・ダ・セビリャロマンス語セラサンの活力飲料セラサン人は、戦いの前に、奇妙なる豆から抽出した黒い液体を飲む。すると兵はすこぶる精強となり、恐れを知らぬ勇猛な戦士となるのだ。
黙示録注釈ベアトゥスロマンス語ネス湖の怪獣スコットランドのネス湖において目撃されたという怪獣は、世界の終末に現れるという、4つの奇異なる生き物の1つであるかも知れない。
神学大全トマス・アキナススペイン語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
七部法典アルフォンソ10世スペイン語なし
サンタ・マリア賛歌集アルフォンソ10世スペイン語なし
キナーン人の旅行記ジュバイルスペイン語カッパドキア目前に広がる奇怪なる真白き尖塔岩群カッパドキアの光景には、誰もが思わず息を飲む。古来からのキリスト教徒が、イスラム教徒の手を逃れひっそりと暮らしている。
白き鱗の階段アナトリア(小アジア)にある真っ白な石灰石の階段は、それぞれ湧き水を湛(たた)え、幻想的に光り輝いている。その光景は、自然の作り出したものとは思いがたい。夕焼けを映し出したときの美しさ、それはとても言葉の及ぶところではない。

グラナダ(9冊9ヒント)
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形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
葡萄酒礼賛ジャーヒズアラビア語なし
動物の書ジャーヒズアラビア語ヤマアラシ針鼠が大型になり、針が更に長くなったのがヤマアラシである。針鼠が丸くなって身を守るのに対し、ヤマアラシはもっと攻撃的で、針を振って出る音で威嚇したり、敵を突き刺したりする。
グンカンドリ喉の真っ赤な袋を蛙のように膨らませて鳴くのは、南洋に棲むグンカンドリ。この特徴は雄だけに見られることから、繁殖の求愛行為と思われる。
外科全書ラージーアラビア語鳥取り蜘蛛この鳥取り蜘蛛に噛まれた場合、適切な処置を施すべし。さもないと、その毒によって、24時間以内に確実な死が訪れるであろう。
矛盾の矛盾イブン・ルシュドアラビア語なし
医学大全イブン・ルシュドアラビア語犀の角東アフリカに産する犀(サイ)の角は、装飾品としてよりはむしろ、中国において漢方薬として非常に重宝され、高値で取引されている。
千夜一夜物語アラブ伝承アラビア語ロックアフリカに住むロックは、とてつもなく巨大な怪鳥である。主に象や羊を捕らえて食す。シンドバットはその脚に捕まり、怪鳥の巣に運ばれた。
三大陸周遊記イブン・バットゥータアラビア語緬の仏塔緬(ミャンマー)は仏塔の国と呼ばれるほど、たくさんのパゴタ(仏塔)が建っている。中でも豪奢(ごうしゃ)なのがブッダの遺髪が納められた黄金の仏塔。その髪の毛が光輝いたときには、奇跡が起こるという。
泥のモスク塩と黄金の街ジェンネに足を踏み入れてまず驚いたのが、粘土を乾燥させて建てられたモスクである。アラーの尊い教えは、遠くこの地にまで伝わっていたのだ。
走る鳥アフリカでこの鳥に出会ったときの驚きといったら、表す言葉もない。その身の丈は人の3倍もあり、岩のように重い。そして、にょきにょきと生えた丸太のように屈強な脚で、恐ろしい速さで草原を走っているのである。大地は揺らぎ、まるで生きた心地がしなかった。
世界図アル・イドリースィーアラビア語香料諸島モルッカ諸島はカタイ(中国)の南東・チンの海に散在する。コショウ、チョウジの最大の産地であり、香料諸島とも呼ばれている。


フランス(図書館数
パリ(15冊9ヒント)
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戦史ツキディデススラブ・ギリシャ語ウルの黄金の髪飾りかつてシュメールで他の都市国家と覇を競ったウルの王妃は、とりわけ豪奢(ごうしゃ)な黄金の髪飾りを付けていた。
ガリア戦記カエサルスペイン語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
カール大帝伝アインハルトロマンス語なし
厄災の歴史アベラールロマンス語なし
然りと否アベラールロマンス語なし
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
対異教大全トマス・アキナスロマンス語聖遺物箱キリストの遺髪、聖衣、聖顔布、十字架片、釘片などの聖遺物は、奇跡の力を秘めている。由緒正しき各教会では遺物箱に保管されているが、異教徒や異端者の手に委ねられているものもある。これらを一刻も早く、奪回せねばならない。
エレックとエニードトロアロマンス語なし
カルミナ・ブラーナソルボンヌ大学詩集ロマンス語なし
バラ物語ジャン・ド・マンロマンス語ポアチェの大聖堂12世紀頃、フランス、トゥール南方のポアチェに、ロマネスクの大聖堂が建設される。聖母マリアに捧げられ、ノートルダム=ラ=グランドの名が付けられた。
ローランの歌フランス騎士道文学ロマンス語なし
アーサー王伝説ウェイスロマンス語巨石の祭壇イングランドの王アーサーの協力者、魔術師マーリンは、一瞬のうちにソールズベリの地に巨大な魔方陣を造り出した。とてつもなく大きな岩でできたその祭壇には、不思議な力が宿っており、その岩のかけらを浸した水を飲むとあらゆる病気に効くという。
アーサー王の聖杯円卓の騎士たちは各々、聖杯探しの旅に出る。長い旅路の末、ついに、隠者ナーシアンスより、神聖なる最強の騎士ガラハドの手に、聖杯が受け渡された。聖杯は、手にするにふさわしい者が現れるまで、再び姿を消すという。
アルス・ノヴァ・ムジカヴィトリロマンス語なし


ネーデルランド(図書館数
アムステルダム(10冊6ヒント)
書名著者記述
言語
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本文
形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
ペルシャ人アイスキュロススラブ・ギリシャ語ペルセポリスペルセポリスは、ダレイオス1世がペルシャ美術の精華を結集して建設した都市である。しかし、アレクサンドロス大王により帝国は滅亡し、王都は廃墟となった。
地理史ストラボンスラブ・ギリシャ語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
入門書ユフススラブ・ギリシャ語イシュタル門かつて世界七不思議の1つ、空中庭園があったバビロン帝国の首府バビロニア。王都の正門には荘厳美麗なイシュタルの門が、来訪者を威圧する。
地理学プトレマイオスロマンス語地球のへそギリシャ、デルフォイのオムファロスと対をなす世界のへそが、南方大陸の中央にある。それは、南方大陸人が崇める巨大な七色の岩であるという。
ゲルマニアタキトゥスロマンス語なし
アエイネスベルギリウスロマンス語なし
カール大帝伝アインハルトロマンス語なし
旅行記マンデヴィルゲルマン語脚の生えた木東の海の沿岸には、脚の生えた木が海にまでつかって濫生している。脚は、根が伸びたものなのだろうか。塩水で枯れないのと何か関係があるのだ。
世界図トスカネリロマンス語西回り航路地球は丸いのであるから、大西洋を西に航海することでインディアス(インド)の地に到達できるはずである。ポセイドニオスが地球外周を測量した結果によれば、この航路の方がアフリカを迂回するよりも早く、インディアスに辿りつく。


イタリア(図書館数
ヴェネツィア(23冊21ヒント)
書名著者記述
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収録
ヒント
本文
薬物誌ディオスコリデススラブ・ギリシャ語パンの生る木パンのなる木は、インドよりも東の海に見られる珍しい植物である。その実は生でも食べられるが、煮てもうまい。
アガメムノンアイスキュロススラブ・ギリシャ語アガメムノンのマスクギリシャのアガメムノン王は黄金の仮面を被り、数々の副葬品とともにミケーネの墓所に葬られたという。
アンチゴネーソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
メディアエウリピデススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
地理史ストラボンスラブ・ギリシャ語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
世界の七つの景観フィロンスラブ・ギリシャ語エジプトのピラミッドエジプトにある大ピラミッド。世界に例を見ない巨大建築は、古くから世界七不思議の1つとされている。古代エジプト歴代のファラオ(王)の墓であり、あまたの副葬品がそのミイラとともに埋葬されている。
博物誌プリニウスロマンス語竜の亜種一般に竜の亜種と言うが、その中には様々な亜種がある。最も小さいものでも人の2、3倍の身の丈があり、鎧のような鱗(うろこ)は刃物を受け付けない。暗黒大陸アフリカの湖深く潜み、鋭利な歯牙で人や獣を好んで喰らう。
触手草暗黒大陸アフリカには、触手のように曲がりくねった葉をたくさん付けた草が至るところに生えている。その触手で、人や獣を捕らえるのかもしれない。
ローマ史リヴィウスロマンス語なし
歴史タキトゥスロマンス語インドの穀物インド以東の熱帯においては、主食は小麦ではなく米である。パンのような形態にはせず、蒸すなどして火を通しそのまま食す。
アエイネスベルギリウスロマンス語なし
詩集ホラチウスロマンス語なし
友情論キケロロマンス語なし
ローマ法大全ユスティニアヌス帝ロマンス語なし
ギリシャ案内記パウサニアススラブ・ギリシャ語パルテノン神殿ギリシャ、アテネのアクロポリスの丘にそびえるパルテノンの神殿は、守護神アテナに捧げられたものである。その美しさはギリシャ建築の代表たるにふさわしい。
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
算盤の書リーベル・アバキロマンス語珊瑚珊瑚は、希少だが、効率良く利益を得られる交易品である。アジア・アフリカの暖かい海の浅瀬に生える水中木で、宝石として取引される。
神曲ダンテロマンス語なし
神々の系譜ボッカチオロマンス語北欧の木造教会北欧は異教神の信仰が強い土地柄であったが、神の教えは確実に浸透している。ノルウェー各地に、木で造られた独特の教会が建てられている。
世界の姿ピエル・ダイロマンス語首長族東方には、首が途方もなく長い民族がいる。その長さは両の腕ほどもあるので、実に遠くを見渡すことができ、矢を射るときに大変有利である。
南海の怪獣南方大陸が面している海には、出来損ないの竜の姿をした気味の悪い獣が棲む島がある。普段は鳥や魚を捕らえて食しているが、絶海の孤島のため餌不足で共喰いをすることもある。
食人鬼東方には、人を喰う鬼がいる。手に持った肉斬りナイフで獲物を襲い、牙の生えた大きな口で、哀れな犠牲者を味わうのだ。
東方見聞録マルコ・ポーロロマンス語ジパングジパングとは、中国よりさらに東に浮かぶ島国であり、黄金を大量に産するという。大汗(フビライ=ハン)はこの豊かな島を征服すべく2度の遠征を試みた。しかし成果は上がらず、いまだにモンゴル帝国の支配下には入っていない。
中国の七宝中国においても七宝焼きの歴史は古い。元代になり、西方の技術が伝わるようになると一層盛んになり、多数の名品が創られるようになる。
黄金の寺ジパングは国中に黄金が満ちあふれている。食器や酒杯はもちろんのこと、寺院や仏像までもが金で作られているのである。
コショウ欧州にて珍重される胡椒(コショウ)などの香料は、インドや東方の熱帯諸島で生産され、イスラム商人の手により、海路を通じてアレキサンドリアに集まる。

ジェノヴァ(19冊19ヒント)
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ペルシャ人アイスキュロススラブ・ギリシャ語ペルセポリスペルセポリスは、ダレイオス1世がペルシャ美術の精華を結集して建設した都市である。しかし、アレクサンドロス大王により帝国は滅亡し、王都は廃墟となった。
オイディプス王ソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
オデュッセイアホメロススラブ・ギリシャ語クノッソス強大な海軍と高度なる文化を誇りしクレタ島ミノアの王国、サントリーニ島大噴火によりその終末を迎えたり。がれきと灰と津波に覆われし王都クノッソスは次第にさびれ果て、ついにアカイアの民に屈す。
金銀のリュトンペルシャの帝王、近隣の小王より貢ぎ物を受く。金銀のリュトン(酒杯)にて、彼らと酒を酌み交わすなり。
世界の七つの景観フィロンスラブ・ギリシャ語エジプトのピラミッドエジプトにある大ピラミッド。世界に例を見ない巨大建築は、古くから世界七不思議の1つとされている。古代エジプト歴代のファラオ(王)の墓であり、あまたの副葬品がそのミイラとともに埋葬されている。
地理学プトレマイオスロマンス語地球のへそギリシャ、デルフォイのオムファロスと対をなす世界のへそが、南方大陸の中央にある。それは、南方大陸人が崇める巨大な七色の岩であるという。
ローマ史リヴィウスロマンス語なし
アエイネスベルギリウスロマンス語なし
ローマ法大全ユスティニアヌス帝ロマンス語なし
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
算盤の書リーベル・アバキロマンス語珊瑚珊瑚は、希少だが、効率良く利益を得られる交易品である。アジア・アフリカの暖かい海の浅瀬に生える水中木で、宝石として取引される。
アレクシアスアンナ・コムネナロマンス語聖ソフィア大聖堂"「ソロモンよ! 我、汝を超えたり!」ビザンチン皇帝ユスティニアヌスは、完成した聖ソフィア大聖堂を目の当たりにして感極まり、このように叫んだという。"
神曲ダンテロマンス語なし
世界の姿ピエル・ダイロマンス語首長族東方には、首が途方もなく長い民族がいる。その長さは両の腕ほどもあるので、実に遠くを見渡すことができ、矢を射るときに大変有利である。
南海の怪獣南方大陸が面している海には、出来損ないの竜の姿をした気味の悪い獣が棲む島がある。普段は鳥や魚を捕らえて食しているが、絶海の孤島のため餌不足で共喰いをすることもある。
食人鬼東方には、人を喰う鬼がいる。手に持った肉斬りナイフで獲物を襲い、牙の生えた大きな口で、哀れな犠牲者を味わうのだ。
東方見聞録マルコ・ポーロロマンス語ジパングジパングとは、中国よりさらに東に浮かぶ島国であり、黄金を大量に産するという。大汗(フビライ=ハン)はこの豊かな島を征服すべく2度の遠征を試みた。しかし成果は上がらず、いまだにモンゴル帝国の支配下には入っていない。
中国の七宝中国においても七宝焼きの歴史は古い。元代になり、西方の技術が伝わるようになると一層盛んになり、多数の名品が創られるようになる。
黄金の寺ジパングは国中に黄金が満ちあふれている。食器や酒杯はもちろんのこと、寺院や仏像までもが金で作られているのである。
コショウ欧州にて珍重される胡椒(コショウ)などの香料は、インドや東方の熱帯諸島で生産され、イスラム商人の手により、海路を通じてアレキサンドリアに集まる。
世界図トスカネリロマンス語西回り航路地球は丸いのであるから、大西洋を西に航海することでインディアス(インド)の地に到達できるはずである。ポセイドニオスが地球外周を測量した結果によれば、この航路の方がアフリカを迂回するよりも早く、インディアスに辿りつく。

ナポリ(17冊19ヒント)
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形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
メディアエウリピデススラブ・ギリシャ語なし
イリアスホメロススラブ・ギリシャ語トロイアギリシャの軍勢、トロイアとの戦いにおいて故意に撤退し、兵を忍ばせし木馬を戦場に置き去りにす。戦利品として木馬を城内に運び込みしトロイ兵、戦勝に酔いて眠りたり。ギリシャの兵、首尾よく城門を開けたりて、栄華を誇りしトロイアを滅尽に帰す。
ミケーネギリシャ、ペロポネソスに、高き文明を持つアカイア人の王国ありき。その王アガメムノン、城壁で囲まれし壮大なる王都で国政を執れり。つがいの獅子、その城門を守護せり。
歴史ヘロドトススラブ・ギリシャ語アフリカ南端紀元前数千年もの太古の時代、エジプトの王ネコ2世は、フェニキアの航海者にアフリカ一周という大航海を命じた。フェニキア人はアフリカ南端を越え、毎年立ち寄った先で麦を植えて越冬し、3年をかけてアフリカ大陸を周回した。
パピルス古代エジプトなどにおいて、重要事項の記録に用いられた紙は、パピルスと呼ばれる植物を原料としていた。
地理史ストラボンスラブ・ギリシャ語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
書簡集小プリニウスロマンス語なし
ローマ法大全ユスティニアヌス帝ロマンス語なし
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
対異教大全トマス・アキナスロマンス語聖遺物箱キリストの遺髪、聖衣、聖顔布、十字架片、釘片などの聖遺物は、奇跡の力を秘めている。由緒正しき各教会では遺物箱に保管されているが、異教徒や異端者の手に委ねられているものもある。これらを一刻も早く、奪回せねばならない。
宮廷人カスティリオーネロマンス語竜涎香竜涎香は、暖流に住むクジラから採れる香料の一種だが、非常に希少である。なぜなら、南の海での捕鯨は大きな危険を伴うからである。貴族たちは、こぞってこの香りを買い求める。
デカメロンボッカチオロマンス語なし
アフリカベトラルカロマンス語星の塔アフリカの砂漠に、白く巨大な星の塔があるという。幾重にも分かれた枝の上に星のような装飾があるそうだが、それが古き建造物であるのか、未知の植物であるのか、すべては謎である。
人面獣暗黒大陸アフリカには、人の顔をした猿獣がいる。その顔には、赤や青、色とりどりの化粧が施されている。その習癖とは裏腹に大変な臆病者であり、めったに人前には姿を現さない。
蒙古帝国旅行記ルブルクロマンス語中国アジア大陸の東の端、我々はとうとうカタイ(中国)の地へとやって来た。蒙古帝国の政治的、経済的中心地で、並ならぬ活気に満ちあふれている。しかし征服地であるため、現地の民の地位は低いようだ。
チョウジ丁子(チョウジ)は、蒙古帝国内では生産することができない。遠くチンの海の香料諸島より運ばれて、インド洋交易の中心的品目となっている。
世界の姿ピエル・ダイロマンス語首長族東方には、首が途方もなく長い民族がいる。その長さは両の腕ほどもあるので、実に遠くを見渡すことができ、矢を射るときに大変有利である。
南海の怪獣南方大陸が面している海には、出来損ないの竜の姿をした気味の悪い獣が棲む島がある。普段は鳥や魚を捕らえて食しているが、絶海の孤島のため餌不足で共喰いをすることもある。
食人鬼東方には、人を喰う鬼がいる。手に持った肉斬りナイフで獲物を襲い、牙の生えた大きな口で、哀れな犠牲者を味わうのだ。
ジージュ・アッサービーバッターニーアラビア語ナバテアの岩窟都市エドム人に代わり、岩窟都市ペトラに住んだナバテア人は、交易で非常に栄えていた。神殿「ハズネ」には、エジプトのファラオの宝が隠されているという伝説もある。

フィレンツェ(17冊12ヒント)
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ストイケイアユークリッドスラブ・ギリシャ語なし
オイディプス王ソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
科学集成プトレマイオススラブ・ギリシャ語南方大陸現在知られている世界の大陸面積は、北半球に集中しすぎている。地球のバランスを考えた場合、赤道以南、ヨーロッパの裏側には、必ず巨大な大陸が存在すると考えられる。
ローマ史リヴィウスロマンス語なし
ローマ法大全ユスティニアヌス帝ロマンス語なし
ギリシャ案内記パウサニアススラブ・ギリシャ語パルテノン神殿ギリシャ、アテネのアクロポリスの丘にそびえるパルテノンの神殿は、守護神アテナに捧げられたものである。その美しさはギリシャ建築の代表たるにふさわしい。
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
算盤の書リーベル・アバキロマンス語珊瑚珊瑚は、希少だが、効率良く利益を得られる交易品である。アジア・アフリカの暖かい海の浅瀬に生える水中木で、宝石として取引される。
神曲ダンテロマンス語なし
デカメロンボッカチオロマンス語なし
神々の系譜ボッカチオロマンス語北欧の木造教会北欧は異教神の信仰が強い土地柄であったが、神の教えは確実に浸透している。ノルウェー各地に、木で造られた独特の教会が建てられている。
世界史ピウス2世ロマンス語子守獣東方には珍しい生物が存在する。子煩悩のあまり、腹に大きな揺り籠のような袋を腹に付け、いつも子供を連れて歩くのだ。
食虫植物インディアスの地には、虫を喰らう怪草が生えている。2枚の葉で虫を捕まえるもの、壺の形の罠に虫を誘うものなど、その手段は様々である。大きなものは、鳥や獣をも捕らえるという。
飛び魚翼の生えた魚は、東方ではそれほど珍しい存在ではない。大群が海上を飛行する光景は、何度も目撃されているようである。現地の住民は捕らえて食べることもあるが、欧州人が食すとひどい食当たりを起こし、全身がしびれて悶絶してしまう。
世界図トスカネリロマンス語西回り航路地球は丸いのであるから、大西洋を西に航海することでインディアス(インド)の地に到達できるはずである。ポセイドニオスが地球外周を測量した結果によれば、この航路の方がアフリカを迂回するよりも早く、インディアスに辿りつく。

ミラノ(17冊14ヒント)
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形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
戦史ツキディデススラブ・ギリシャ語ウルの黄金の髪飾りかつてシュメールで他の都市国家と覇を競ったウルの王妃は、とりわけ豪奢(ごうしゃ)な黄金の髪飾りを付けていた。
アンチゴネーソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
神統記ヘシオドススラブ・ギリシャ語ミノタウロスミノスの王、半牛半人の己が子を、人目に触れぬよう地下迷宮ラビリントスに幽閉す。その叫び声悲哀に満ち、クノッソスの夜に響く。
イリアスホメロススラブ・ギリシャ語トロイアギリシャの軍勢、トロイアとの戦いにおいて故意に撤退し、兵を忍ばせし木馬を戦場に置き去りにす。戦利品として木馬を城内に運び込みしトロイ兵、戦勝に酔いて眠りたり。ギリシャの兵、首尾よく城門を開けたりて、栄華を誇りしトロイアを滅尽に帰す。
ミケーネギリシャ、ペロポネソスに、高き文明を持つアカイア人の王国ありき。その王アガメムノン、城壁で囲まれし壮大なる王都で国政を執れり。つがいの獅子、その城門を守護せり。
オデュッセイアホメロススラブ・ギリシャ語クノッソス強大な海軍と高度なる文化を誇りしクレタ島ミノアの王国、サントリーニ島大噴火によりその終末を迎えたり。がれきと灰と津波に覆われし王都クノッソスは次第にさびれ果て、ついにアカイアの民に屈す。
金銀のリュトンペルシャの帝王、近隣の小王より貢ぎ物を受く。金銀のリュトン(酒杯)にて、彼らと酒を酌み交わすなり。
地理史ストラボンスラブ・ギリシャ語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
ローマ史リヴィウスロマンス語なし
英雄伝プルタルコスロマンス語デルフォイの神域かつてソクラテスやアレクサンドロス大王は、ギリシャのデルフォイの神域において神託を仰いだ。神託を受けた3人の巫女が、訪れる者にその内容を聞かせたのである。
ローマ法大全ユスティニアヌス帝ロマンス語なし
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
エレックとエニードトロアロマンス語なし
アフリカベトラルカロマンス語星の塔アフリカの砂漠に、白く巨大な星の塔があるという。幾重にも分かれた枝の上に星のような装飾があるそうだが、それが古き建造物であるのか、未知の植物であるのか、すべては謎である。
人面獣暗黒大陸アフリカには、人の顔をした猿獣がいる。その顔には、赤や青、色とりどりの化粧が施されている。その習癖とは裏腹に大変な臆病者であり、めったに人前には姿を現さない。
モンゴル人の歴史プラノ・カルピニロマンス語ネストリウス派エフェソスの公会議において異端とされた、キリスト教ネストリウス派は、ヨーロッパを逃れ、ペルシャを経て、遠くモンゴル、中国にまで伝道した。
コンゴ王国記ピガフェッタロマンス語アフリカの原住民南アフリカの住民は灼熱の太陽に焼かれたためか肌が黒い。友好的な民族が多く、陽気である。どうやら赤道を越えても、人が黒こげになって死んでしまうことはないようだ。

ローマ(29冊25ヒント)
書名著者記述
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ヒント
本文
オイディプス王ソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
地理学プトレマイオスロマンス語地球のへそギリシャ、デルフォイのオムファロスと対をなす世界のへそが、南方大陸の中央にある。それは、南方大陸人が崇める巨大な七色の岩であるという。
博物誌プリニウスロマンス語竜の亜種一般に竜の亜種と言うが、その中には様々な亜種がある。最も小さいものでも人の2、3倍の身の丈があり、鎧のような鱗(うろこ)は刃物を受け付けない。暗黒大陸アフリカの湖深く潜み、鋭利な歯牙で人や獣を好んで喰らう。
触手草暗黒大陸アフリカには、触手のように曲がりくねった葉をたくさん付けた草が至るところに生えている。その触手で、人や獣を捕らえるのかもしれない。
書簡集小プリニウスロマンス語なし
ローマ史リヴィウスロマンス語なし
ガリア戦記カエサルロマンス語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
ゲルマニアタキトゥスロマンス語なし
歴史タキトゥスロマンス語インドの穀物インド以東の熱帯においては、主食は小麦ではなく米である。パンのような形態にはせず、蒸すなどして火を通しそのまま食す。
英雄伝プルタルコスロマンス語デルフォイの神域かつてソクラテスやアレクサンドロス大王は、ギリシャのデルフォイの神域において神託を仰いだ。神託を受けた3人の巫女が、訪れる者にその内容を聞かせたのである。
アエイネスベルギリウスロマンス語なし
詩集ホラチウスロマンス語なし
友情論キケロロマンス語なし
歴史ボリビオスロマンス語シナモンインドで採れるシナモンは、シヴァの女王の時代より高価な贅沢品であった。香料貿易は南アラビアの商人が仕切っていた。
幸福論セネカロマンス語なし
語録エピクテトスロマンス語なし
自省録アウレリウスロマンス語なし
ローマ法大全ユスティニアヌス帝ロマンス語なし
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
ギリシャ人への勧告クレメンススラブ・ギリシャ語なし
聖ベネディクトゥス伝グレゴリウススラブ・ギリシャ語聖墳墓教会イェルサレムの聖墳墓教会。キリストの聖墓がある教会である。イスラム教徒(ムーア人)の襲撃によって、占拠される。十字軍が一時は奪回に成功するが、再びムーア人の手に落ちてしまう。
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
神学大全トマス・アキナスロマンス語モンサンミシェルフランスの聖オーベールはある夜、夢の中で天使長ミカエルに出会い、ノルマンディーとブルターニュの間の海岸に礼拝堂を建てよというお告げを受けた。こうして聖なる地、モンサンミシェルは誕生した。
対異教大全トマス・アキナスロマンス語聖遺物箱キリストの遺髪、聖衣、聖顔布、十字架片、釘片などの聖遺物は、奇跡の力を秘めている。由緒正しき各教会では遺物箱に保管されているが、異教徒や異端者の手に委ねられているものもある。これらを一刻も早く、奪回せねばならない。
宮廷人カスティリオーネロマンス語竜涎香竜涎香は、暖流に住むクジラから採れる香料の一種だが、非常に希少である。なぜなら、南の海での捕鯨は大きな危険を伴うからである。貴族たちは、こぞってこの香りを買い求める。
世界史ピウス2世ロマンス語子守獣東方には珍しい生物が存在する。子煩悩のあまり、腹に大きな揺り籠のような袋を腹に付け、いつも子供を連れて歩くのだ。
食虫植物インディアスの地には、虫を喰らう怪草が生えている。2枚の葉で虫を捕まえるもの、壺の形の罠に虫を誘うものなど、その手段は様々である。大きなものは、鳥や獣をも捕らえるという。
飛び魚翼の生えた魚は、東方ではそれほど珍しい存在ではない。大群が海上を飛行する光景は、何度も目撃されているようである。現地の住民は捕らえて食べることもあるが、欧州人が食すとひどい食当たりを起こし、全身がしびれて悶絶してしまう。
モンゴル人の歴史プラノ・カルピニロマンス語ネストリウス派エフェソスの公会議において異端とされた、キリスト教ネストリウス派は、ヨーロッパを逃れ、ペルシャを経て、遠くモンゴル、中国にまで伝道した。
蒙古帝国旅行記ルブルクロマンス語中国アジア大陸の東の端、我々はとうとうカタイ(中国)の地へとやって来た。蒙古帝国の政治的、経済的中心地で、並ならぬ活気に満ちあふれている。しかし征服地であるため、現地の民の地位は低いようだ。
チョウジ丁子(チョウジ)は、蒙古帝国内では生産することができない。遠くチンの海の香料諸島より運ばれて、インド洋交易の中心的品目となっている。
東方見聞録マルコ・ポーロロマンス語ジパングジパングとは、中国よりさらに東に浮かぶ島国であり、黄金を大量に産するという。大汗(フビライ=ハン)はこの豊かな島を征服すべく2度の遠征を試みた。しかし成果は上がらず、いまだにモンゴル帝国の支配下には入っていない。
中国の七宝中国においても七宝焼きの歴史は古い。元代になり、西方の技術が伝わるようになると一層盛んになり、多数の名品が創られるようになる。
黄金の寺ジパングは国中に黄金が満ちあふれている。食器や酒杯はもちろんのこと、寺院や仏像までもが金で作られているのである。
コショウ欧州にて珍重される胡椒(コショウ)などの香料は、インドや東方の熱帯諸島で生産され、イスラム商人の手により、海路を通じてアレキサンドリアに集まる。


ブリテン(図書館数
ロンドン(15冊14ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
国家論プラトンスラブ・ギリシャ語なし
アガメムノンアイスキュロススラブ・ギリシャ語アガメムノンのマスクギリシャのアガメムノン王は黄金の仮面を被り、数々の副葬品とともにミケーネの墓所に葬られたという。
歴史ヘロドトススラブ・ギリシャ語アフリカ南端紀元前数千年もの太古の時代、エジプトの王ネコ2世は、フェニキアの航海者にアフリカ一周という大航海を命じた。フェニキア人はアフリカ南端を越え、毎年立ち寄った先で麦を植えて越冬し、3年をかけてアフリカ大陸を周回した。
パピルス古代エジプトなどにおいて、重要事項の記録に用いられた紙は、パピルスと呼ばれる植物を原料としていた。
ガリア戦記カエサルスペイン語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
英雄伝プルタルコスロマンス語デルフォイの神域かつてソクラテスやアレクサンドロス大王は、ギリシャのデルフォイの神域において神託を仰いだ。神託を受けた3人の巫女が、訪れる者にその内容を聞かせたのである。
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
イギリス教会史ベーダゲルマン語イングランド王室の宝13世紀初め。イングランド王ジョンは、ミッドランド遠征の中途、ウォッシュ湾にて急激な潮に襲われた。王室の至宝の大半が失われ、その行方はいまだ定かではない。
聖ブレンタヌスの航海アイルランド伝承ゲルマン語聖者の約束の街6世紀、アイルランドの修道士聖ブレンダヌスと17人の修道士は、「聖者の約束の街」を見つけるために小舟で大西洋を西に向かって漕ぎ出した。7年間の航海の後、ドームと列柱とピラミッドの建つ都市を見つけたという。
プレステ=ジョアンの伝説ヨーロッパ伝承ポルトガル語プレステ=ジョアンの国強大なるキリスト教王プレステ=ジョアンの王国が東にある。この王とともに異教徒に立ち向かうなら、バルカン、アンダルシアを脅かすトルコやセラサン人を挟撃できるであろう。
旅行記マンデヴィルゲルマン語脚の生えた木東の海の沿岸には、脚の生えた木が海にまでつかって濫生している。脚は、根が伸びたものなのだろうか。塩水で枯れないのと何か関係があるのだ。
ベオウルフノーサンブリア宮廷ゲルマン語ベオウルフの黄金兜半人半鬼の怪物グレンデルや竜を退治した英雄ベオウルフ。その兜は黄金の装飾がなされ、見事な逸品であった。
アーサー王伝説ウェイスロマンス語巨石の祭壇イングランドの王アーサーの協力者、魔術師マーリンは、一瞬のうちにソールズベリの地に巨大な魔方陣を造り出した。とてつもなく大きな岩でできたその祭壇には、不思議な力が宿っており、その岩のかけらを浸した水を飲むとあらゆる病気に効くという。
アーサー王の聖杯円卓の騎士たちは各々、聖杯探しの旅に出る。長い旅路の末、ついに、隠者ナーシアンスより、神聖なる最強の騎士ガラハドの手に、聖杯が受け渡された。聖杯は、手にするにふさわしい者が現れるまで、再び姿を消すという。
カンタンベリー物語チョーサーゲルマン語なし
マグナ・カルタイングランド大憲章ゲルマン語なし


ドイツ(図書館数
ウィーン(13冊9ヒント)
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戦史ツキディデススラブ・ギリシャ語ウルの黄金の髪飾りかつてシュメールで他の都市国家と覇を競ったウルの王妃は、とりわけ豪奢(ごうしゃ)な黄金の髪飾りを付けていた。
ゲルマニアタキトゥスロマンス語なし
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
カール大帝伝アインハルトロマンス語なし
ハーメルンの笛吹き男ドイツ伝承ゲルマン語なし
ザクセンシュピーゲルレプゴウゲルマン語聖ステファンの冠ハンガリー王国はローマ・カトリック教会の東の砦として、蒙古の来襲に勇敢に立ち向かった。聖ステファンの冠は、そのハンガリー王権の象徴である。現在ハンガリーはトルコの支配下にあり、王冠の行方は不明である。
ニーベルンゲンの歌ドイツ民族叙事詩ゲルマン語なし
イーゴリ遠征物語著者不明スラブ・ギリシャ語ロシア教会11世紀、ロシアはウラジミル聖公によりギリシャ正教に改宗した。寒さを防ぐため窓を小さくするなど、様々な工夫がなされた独特な教会が各地に建てられた。
世界図トスカネリロマンス語西回り航路地球は丸いのであるから、大西洋を西に航海することでインディアス(インド)の地に到達できるはずである。ポセイドニオスが地球外周を測量した結果によれば、この航路の方がアフリカを迂回するよりも早く、インディアスに辿りつく。
世界図マルティン・ペハイムゲルマン語マラッカ海峡マラッカ海峡は、アラブ世界と、中国やモルッカ諸島のある東の海とを結ぶ重要な海峡である。インド洋貿易の生命線と言える。
世界図ヨハン・シェーナーゲルマン語新世界海峡西回りに発見された大陸が新世界だとすると、本当のインディアス(アジア)の世界は、そのさらに西側にあることになる。インド洋は閉じた内海ではなかったのだから、新世界からインディアスに抜ける海峡がどこかにあると考えるのが自然であろう。
世界誌序説ヴァルトゼーミュラーゲルマン語世界一周航路アフリカ南端、マラッカ海峡、新世界海峡が発見された現在、海路による世界一周の夢も実現可能となった。この偉業が成し遂げられれば、我々の世界が球体であるという、古くからの言い伝えが立証されるであろう。


東欧(図書館数
ワルシャワ(11冊10ヒント)
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形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
国家論プラトンスラブ・ギリシャ語なし
オデュッセイアホメロススラブ・ギリシャ語クノッソス強大な海軍と高度なる文化を誇りしクレタ島ミノアの王国、サントリーニ島大噴火によりその終末を迎えたり。がれきと灰と津波に覆われし王都クノッソスは次第にさびれ果て、ついにアカイアの民に屈す。
金銀のリュトンペルシャの帝王、近隣の小王より貢ぎ物を受く。金銀のリュトン(酒杯)にて、彼らと酒を酌み交わすなり。
地理史ストラボンスラブ・ギリシャ語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
神の国アウグスティヌスロマンス語吸血鬼トランシルヴェニアの吸血鬼。昼間は棺桶で眠り、深夜に徘徊し人を襲いてその生き血をすする。哀れな犠牲者も吸血鬼となりて、生き血を求め闇をさまようなり。
白熊神の御使は、常にそのお姿を変え、我々の前に出現し給う。ノルマンの民、汚れなき極北の氷原にて、純白の熊になり変わりし御使に出会いたり。
告白アウグスティヌスロマンス語天のカーテン天界への入口は、人が見うるものにあらず。されど、神の奇跡が示されるとき、北の空に光のカーテンがいで現れて、その聖なる様を垣間見せるであろう。
ハーメルンの笛吹き男ドイツ伝承ゲルマン語なし
イーゴリ遠征物語著者不明スラブ・ギリシャ語ロシア教会11世紀、ロシアはウラジミル聖公によりギリシャ正教に改宗した。寒さを防ぐため窓を小さくするなど、様々な工夫がなされた独特な教会が各地に建てられた。
アレクシアスアンナ・コムネナロマンス語聖ソフィア大聖堂"「ソロモンよ! 我、汝を超えたり!」ビザンチン皇帝ユスティニアヌスは、完成した聖ソフィア大聖堂を目の当たりにして感極まり、このように叫んだという。"


北欧(図書館数
コペンハーゲン(7冊7ヒント)
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原子論デモクリトススラブ・ギリシャ語なし
入門書ユフススラブ・ギリシャ語イシュタル門かつて世界七不思議の1つ、空中庭園があったバビロン帝国の首府バビロニア。王都の正門には荘厳美麗なイシュタルの門が、来訪者を威圧する。
ガリア戦記カエサルスペイン語カルナック巨石群ここガリア(フランス)のカルナックの地で、異様な光景を目にする。人間の2、3倍はあろうかという巨石が、辺り一面に整然と林立しているのである。いったい何のために造られたものなのか、どのようにして建造されたのか、土地の民にも知る者はいない。
カール大帝伝アインハルトロマンス語なし
サガヴァイキング伝承ゲルマン語スクレーリングレイフの部下がヴィンランドにて戦いたる原住民は、勇猛果敢で弓や投げ槍を得手とす。レイフ、かの民族を「スクレーリング(野蛮なる者ども)」と呼びたり。
大湖の滝西の彼方。葡萄の茂る地・ヴィンランドに、大いなる2つの湖あり。北の大湖は南の大湖へと注ぎ込む。その流れは大地を揺さぶり、飛沫(しぶき)はすべてを深い霧の奥底へと覆い隠す。
森の土地のヘラジカレイフ=エイクリソンは、森に覆われた地に至り、その地をマルクランド(森の土地)に名付けた。そこは、見事な角を持ったヘラジカが群れをなす、穏やかな場所であった。
エッダヴァイキング民族叙事詩ゲルマン語トロール人寂しき洞穴に住みたるトロール、金銀宝石など光る物を集め、その住処に溜め込む習癖あり。
氷の民レイフ=エイクリソン、初めて見しかの地を「ヘル・ランド(平石の土地)」と名づけたり。氷の家に住みてトナカイを飼う民族に出会いにけり。
ハーメルンの笛吹き男ドイツ伝承ゲルマン語なし


バルカン(図書館数
アテネ(27冊17ヒント)
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形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
原子論デモクリトススラブ・ギリシャ語なし
国家論プラトンスラブ・ギリシャ語なし
戦史ツキディデススラブ・ギリシャ語ウルの黄金の髪飾りかつてシュメールで他の都市国家と覇を競ったウルの王妃は、とりわけ豪奢(ごうしゃ)な黄金の髪飾りを付けていた。
ストイケイアユークリッドスラブ・ギリシャ語なし
薬物誌ディオスコリデススラブ・ギリシャ語パンの生る木パンのなる木は、インドよりも東の海に見られる珍しい植物である。その実は生でも食べられるが、煮てもうまい。
アナバシスクセノフォンスラブ・ギリシャ語なし
アガメムノンアイスキュロススラブ・ギリシャ語アガメムノンのマスクギリシャのアガメムノン王は黄金の仮面を被り、数々の副葬品とともにミケーネの墓所に葬られたという。
ペルシャ人アイスキュロススラブ・ギリシャ語ペルセポリスペルセポリスは、ダレイオス1世がペルシャ美術の精華を結集して建設した都市である。しかし、アレクサンドロス大王により帝国は滅亡し、王都は廃墟となった。
アンチゴネーソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
オイディプス王ソフォクレススラブ・ギリシャ語なし
メディアエウリピデススラブ・ギリシャ語なし
キュクロプスエウリピデススラブ・ギリシャ語パタゴンキュクロプスは巨人族に分類される。ケン属としてアルゴスやパタゴンなどが挙げられる。パタゴンは、いまだ未知なる大陸に住むとい大脚の部族である。
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
アリストファネススラブ・ギリシャ語なし
復活テルチュリアヌススラブ・ギリシャ語なし
労働と日々ヘシオドススラブ・ギリシャ語なし
神統記ヘシオドススラブ・ギリシャ語ミノタウロスミノスの王、半牛半人の己が子を、人目に触れぬよう地下迷宮ラビリントスに幽閉す。その叫び声悲哀に満ち、クノッソスの夜に響く。
イリアスホメロススラブ・ギリシャ語トロイアギリシャの軍勢、トロイアとの戦いにおいて故意に撤退し、兵を忍ばせし木馬を戦場に置き去りにす。戦利品として木馬を城内に運び込みしトロイ兵、戦勝に酔いて眠りたり。ギリシャの兵、首尾よく城門を開けたりて、栄華を誇りしトロイアを滅尽に帰す。
ミケーネギリシャ、ペロポネソスに、高き文明を持つアカイア人の王国ありき。その王アガメムノン、城壁で囲まれし壮大なる王都で国政を執れり。つがいの獅子、その城門を守護せり。
オデュッセイアホメロススラブ・ギリシャ語クノッソス強大な海軍と高度なる文化を誇りしクレタ島ミノアの王国、サントリーニ島大噴火によりその終末を迎えたり。がれきと灰と津波に覆われし王都クノッソスは次第にさびれ果て、ついにアカイアの民に屈す。
金銀のリュトンペルシャの帝王、近隣の小王より貢ぎ物を受く。金銀のリュトン(酒杯)にて、彼らと酒を酌み交わすなり。
歴史ヘロドトススラブ・ギリシャ語アフリカ南端紀元前数千年もの太古の時代、エジプトの王ネコ2世は、フェニキアの航海者にアフリカ一周という大航海を命じた。フェニキア人はアフリカ南端を越え、毎年立ち寄った先で麦を植えて越冬し、3年をかけてアフリカ大陸を周回した。
パピルス古代エジプトなどにおいて、重要事項の記録に用いられた紙は、パピルスと呼ばれる植物を原料としていた。
地理史ストラボンスラブ・ギリシャ語インド航路インドはアラビア半島のさらに東側にあり、インド洋に突き出た亜大陸である。アレクサンドロス大王がかつて支配した帝国の境界を東に越えたところである。
科学集成プトレマイオススラブ・ギリシャ語南方大陸現在知られている世界の大陸面積は、北半球に集中しすぎている。地球のバランスを考えた場合、赤道以南、ヨーロッパの裏側には、必ず巨大な大陸が存在すると考えられる。
世界の七つの景観フィロンスラブ・ギリシャ語エジプトのピラミッドエジプトにある大ピラミッド。世界に例を見ない巨大建築は、古くから世界七不思議の1つとされている。古代エジプト歴代のファラオ(王)の墓であり、あまたの副葬品がそのミイラとともに埋葬されている。
入門書ユフススラブ・ギリシャ語イシュタル門かつて世界七不思議の1つ、空中庭園があったバビロン帝国の首府バビロニア。王都の正門には荘厳美麗なイシュタルの門が、来訪者を威圧する。
ギリシャ案内記パウサニアススラブ・ギリシャ語パルテノン神殿ギリシャ、アテネのアクロポリスの丘にそびえるパルテノンの神殿は、守護神アテナに捧げられたものである。その美しさはギリシャ建築の代表たるにふさわしい。
ギリシャ人への勧告クレメンススラブ・ギリシャ語なし


北アフリカ(図書館数
アレキサンドリア(16冊14ヒント)
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アルゴナウティカアポロニウススラブ・ギリシャ語南極人幻の南極大陸がもし実在するとしたら、そこには人が住んでいるのだろうか。答えは真である。およそこの世において、人間のいない大陸など存在し得ないのである。
科学集成プトレマイオススラブ・ギリシャ語南方大陸現在知られている世界の大陸面積は、北半球に集中しすぎている。地球のバランスを考えた場合、赤道以南、ヨーロッパの裏側には、必ず巨大な大陸が存在すると考えられる。
葡萄酒礼賛ジャーヒズアラビア語なし
花の驚異イブン・イヤースアラビア語ギゼーの三大ピラミッドギゼーの三大ピラミッドは、エジプト、カイロ郊外のアル=ギザにおいて、傍らに横たわるスフィンクスとともにその偉容を誇っている。
ジージュ・アッサービーバッターニーアラビア語ナバテアの岩窟都市エドム人に代わり、岩窟都市ペトラに住んだナバテア人は、交易で非常に栄えていた。神殿「ハズネ」には、エジプトのファラオの宝が隠されているという伝説もある。
宥しの書マアッリーアラビア語サルゴン王の頭像初めてメソポタミアに統一国家を打ち立てたのは、アッカドの王サルゴンである。彼が作らせた自身のブロンズ頭像が、その勇姿を物語る。
哲学者の矛盾ガザーリーアラビア語なし
医学大全イブン・ルシュドアラビア語犀の角東アフリカに産する犀(サイ)の角は、装飾品としてよりはむしろ、中国において漢方薬として非常に重宝され、高値で取引されている。
医学箴言集イブン・マイムーンアラビア語なし
ミシュネ・トーラーイブン・マイムーンアラビア語なし
カリーラとディムナ動物寓話アラビア語象亀亀は甲虫の長であり、その亀の長がゾウガメである。世界の果てに暮らしており、象のように巨大であることからその名が付いた。ゾウガメの長は昔から、世界を支えていると考えられている。
アホウドリこの鳥は人が近づいてもまったく動じないため、アホウドリと呼ばれるようになった。南の海を滑空するように飛んでいる。
悪魔論イブン・タイミーヤアラビア語地獄の花濃い血の色、発疹のような突起に覆われた肉厚の花弁。その姿は、人に悪寒を誘う。大きさは大人数人分とも言われる。常に肉の腐臭が漂っているのは、獣の屍肉を食しているからであろう。
歴史序説イブン・ハルドゥーンアラビア語テーベの神殿群ナイル中流のテーベは、古代エジプトにおいて宗教的中心地であった。この地では、代々の王によって豪華な神殿が、太陽神アメンなどの神々に献納された。
完史アル・アシールアラビア語骨董品イェルサレムでは、ヘブライ王国時代にさかのぼるほどの貴重な骨董品が、数多く取引されている。特にキリスト教徒の巡礼者は、高い代価を払っても、これを買い求めていくようだ。
インド・光のモスク11世紀から13世紀にかけてガズナ朝、ゴール朝が北インドに侵入し、奴隷王朝以後イスラム王朝が誕生する。首都デリーには、金銀と宝石でできた豪華なモスクが建てられている。
アフリカ史ムハンマドアラビア語テレ湖の水竜アフリカの原住民の話では、テレコに首の長い巨大な竜が住むという。一日中湖面を見つめていたが、ついにその姿を見ることはできなかった。まことに残念である。
マッパ・ムンデス古代地図アラビア語南極大陸地球の南極点には、氷に包まれた大陸がひっそりと存在している。入り江や半島は見受けられるが、ほぼ南極点を中心に円形に広がった大陸である。その面積はアフリカ大陸の四分の一ほどである。

カイロ(13冊5ヒント)
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ストイケイアユークリッドスラブ・ギリシャ語なし
ディオニソス譚ノンノススラブ・ギリシャ語なし
コーランイスラム教聖典アラビア語なし
花の驚異イブン・イヤースアラビア語ギゼーの三大ピラミッドギゼーの三大ピラミッドは、エジプト、カイロ郊外のアル=ギザにおいて、傍らに横たわるスフィンクスとともにその偉容を誇っている。
医学典範イブン・シーナーアラビア語麝香ジャコウジカの雄から採れる香料は、はなはだ強い芳香を放つ。主に薫香として用いられるものだが、薬用としても効果がある。
外科全書ラージーアラビア語鳥取り蜘蛛この鳥取り蜘蛛に噛まれた場合、適切な処置を施すべし。さもないと、その毒によって、24時間以内に確実な死が訪れるであろう。
哲学者の矛盾ガザーリーアラビア語なし
矛盾の矛盾イブン・ルシュドアラビア語なし
医学箴言集イブン・マイムーンアラビア語なし
ミシュネ・トーラーイブン・マイムーンアラビア語なし
マカーマートハリーリーアラビア語なし
集史ラシード・アッディーンアラビア語王家の谷古代エジプトの歴代の王たちは、すべてピラミッドに埋葬されたわけではない。盗掘を恐れ、テーベ対岸の人目につかない谷間にひっそりと葬られた王も多い。その数は50を超えるという。
アフリカ史ムハンマドアラビア語テレ湖の水竜アフリカの原住民の話では、テレコに首の長い巨大な竜が住むという。一日中湖面を見つめていたが、ついにその姿を見ることはできなかった。まことに残念である。

チュニス(12冊12ヒント)
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薬物誌ディオスコリデススラブ・ギリシャ語パンの生る木パンのなる木は、インドよりも東の海に見られる珍しい植物である。その実は生でも食べられるが、煮てもうまい。
世界の七つの景観フィロンスラブ・ギリシャ語エジプトのピラミッドエジプトにある大ピラミッド。世界に例を見ない巨大建築は、古くから世界七不思議の1つとされている。古代エジプト歴代のファラオ(王)の墓であり、あまたの副葬品がそのミイラとともに埋葬されている。
ルーズーミーヤートマアッリーアラビア語岩のドームイェルサレムが、メッカ、メディナに次ぐ聖地とされるのは、岩のドームが建つ場所に起因している。その場所の不思議な力について語るには、時代をさかのぼらねばならない。
宗教諸学の甦りガザーリーアラビア語クトゥブ=ミナールついにインドの地に、イスラム教の王国が誕生することになる。この偉業を長く後世に伝えるため、首都デリーに、尖塔のあるモスク「クトゥブ=ミナール」が建設された。
矛盾の矛盾イブン・ルシュドアラビア語なし
医学大全イブン・ルシュドアラビア語犀の角東アフリカに産する犀(サイ)の角は、装飾品としてよりはむしろ、中国において漢方薬として非常に重宝され、高値で取引されている。
医学箴言集イブン・マイムーンアラビア語なし
カリーラとディムナ動物寓話アラビア語象亀亀は甲虫の長であり、その亀の長がゾウガメである。世界の果てに暮らしており、象のように巨大であることからその名が付いた。ゾウガメの長は昔から、世界を支えていると考えられている。
アホウドリこの鳥は人が近づいてもまったく動じないため、アホウドリと呼ばれるようになった。南の海を滑空するように飛んでいる。
歌謡の書イスラム歌謡集アラビア語なし
歴史序説イブン・ハルドゥーンアラビア語テーベの神殿群ナイル中流のテーベは、古代エジプトにおいて宗教的中心地であった。この地では、代々の王によって豪華な神殿が、太陽神アメンなどの神々に献納された。
三大陸周遊記イブン・バットゥータアラビア語緬の仏塔緬(ミャンマー)は仏塔の国と呼ばれるほど、たくさんのパゴタ(仏塔)が建っている。中でも豪奢(ごうしゃ)なのがブッダの遺髪が納められた黄金の仏塔。その髪の毛が光輝いたときには、奇跡が起こるという。
泥のモスク塩と黄金の街ジェンネに足を踏み入れてまず驚いたのが、粘土を乾燥させて建てられたモスクである。アラーの尊い教えは、遠くこの地にまで伝わっていたのだ。
走る鳥アフリカでこの鳥に出会ったときの驚きといったら、表す言葉もない。その身の丈は人の3倍もあり、岩のように重い。そして、にょきにょきと生えた丸太のように屈強な脚で、恐ろしい速さで草原を走っているのである。大地は揺らぎ、まるで生きた心地がしなかった。
世界図アル・イドリースィーアラビア語香料諸島モルッカ諸島はカタイ(中国)の南東・チンの海に散在する。コショウ、チョウジの最大の産地であり、香料諸島とも呼ばれている。


黒海(図書館数
イスタンブール(20冊12ヒント)
書名著者記述
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本文
世界の七つの景観フィロンスラブ・ギリシャ語エジプトのピラミッドエジプトにある大ピラミッド。世界に例を見ない巨大建築は、古くから世界七不思議の1つとされている。古代エジプト歴代のファラオ(王)の墓であり、あまたの副葬品がそのミイラとともに埋葬されている。
ギリシャ案内記パウサニアススラブ・ギリシャ語パルテノン神殿ギリシャ、アテネのアクロポリスの丘にそびえるパルテノンの神殿は、守護神アテナに捧げられたものである。その美しさはギリシャ建築の代表たるにふさわしい。
コーランイスラム教聖典アラビア語なし
葡萄酒礼賛ジャーヒズアラビア語なし
治癒の書イブン・シーナーアラビア語なし
外科全書ラージーアラビア語鳥取り蜘蛛この鳥取り蜘蛛に噛まれた場合、適切な処置を施すべし。さもないと、その毒によって、24時間以内に確実な死が訪れるであろう。
宥しの書マアッリーアラビア語サルゴン王の頭像初めてメソポタミアに統一国家を打ち立てたのは、アッカドの王サルゴンである。彼が作らせた自身のブロンズ頭像が、その勇姿を物語る。
テュルク語彙集カシュガリーアラビア語なし
哲学者の矛盾ガザーリーアラビア語なし
矛盾の矛盾イブン・ルシュドアラビア語なし
叡智の台座イブン・アルアラビーアラビア語なし
メッカの啓示イブン・アルアラビーアラビア語なし
カリーラとディムナ動物寓話アラビア語象亀亀は甲虫の長であり、その亀の長がゾウガメである。世界の果てに暮らしており、象のように巨大であることからその名が付いた。ゾウガメの長は昔から、世界を支えていると考えられている。
アホウドリこの鳥は人が近づいてもまったく動じないため、アホウドリと呼ばれるようになった。南の海を滑空するように飛んでいる。
マカーマートハリーリーアラビア語なし
精神的マスナヴィールーミーペルシャ語ジンバブウェの要塞東南アフリカ、ソファラの奥地にジンバブウェと呼ばれる国があり、民は石造りの要塞に住んでいるという。ジンバブウェで産する黄金を取引するアラブ商人の中にも、その地までたどり着いた者は1人としていない。
ルーミー語録ルーミーペルシャ語マスジット=イ=シャーイスバハンに建てられた王のモスクを見て、驚かぬ者はない。ペルシャの造形芸術の粋がここに集結していると言ってよい。
訓戒(イバル)の書イブン・ハルドゥーンアラビア語ヒンドゥー寺院インドのヒンドゥー寺院は、全体が巨大な仏塔を形作っている。その至るところに驚くほど精密な彫刻が施されている。
歴史序説イブン・ハルドゥーンアラビア語テーベの神殿群ナイル中流のテーベは、古代エジプトにおいて宗教的中心地であった。この地では、代々の王によって豪華な神殿が、太陽神アメンなどの神々に献納された。
千夜一夜物語アラブ伝承アラビア語ロックアフリカに住むロックは、とてつもなく巨大な怪鳥である。主に象や羊を捕らえて食す。シンドバットはその脚に捕まり、怪鳥の巣に運ばれた。
世界図アル・イドリースィーアラビア語香料諸島モルッカ諸島はカタイ(中国)の南東・チンの海に散在する。コショウ、チョウジの最大の産地であり、香料諸島とも呼ばれている。


近東(図書館数
イェルサレム(14冊10冊)
書名著者記述
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収録
ヒント
本文
旧約聖書ユダヤ・キリスト教聖典ロマンス語カルデアのウルの聖塔アブラハムの生地カルデアのウルは、瀝青の聖塔(ジッグラト)の建つ小高い丘にある都市国家である。
エドムの地エドムの民は、セラと呼ばれる街に住んでいる。セラとは、アラブの言葉で「岩の裂け目」という意味である。
新約聖書キリスト教聖典ロマンス語なし
コーランイスラム教聖典アラビア語なし
治癒の書イブン・シーナーアラビア語なし
外科全書ラージーアラビア語鳥取り蜘蛛この鳥取り蜘蛛に噛まれた場合、適切な処置を施すべし。さもないと、その毒によって、24時間以内に確実な死が訪れるであろう。
ジージュ・アッサービーバッターニーアラビア語ナバテアの岩窟都市エドム人に代わり、岩窟都市ペトラに住んだナバテア人は、交易で非常に栄えていた。神殿「ハズネ」には、エジプトのファラオの宝が隠されているという伝説もある。
宗教諸学の甦りガザーリーアラビア語クトゥブ=ミナールついにインドの地に、イスラム教の王国が誕生することになる。この偉業を長く後世に伝えるため、首都デリーに、尖塔のあるモスク「クトゥブ=ミナール」が建設された。
医学箴言集イブン・マイムーンアラビア語なし
叡智の台座イブン・アルアラビーアラビア語なし
メッカの啓示イブン・アルアラビーアラビア語なし
ルーミー語録ルーミーペルシャ語マスジット=イ=シャーイスバハンに建てられた王のモスクを見て、驚かぬ者はない。ペルシャの造形芸術の粋がここに集結していると言ってよい。
シャリーアによる統治イブン・タイミーヤアラビア語ジンバブウェの要塞東南アフリカ、ソファラの奥地にジンバブウェと呼ばれる国があり、民は石造りの要塞に住んでいるという。ジンバブウェで産する黄金を取引するアラブ商人の中にも、その地までたどり着いた者は1人としていない。
歴史序説イブン・ハルドゥーンアラビア語テーベの神殿群ナイル中流のテーベは、古代エジプトにおいて宗教的中心地であった。この地では、代々の王によって豪華な神殿が、太陽神アメンなどの神々に献納された。
完史アル・アシールアラビア語骨董品イェルサレムでは、ヘブライ王国時代にさかのぼるほどの貴重な骨董品が、数多く取引されている。特にキリスト教徒の巡礼者は、高い代価を払っても、これを買い求めていくようだ。
インド・光のモスク11世紀から13世紀にかけてガズナ朝、ゴール朝が北インドに侵入し、奴隷王朝以後イスラム王朝が誕生する。首都デリーには、金銀と宝石でできた豪華なモスクが建てられている。

ダマスクス(14冊10ヒント)
書名著者記述
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ヒント
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ストイケイアユークリッドスラブ・ギリシャ語なし
コーランイスラム教聖典アラビア語なし
動物の書ジャーヒズアラビア語ヤマアラシ針鼠が大型になり、針が更に長くなったのがヤマアラシである。針鼠が丸くなって身を守るのに対し、ヤマアラシはもっと攻撃的で、針を振って出る音で威嚇したり、敵を突き刺したりする。
グンカンドリ喉の真っ赤な袋を蛙のように膨らませて鳴くのは、南洋に棲むグンカンドリ。この特徴は雄だけに見られることから、繁殖の求愛行為と思われる。
シャー・ナーメフィルドゥーシーペルシャ語無頭人東方の島々に住む民族には頭がない。胸に顔らしきものがあって、目、鼻、口が付いている。肌は褐色で大柄、力が強く、おもに狩猟を生業としている。
宥しの書マアッリーアラビア語サルゴン王の頭像初めてメソポタミアに統一国家を打ち立てたのは、アッカドの王サルゴンである。彼が作らせた自身のブロンズ頭像が、その勇姿を物語る。
ルーズーミーヤートマアッリーアラビア語岩のドームイェルサレムが、メッカ、メディナに次ぐ聖地とされるのは、岩のドームが建つ場所に起因している。その場所の不思議な力について語るには、時代をさかのぼらねばならない。
テュルク語彙集カシュガリーアラビア語なし
医学大全イブン・ルシュドアラビア語犀の角東アフリカに産する犀(サイ)の角は、装飾品としてよりはむしろ、中国において漢方薬として非常に重宝され、高値で取引されている。
歌謡の書イスラム歌謡集アラビア語なし
マカーマートハリーリーアラビア語なし
精神的マスナヴィールーミーペルシャ語ジンバブウェの要塞東南アフリカ、ソファラの奥地にジンバブウェと呼ばれる国があり、民は石造りの要塞に住んでいるという。ジンバブウェで産する黄金を取引するアラブ商人の中にも、その地までたどり着いた者は1人としていない。
訓戒(イバル)の書イブン・ハルドゥーンアラビア語ヒンドゥー寺院インドのヒンドゥー寺院は、全体が巨大な仏塔を形作っている。その至るところに驚くほど精密な彫刻が施されている。
大元一統志ジュマール・ウッディーン、他ウイグル語絨毯ペルシャの絨毯は、真に素晴らしい工芸品である。羊毛を一本一本織っては結びを繰り返し、長い年月をかけて作られる。糸は、植物から抽出された染料で染色される。
千夜一夜物語アラブ伝承アラビア語ロックアフリカに住むロックは、とてつもなく巨大な怪鳥である。主に象や羊を捕らえて食す。シンドバットはその脚に捕まり、怪鳥の巣に運ばれた。


中東(図書館数
イスパハン(12冊7ヒント)
書名著者記述
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収録
ヒント
本文
アヴェスターゾロアスター教聖典ペルシャ語なし
コーランイスラム教聖典アラビア語なし
ゴレスターンサーディーペルシャ語ジャワの巨大仏塔チャンパ(ヴェトナム)、真臘(カンボディア)に度々侵攻を図ったジャワのシャイレンドラ王朝は、大乗仏教を信奉していた。その都には巨大な仏塔がそびえていた。
シャー・ナーメフィルドゥーシーペルシャ語無頭人東方の島々に住む民族には頭がない。胸に顔らしきものがあって、目、鼻、口が付いている。肌は褐色で大柄、力が強く、おもに狩猟を生業としている。
外科全書ラージーアラビア語鳥取り蜘蛛この鳥取り蜘蛛に噛まれた場合、適切な処置を施すべし。さもないと、その毒によって、24時間以内に確実な死が訪れるであろう。
ジージュ・アッサービーバッターニーアラビア語ナバテアの岩窟都市エドム人に代わり、岩窟都市ペトラに住んだナバテア人は、交易で非常に栄えていた。神殿「ハズネ」には、エジプトのファラオの宝が隠されているという伝説もある。
代数アル・フアーリズミーアラビア語なし
ホスローとシーリーンニザーミーペルシャ語なし
七王妃物語ニザーミーペルシャ語鼈甲鼈甲(べっこう)はタイマイなる亀の甲羅から採れ、美しい半透明黄褐色をしている。特にくしなどの服飾品に好んで用いられる。
精神的マスナヴィールーミーペルシャ語ジンバブウェの要塞東南アフリカ、ソファラの奥地にジンバブウェと呼ばれる国があり、民は石造りの要塞に住んでいるという。ジンバブウェで産する黄金を取引するアラブ商人の中にも、その地までたどり着いた者は1人としていない。
集史ラシード・アッディーンアラビア語王家の谷古代エジプトの歴代の王たちは、すべてピラミッドに埋葬されたわけではない。盗掘を恐れ、テーベ対岸の人目につかない谷間にひっそりと葬られた王も多い。その数は50を超えるという。
詩集ハーフィズペルシャ語なし

バグダッド(20冊15ヒント)
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形而上学アリストテレススラブ・ギリシャ語なし
薬物誌ディオスコリデススラブ・ギリシャ語パンの生る木パンのなる木は、インドよりも東の海に見られる珍しい植物である。その実は生でも食べられるが、煮てもうまい。
科学集成プトレマイオススラブ・ギリシャ語南方大陸現在知られている世界の大陸面積は、北半球に集中しすぎている。地球のバランスを考えた場合、赤道以南、ヨーロッパの裏側には、必ず巨大な大陸が存在すると考えられる。
コーランイスラム教聖典アラビア語なし
葡萄酒礼賛ジャーヒズアラビア語なし
動物の書ジャーヒズアラビア語ヤマアラシ針鼠が大型になり、針が更に長くなったのがヤマアラシである。針鼠が丸くなって身を守るのに対し、ヤマアラシはもっと攻撃的で、針を振って出る音で威嚇したり、敵を突き刺したりする。
グンカンドリ喉の真っ赤な袋を蛙のように膨らませて鳴くのは、南洋に棲むグンカンドリ。この特徴は雄だけに見られることから、繁殖の求愛行為と思われる。
医学典範イブン・シーナーアラビア語麝香ジャコウジカの雄から採れる香料は、はなはだ強い芳香を放つ。主に薫香として用いられるものだが、薬用としても効果がある。
治癒の書イブン・シーナーアラビア語なし
ジージュ・アッサービーバッターニーアラビア語ナバテアの岩窟都市エドム人に代わり、岩窟都市ペトラに住んだナバテア人は、交易で非常に栄えていた。神殿「ハズネ」には、エジプトのファラオの宝が隠されているという伝説もある。
代数アル・フアーリズミーアラビア語なし
哲学者の矛盾ガザーリーアラビア語なし
宗教諸学の甦りガザーリーアラビア語クトゥブ=ミナールついにインドの地に、イスラム教の王国が誕生することになる。この偉業を長く後世に伝えるため、首都デリーに、尖塔のあるモスク「クトゥブ=ミナール」が建設された。
七王妃物語ニザーミーペルシャ語鼈甲鼈甲(べっこう)はタイマイなる亀の甲羅から採れ、美しい半透明黄褐色をしている。特にくしなどの服飾品に好んで用いられる。
叡智の台座イブン・アルアラビーアラビア語なし
メッカの啓示イブン・アルアラビーアラビア語なし
カリーラとディムナ動物寓話アラビア語象亀亀は甲虫の長であり、その亀の長がゾウガメである。世界の果てに暮らしており、象のように巨大であることからその名が付いた。ゾウガメの長は昔から、世界を支えていると考えられている。
アホウドリこの鳥は人が近づいてもまったく動じないため、アホウドリと呼ばれるようになった。南の海を滑空するように飛んでいる。
集史ラシード・アッディーンアラビア語王家の谷古代エジプトの歴代の王たちは、すべてピラミッドに埋葬されたわけではない。盗掘を恐れ、テーベ対岸の人目につかない谷間にひっそりと葬られた王も多い。その数は50を超えるという。
訓戒(イバル)の書イブン・ハルドゥーンアラビア語ヒンドゥー寺院インドのヒンドゥー寺院は、全体が巨大な仏塔を形作っている。その至るところに驚くほど精密な彫刻が施されている。
完史アル・アシールアラビア語骨董品イェルサレムでは、ヘブライ王国時代にさかのぼるほどの貴重な骨董品が、数多く取引されている。特にキリスト教徒の巡礼者は、高い代価を払っても、これを買い求めていくようだ。
インド・光のモスク11世紀から13世紀にかけてガズナ朝、ゴール朝が北インドに侵入し、奴隷王朝以後イスラム王朝が誕生する。首都デリーには、金銀と宝石でできた豪華なモスクが建てられている。
世界図アル・イドリースィーアラビア語香料諸島モルッカ諸島はカタイ(中国)の南東・チンの海に散在する。コショウ、チョウジの最大の産地であり、香料諸島とも呼ばれている。

メッカ(12冊8ヒント)
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コーランイスラム教聖典アラビア語なし
医学典範イブン・シーナーアラビア語麝香ジャコウジカの雄から採れる香料は、はなはだ強い芳香を放つ。主に薫香として用いられるものだが、薬用としても効果がある。
治癒の書イブン・シーナーアラビア語なし
宥しの書マアッリーアラビア語サルゴン王の頭像初めてメソポタミアに統一国家を打ち立てたのは、アッカドの王サルゴンである。彼が作らせた自身のブロンズ頭像が、その勇姿を物語る。
叡智の台座イブン・アルアラビーアラビア語なし
メッカの啓示イブン・アルアラビーアラビア語なし
ルーミー語録ルーミーペルシャ語マスジット=イ=シャーイスバハンに建てられた王のモスクを見て、驚かぬ者はない。ペルシャの造形芸術の粋がここに集結していると言ってよい。
集史ラシード・アッディーンアラビア語王家の谷古代エジプトの歴代の王たちは、すべてピラミッドに埋葬されたわけではない。盗掘を恐れ、テーベ対岸の人目につかない谷間にひっそりと葬られた王も多い。その数は50を超えるという。
シャリーアによる統治イブン・タイミーヤアラビア語ジンバブウェの要塞東南アフリカ、ソファラの奥地にジンバブウェと呼ばれる国があり、民は石造りの要塞に住んでいるという。ジンバブウェで産する黄金を取引するアラブ商人の中にも、その地までたどり着いた者は1人としていない。
悪魔論イブン・タイミーヤアラビア語地獄の花濃い血の色、発疹のような突起に覆われた肉厚の花弁。その姿は、人に悪寒を誘う。大きさは大人数人分とも言われる。常に肉の腐臭が漂っているのは、獣の屍肉を食しているからであろう。
訓戒(イバル)の書イブン・ハルドゥーンアラビア語ヒンドゥー寺院インドのヒンドゥー寺院は、全体が巨大な仏塔を形作っている。その至るところに驚くほど精密な彫刻が施されている。
千夜一夜物語アラブ伝承アラビア語ロックアフリカに住むロックは、とてつもなく巨大な怪鳥である。主に象や羊を捕らえて食す。シンドバットはその脚に捕まり、怪鳥の巣に運ばれた。


中央アジア(図書館数
サマルカンド(11冊8ヒント)
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コーランイスラム教聖典アラビア語なし
動物の書ジャーヒズアラビア語ヤマアラシ針鼠が大型になり、針が更に長くなったのがヤマアラシである。針鼠が丸くなって身を守るのに対し、ヤマアラシはもっと攻撃的で、針を振って出る音で威嚇したり、敵を突き刺したりする。
グンカンドリ喉の真っ赤な袋を蛙のように膨らませて鳴くのは、南洋に棲むグンカンドリ。この特徴は雄だけに見られることから、繁殖の求愛行為と思われる。
ゴレスターンサーディーペルシャ語ジャワの巨大仏塔チャンパ(ヴェトナム)、真臘(カンボディア)に度々侵攻を図ったジャワのシャイレンドラ王朝は、大乗仏教を信奉していた。その都には巨大な仏塔がそびえていた。
医学典範イブン・シーナーアラビア語麝香ジャコウジカの雄から採れる香料は、はなはだ強い芳香を放つ。主に薫香として用いられるものだが、薬用としても効果がある。
シャー・ナーメフィルドゥーシーペルシャ語無頭人東方の島々に住む民族には頭がない。胸に顔らしきものがあって、目、鼻、口が付いている。肌は褐色で大柄、力が強く、おもに狩猟を生業としている。
ジージュ・アッサービーバッターニーアラビア語ナバテアの岩窟都市エドム人に代わり、岩窟都市ペトラに住んだナバテア人は、交易で非常に栄えていた。神殿「ハズネ」には、エジプトのファラオの宝が隠されているという伝説もある。
代数アル・フアーリズミーアラビア語なし
哲学者の矛盾ガザーリーアラビア語なし
訓戒(イバル)の書イブン・ハルドゥーンアラビア語ヒンドゥー寺院インドのヒンドゥー寺院は、全体が巨大な仏塔を形作っている。その至るところに驚くほど精密な彫刻が施されている。
キュレゲン天文表ウルグ・ベキウイグル語なし
大元一統志ジュマール・ウッディーン、他ウイグル語絨毯ペルシャの絨毯は、真に素晴らしい工芸品である。羊毛を一本一本織っては結びを繰り返し、長い年月をかけて作られる。糸は、植物から抽出された染料で染色される。


インド(図書館数
デリー(14冊9ヒント)
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本文
訓戒(イバル)の書イブン・ハルドゥーンアラビア語ヒンドゥー寺院インドのヒンドゥー寺院は、全体が巨大な仏塔を形作っている。その至るところに驚くほど精密な彫刻が施されている。
リグ・ヴェーダインド古典ヒンディー語インダスの城塞インダスのほとりには数多くの整然とした城塞があり、農耕と交易でにぎわっていた。しかし、破壊神インドラは、これら90の砦と100の城を粉々にしてしまった。
ウパニシャッドヴェーダ奥義書ヒンディー語なし
マヌ法典ヒンドゥー教法典ヒンディー語シヴァ神像ヴェーダの神々の中でも、ビシュヌとシヴァが特に民の信奉を集めている。シヴァは舞の神でもあり、その優美な姿は金銀にて偶像化され、ヒンドゥーの寺院にまつられる。
シャクンタラーカーリダーサヒンディー語なし
マハーバーラタインド叙事詩ヒンディー語極楽鳥東の海に、極楽長が住む島がある。その名の通り、この世のすべての色を集めたような極彩色で、長い尾を持っている。
ラーマーヤナインド叙事詩ヒンディー語森の人腕力に優れ、森について広い知識を持つ。ときには不思議な力を使う。性格は温厚だが、森の聖域を侵そうとする者には手ひどい制裁を加える。
バーガヴァダ・プラーナヒンドゥー叙事詩ヒンディー語浄土の蓮そこには神々しき蓮の花々が咲いている。人が乗れるほどの大きな葉が、湖面にいくつも浮かぶ。「極楽とはかくありなん」という光景である。
パンチャタントラサンスクリット説話ヒンディー語イエティ神の山ヒマラヤには、イエティと呼ばれる巨人が暮らしている。神の使いであろうか。その姿を見た者はめったにいない。
計算の本質シュリーダラヒンディー語なし
快楽についての箴言ヴァーツヤーヤナヒンディー語なし
カウシカ・スートラナーガールジュナヒンディー語更紗更紗(さらさ)は、鮮やかな色彩のインド産の染め物である。生地は、細く上質な綿糸で、丁寧に織られている。花鳥や人間などの模様が織り込まれたり、手で書き込まれている。
ウパデーシャ・サーハスリーシャンカラヒンディー語なし
ナーガラクルターガマプラパンチャ東南アジア土着語ジャワの巨大仏塔チャンパ(ヴェトナム)、真臘(カンボディア)に度々侵攻を図ったジャワのシャイレンドラ王朝は、大乗仏教を信奉していた。その都には巨大な仏塔がそびえていた。


中国南部(図書館数
広州(20冊9ヒント)
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本文
書経中国古代史中国語なし
詩経詩歌集中国語なし
易経中国古典中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
周易中国古典中国語なし
孝経中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
塩鉄論桓寛中国語絹の素絹は中国対外交易の要である。その原料である生糸の生産方法は、決して他民族に漏らしてはならない。蚕を国外に持ち出すことは堅く禁じねばならない。
李太白集李白中国語なし
水経柱地理実用書中国語黄山仙人の住む山、黄山はいつも霧に包まれ、めったにその姿を現さない。武漢の東、その不可思議な稜線の峰々は、見る者を静寂と幻想の深淵へといざなう。
蘭亭序王羲之中国語なし
荊楚歳時記宗稟中国語なし
海南華夷図賈耽中国語南方大陸人東海南端の大陸の住民は、長虫や蟻などを生で食す。我々中国人も脚のあるものなら何でも食べるが、必ず火を通す。彼らは、野蛮に見えるが、高度な精神世界を持っているようである。
夢渓筆談沈括中国語なし
直指心経禅書中国語なし
授時暦郭守敬、他中国語候風地動儀ある日、後漢の張衡が製作した候風地動儀が、西で地震が起きたことを示した。人々は揺れを感じないので、それを信じなかった。しかし、その後に隴西郡で地震が起きたことが分かり、その精度が証明された。
海洋牽星図航海地図中国語最果ての海峡蒙古よりはるか北、コンチ王の国は、氷に包まれた北の海に面している。夏のほんの短い間、氷が溶けて、この北の海に抜ける海峡が東の果てに現れる。
大越史記大越史書東南アジア土着語クメールの寺院隣国真臘(カンボジア)には、かつてクメール人の王国があった。ヒンドゥー教、次いで仏教の影響を受け、プノンペンの北には、空前絶後の大伽藍が造られた。
李公親書安南史書東南アジア土着語アーナンダ寺院パガン朝は、別名建寺王朝と呼ばれるほど、多くの寺院を建てた。アーナンダは、その中でも一際美しい寺院である。

杭州(21冊9ヒント)
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収録
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本文
書経中国古代史中国語なし
詩経詩歌集中国語なし
易経中国古典中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
周易中国古典中国語なし
儀礼中国古典中国語なし
孝経中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
戦国策中国古代史中国語なし
漢書班固中国語万里の長城冒頓単于(ぼくとつぜんう)、匈奴を率いて、戦国時代より燕趙魏秦により築かれし万里長城を越え来たれり、武帝、威光もて、これを北に追う。
杜工部集杜甫中国語なし
世説新語劉義慶中国語なし
蘭亭序王羲之中国語なし
史通劉知幾中国語翡翠先史の古来より、翡翠には不思議な力が宿ると考えられ、副葬品の飾り玉などに用いられる。吐藩、緬(ミャンマー)がおもな産地である。
海南華夷図賈耽中国語南方大陸人東海南端の大陸の住民は、長虫や蟻などを生で食す。我々中国人も脚のあるものなら何でも食べるが、必ず火を通す。彼らは、野蛮に見えるが、高度な精神世界を持っているようである。
武経総要曹公亮、丁度、他中国語なし
喫茶養生記栄西中国語飲料としての茶には、精神を鎮め、病の元凶を廃し、滋養強壮を促進するなどといった広い薬用効能がある。
仏国記法顕中国語白檀仏像、仏具の材に用いる白檀は、天竺、南洋にて産する高木である。高貴なる芳香を有して、薫物、薬としても用いられる。
海洋牽星図航海地図中国語最果ての海峡蒙古よりはるか北、コンチ王の国は、氷に包まれた北の海に面している。夏のほんの短い間、氷が溶けて、この北の海に抜ける海峡が東の果てに現れる。
大越史記大越史書東南アジア土着語クメールの寺院隣国真臘(カンボジア)には、かつてクメール人の王国があった。ヒンドゥー教、次いで仏教の影響を受け、プノンペンの北には、空前絶後の大伽藍が造られた。

成都(18冊12ヒント)
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ヒント
本文
書経中国古代史中国語なし
詩経詩歌集中国語なし
易経中国古典中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
孝経中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
史記司馬遷中国語秦始皇帝陵始皇帝は即位するとすぐに、太原の東に自分の墓を造らせた。珍宝で満たした墓内宮殿は、機械仕掛けの弓矢で守られ、墓所の秘密を隠蔽するために多くの工匠が殉死させられた。始皇帝は死後、金婁玉衣(きんるぎょくい)に包まれ、その奥深くに埋葬された。
漢書班固中国語万里の長城冒頓単于(ぼくとつぜんう)、匈奴を率いて、戦国時代より燕趙魏秦により築かれし万里長城を越え来たれり、武帝、威光もて、これを北に追う。
傷寒論王叔和中国語薬種漢方においては、体状の陰陽に応じて朝鮮人参、桔梗根(ケッコウコン)、甘草(カンゾウ)などの生薬を飲用、あるいは湿付することにより、内々の滋養を取り戻し、病傷を治癒するのである。
白氏文集白居易中国語なし
大蔵経漢訳仏典中国語なし
太極図説周敦頤中国語猫熊猫と熊の合いの子が、雲南の山奥で目撃されている。竹林に暮らし、動作は緩慢で、人を襲うようなことはない。
資治通鑑司馬光中国語乾陵唐の混乱期の女帝、則天武后の王墓は、乾陵と呼ばれる。その中には、莫大な財宝が埋められていると伝えられる。
仏国記法顕中国語白檀仏像、仏具の材に用いる白檀は、天竺、南洋にて産する高木である。高貴なる芳香を有して、薫物、薬としても用いられる。
大唐西域記玄奘中国語雲崗の石仏太原の北に北魏の造った雲崗の石仏は、天竺諸王国の石仏に酷似している。仏教美術の伝来が実感できる。
南海寄帰内法伝義浄中国語黄金の象シャム(タイ)の民は非常に高度な金銀細工を作る。中でも黄金の象は圧巻である。かの地では、象は神聖な動物と考えられている。
アユタヤの仏頭シャム・アユタヤの仏像の数といったら、それこそ際限がない。至るところに釈迦像があるのだ。中には頭だけの仏像も並んでいる。
西遊録耶律楚材ウイグル語ダライ=ラマの宮殿チベット人は、聖なる都市ラサを見おろす「赤い丘」に建つ宮殿が、神の力により一夜にして造られたものと信じている。代々ダライ・ラマが安置された巨大な霊塔は、金に覆われ、ダイヤ、サファイア、ルビーなどの色鮮やかな宝石がはめ込まれている。

南京(21冊7ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
詩経詩歌集中国語なし
易経中国古典中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
儀礼中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
楚辞詩歌集中国語なし
戦国策中国古代史中国語なし
史記司馬遷中国語秦始皇帝陵始皇帝は即位するとすぐに、太原の東に自分の墓を造らせた。珍宝で満たした墓内宮殿は、機械仕掛けの弓矢で守られ、墓所の秘密を隠蔽するために多くの工匠が殉死させられた。始皇帝は死後、金婁玉衣(きんるぎょくい)に包まれ、その奥深くに埋葬された。
説文解字許慎中国語なし
杜工部集杜甫中国語なし
李太白集李白中国語なし
水経柱地理実用書中国語黄山仙人の住む山、黄山はいつも霧に包まれ、めったにその姿を現さない。武漢の東、その不可思議な稜線の峰々は、見る者を静寂と幻想の深淵へといざなう。
傷寒論王叔和中国語薬種漢方においては、体状の陰陽に応じて朝鮮人参、桔梗根(ケッコウコン)、甘草(カンゾウ)などの生薬を飲用、あるいは湿付することにより、内々の滋養を取り戻し、病傷を治癒するのである。
荊楚歳時記宗稟中国語なし
白氏文集白居易中国語なし
通典杜佑中国語なし
元和郡県図示李吉甫中国語虎が頻繁に現れる山道は、決して一人歩きをしてはならない。なるべく日の出ているうちに、数人が一緒になって、鐘太鼓など鳴り物で大きな音を立てて往来するのがよい。
太平恵民和剤局法和剤恵民局中国語なし
赤壁賦蘇軾中国語なし
喫茶養生記栄西中国語飲料としての茶には、精神を鎮め、病の元凶を廃し、滋養強壮を促進するなどといった広い薬用効能がある。


中国北部(図書館数
開封(16冊7ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
書経中国古代史中国語なし
易経中国古典中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
儀礼中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
楚辞詩歌集中国語なし
史記司馬遷中国語秦始皇帝陵始皇帝は即位するとすぐに、太原の東に自分の墓を造らせた。珍宝で満たした墓内宮殿は、機械仕掛けの弓矢で守られ、墓所の秘密を隠蔽するために多くの工匠が殉死させられた。始皇帝は死後、金婁玉衣(きんるぎょくい)に包まれ、その奥深くに埋葬された。
漢書班固中国語万里の長城冒頓単于(ぼくとつぜんう)、匈奴を率いて、戦国時代より燕趙魏秦により築かれし万里長城を越え来たれり、武帝、威光もて、これを北に追う。
塩鉄論桓寛中国語絹の素絹は中国対外交易の要である。その原料である生糸の生産方法は、決して他民族に漏らしてはならない。蚕を国外に持ち出すことは堅く禁じねばならない。
杜工部集杜甫中国語なし
水経柱地理実用書中国語黄山仙人の住む山、黄山はいつも霧に包まれ、めったにその姿を現さない。武漢の東、その不可思議な稜線の峰々は、見る者を静寂と幻想の深淵へといざなう。
宋書沈約中国語なし
斉民要術賈思協中国語毛皮の中で最も上質とされるのが貂である。蒙古以北に生息するため、貂の毛皮は容易には手に入らない。
新五代史欧陽脩中国語なし
太平広記宋代史書中国語なし

西安(25冊10ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
詩経詩歌集中国語なし
易経中国古典中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
周易中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
戦国策中国古代史中国語なし
史記司馬遷中国語秦始皇帝陵始皇帝は即位するとすぐに、太原の東に自分の墓を造らせた。珍宝で満たした墓内宮殿は、機械仕掛けの弓矢で守られ、墓所の秘密を隠蔽するために多くの工匠が殉死させられた。始皇帝は死後、金婁玉衣(きんるぎょくい)に包まれ、その奥深くに埋葬された。
塩鉄論桓寛中国語絹の素絹は中国対外交易の要である。その原料である生糸の生産方法は、決して他民族に漏らしてはならない。蚕を国外に持ち出すことは堅く禁じねばならない。
後漢書范曄中国語なし
杜工部集杜甫中国語なし
李太白集李白中国語なし
帰去来辞陶淵明中国語なし
文選昭明太子中国語なし
魏志倭人伝陳寿中国語倭の国の金印倭の卑弥呼、使者を遣わして魏の天子に朝貢せり。魏の天子、かの者に金印を賜りて倭の王にぞ封じたる。
抱朴子葛洪中国語なし
斉民要術賈思協中国語毛皮の中で最も上質とされるのが貂である。蒙古以北に生息するため、貂の毛皮は容易には手に入らない。
白氏文集白居易中国語なし
五経正義孔穎達、顔師古、他中国語なし
晋書房玄齢中国語なし
義山雑纂李商隠中国語なし
資治通鑑司馬光中国語乾陵唐の混乱期の女帝、則天武后の王墓は、乾陵と呼ばれる。その中には、莫大な財宝が埋められていると伝えられる。
新五代史欧陽脩中国語なし
南海寄帰内法伝義浄中国語黄金の象シャム(タイ)の民は非常に高度な金銀細工を作る。中でも黄金の象は圧巻である。かの地では、象は神聖な動物と考えられている。
アユタヤの仏頭シャム・アユタヤの仏像の数といったら、それこそ際限がない。至るところに釈迦像があるのだ。中には頭だけの仏像も並んでいる。
玄風慶会録長春真人ウイグル語銀の水差しペルシャの地には、ササン朝時代に作られたという実に見事な銀の水差しがあるという。大汗(フビライ=ハン)はきっと気に召されるに相違ないから、さっそくホラズムに朝貢要求の使者を送るがよかろう。

北京(34冊15ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
書経中国古代史中国語なし
詩経詩歌集中国語なし
礼記中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
周易中国古典中国語なし
儀礼中国古典中国語なし
孝経中国古典中国語なし
論語孔子原作、他中国語なし
戦国策中国古代史中国語なし
史記司馬遷中国語秦始皇帝陵始皇帝は即位するとすぐに、太原の東に自分の墓を造らせた。珍宝で満たした墓内宮殿は、機械仕掛けの弓矢で守られ、墓所の秘密を隠蔽するために多くの工匠が殉死させられた。始皇帝は死後、金婁玉衣(きんるぎょくい)に包まれ、その奥深くに埋葬された。
漢書班固中国語万里の長城冒頓単于(ぼくとつぜんう)、匈奴を率いて、戦国時代より燕趙魏秦により築かれし万里長城を越え来たれり、武帝、威光もて、これを北に追う。
塩鉄論桓寛中国語絹の素絹は中国対外交易の要である。その原料である生糸の生産方法は、決して他民族に漏らしてはならない。蚕を国外に持ち出すことは堅く禁じねばならない。
説文解字許慎中国語なし
李太白集李白中国語なし
水経柱地理実用書中国語黄山仙人の住む山、黄山はいつも霧に包まれ、めったにその姿を現さない。武漢の東、その不可思議な稜線の峰々は、見る者を静寂と幻想の深淵へといざなう。
三國志陳寿中国語なし
魏志倭人伝陳寿中国語倭の国の金印倭の卑弥呼、使者を遣わして魏の天子に朝貢せり。魏の天子、かの者に金印を賜りて倭の王にぞ封じたる。
傷寒論王叔和中国語薬種漢方においては、体状の陰陽に応じて朝鮮人参、桔梗根(ケッコウコン)、甘草(カンゾウ)などの生薬を飲用、あるいは湿付することにより、内々の滋養を取り戻し、病傷を治癒するのである。
白氏文集白居易中国語なし
史通劉知幾中国語翡翠先史の古来より、翡翠には不思議な力が宿ると考えられ、副葬品の飾り玉などに用いられる。吐藩、緬(ミャンマー)がおもな産地である。
元和郡県図示李吉甫中国語虎が頻繁に現れる山道は、決して一人歩きをしてはならない。なるべく日の出ているうちに、数人が一緒になって、鐘太鼓など鳴り物で大きな音を立てて往来するのがよい。
太極図説周敦頤中国語猫熊猫と熊の合いの子が、雲南の山奥で目撃されている。竹林に暮らし、動作は緩慢で、人を襲うようなことはない。
通鑑綱目朱熹中国語なし
太平恵民和剤局法和剤恵民局中国語なし
西廂記元局中国語なし
琵琶記元局中国語なし
元朝秘史モンゴル史中国語なし
元典章元法書中国語なし
授時暦郭守敬、他中国語候風地動儀ある日、後漢の張衡が製作した候風地動儀が、西で地震が起きたことを示した。人々は揺れを感じないので、それを信じなかった。しかし、その後に隴西郡で地震が起きたことが分かり、その精度が証明された。
大唐西域記玄奘中国語雲崗の石仏太原の北に北魏の造った雲崗の石仏は、天竺諸王国の石仏に酷似している。仏教美術の伝来が実感できる。
玄風慶会録長春真人ウイグル語銀の水差しペルシャの地には、ササン朝時代に作られたという実に見事な銀の水差しがあるという。大汗(フビライ=ハン)はきっと気に召されるに相違ないから、さっそくホラズムに朝貢要求の使者を送るがよかろう。
長春真人西遊記長春真人ウイグル語なし
湛然居士文集耶律楚材ウイグル語なし
西遊録耶律楚材ウイグル語ダライ=ラマの宮殿チベット人は、聖なる都市ラサを見おろす「赤い丘」に建つ宮殿が、神の力により一夜にして造られたものと信じている。代々ダライ・ラマが安置された巨大な霊塔は、金に覆われ、ダイヤ、サファイア、ルビーなどの色鮮やかな宝石がはめ込まれている。

漢城(8冊4ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
書経中国古代史中国語なし
易経中国古典中国語なし
春秋孔子中国語殷周の青銅器殷周時代、祭祀に用いられた青銅器には様々な形状の鼎(かなえ)や鬲(れき)があり、その造形は複雑精巧を極めていた。
金婁玉衣歴代の王は、宝珠の帷子で作られた金婁玉衣に包まれて埋葬される。特に翡翠には防腐の効力があるといわれ、好んで用いられた。
論語孔子原作、他中国語なし
詳定古今礼文高麗文集東アジア土着語なし
八道図鄭陟東アジア土着語武寧王陵高句麗の侵入により、遷都を余儀なくされ、混乱をきたした百済・これを立て直し、安定をもたらしたのは、東城王の第二子、武寧王である。王の陵墓は忠清南道(漢城の南)にあるとされる。
海東諸国記申叔舟東アジア土着語白瑠璃碗日本人は独自の文化、言語を持つ民族であるが、太古より西方の大陸の影響を受けている。正倉院にある白瑠璃碗なども、西方美術の面影を残す作品である。
李朝実録世宗東アジア土着語なし


日本(図書館数
京都(10冊2ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
古事記太安万侶東アジア
土着語
豊饒の村東(あずま)の人、百の田を一として耕す。糧、高床の倉に満ち溢る。されど未曾有の大洪水来たりて、かの村消え去れり。
日本書紀舎人親王東アジア
土着語
なし
万葉集大伴家持東アジア
土着語
なし
竹取物語日本伝承東アジア
土着語
真珠記上に云う「貴くありける君の白玉」、武烈紀に云う「あが欲る阿古屋珠」とは、これすなわち真珠のことなり。
源氏物語紫式部東アジア
土着語
なし
枕草子清少納言東アジア
土着語
なし
平家物語軍記物語東アジア
土着語
なし
土佐日記紀貫之東アジア
土着語
なし
古今和歌集紀貫之、他東アジア
土着語
なし
徒然草吉田兼好東アジア
土着語
なし


中米(図書館数
テノチティトラン・メシコ(9冊22ヒント)
書名著者記述
言語
収録
ヒント
本文
ボルボニクス絵文書新大陸伝承中南米
土着語
翡翠の仮面パレンケのパカル王、12歳にて即位し80歳にて崩御。9人の黄泉の王、翡翠の仮面被りて眠りたる王を見守る。
太陽の神殿聖都ティオティワカン、その中に宇宙を現せり。太陽と月の神殿、死者の通りに面してそびえ、地の上と下に幾万の住居が築かれ、幾十万の民を擁したり。
水晶のどくろアズテクの神官、生贄を捧げし後に、死神ミクトランテクトリを形取りし数千の水晶の髑髏(ドクロ)もて、その魂を鎮めたり。
アスカティトラン絵文書新大陸伝承中南米
土着語
神の祭壇古(いにしえ)の偉大なる民の創りしか、神の御手によりしものか。北の大地にそびえし岩の祭壇は、その巨大さ、壮厳さにおいて我が民族の築きしいかなる祭壇とも、比較にならず。
北の海峡太古の時代。我が祖先、西方より氷の道辿りて北の海峡を越え来たり。太陽が大きくなりしとき、大地荒れ、糧尽く。しかれども、氷の道溶け去りて、後戻りすることあたわず……。
テレリアノ・レメンシス絵文書新大陸伝承中南米
土着語
石の要塞南の黄金帝国、アンデスの高原に石の要塞マチュ・ピチュを築き、インティ・ワタナ、すなわち太陽を繋ぎ止める柱にて収穫の予言を行えり。
巨大地上絵決して見ること能(あた)わぬ絵を描く、異能の民族あり。神のみが見給う、雄大な地上絵なり。
太陽の絵文書新大陸伝承中南米土着語黄金の帝国南のビルー高原には、黄金の尽きることのない大帝国がある。その王は、黄金でできた王宮に暮らしているという。
イシュトリルショチトル絵文書新大陸伝承中南米
土着語
雄大な峡谷"遥かなる太古の記憶…。北の大地に広がる、雄大なる峡谷。巨大な蛇神の如く横たわる大河、神の机卓の如く隆立する岩盤。乾ききった大地を、朝日が褐色の卓布で覆う。"
石造りの村ナニ・オリン、すなわち4の動の年、北のアナザシの民、大河の畔に37のキヴァ、シバブ、霊魂のトンネルを備えし雄壮なる石造りの住居を築けり。
石の戦士像トルテカの民、聖都トゥーラに幾多の強者の石像を造れり。偉大なる戦士の像にて、外敵を寄せ付けぬ不眠不休の門なり。
ヌエバ・エスパニャのインディアス史ディエゴ・ドゥランスペイン語煙の草西インディアスの原住民には、奇妙な習慣がある。タバコと呼ばれる葉を筒に詰め、それを燃やした煙を輪になった人々が次々に回しながら、非常にうまそうに吸うのである。これには、何らかの社交的意味合いがあると思われる。
直立鼠二本足で歩く鼠を北の大陸で見たという話を聞いたが、酔っぱらった農夫の話なので、それがどこまで真実であるのかは定かではない。
ヌエバ・エスパニャ諸事物概史サアグンスペイン語ヌエバエスパニャの穀物ヌエバエスパニャにおける主要な作物の1つに、トウモロコシが挙げられる。チナンパスと呼ばれる湿地を開拓した農地で育てられ、高床式の特別な倉庫に蓄えられる。
世界一の巨木北の新世界の西岸で見られるスギが、世界で一番大きな樹木であろう。あまりの高さに正確には測定できないが、通常の大木の10倍は悠に超えている。
新世界自然文化史ホセ・デ・アコスタスペイン語ジャガイモ新世界にて新しく発見されたジャガイモは寒さにも強く、冷害時の非常食として非常に有効であろうと思われる。
新世界の家畜新世界においても、家畜は飼育されているようだ。ただ、なにぶん小型であり、馬のように戦闘用に用いられることはなく、もっぱら荷貨の運搬に利用されているようである。
イグアスの滝南の大地、緑の大海の向こう側、上から下に流れる川あり。「イグアスの滝」と呼ばれ、豊かなる水を人々に授く。
白い樹液の木アマゾンの樹木から採取される樹液は、空気にふれると粘質を帯びる。住民は、この樹液を噛んで空腹を忘れる。
ユカタン事物記ディエゴ・デ・エランダスペイン語新世界の強壮の実カカオ豆は大変高価な交易品であり、貨幣の代わりにも用いられる。カカオから作られる飲み物には、強壮の作用があるようだ。
新香料ユカタン半島には、ピメントと呼ばれる赤い香料がある。これは、非常に辛みがあり、様々な調理に利用できる。
黄金郷エル=ドラド黄金郷エル=ドラドの王が即位するとき、黄金神の仮面を付け、金粉をまとい、黄金の供物とともにグァタビダの淵に身をあずける。


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