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南国の楽土 オーストラリア

ゲーム上のデータ
名称オーストラリア
経緯度所在特殊オーストラリアの北西部
証拠品南方大陸の地図
発見条件文献によるヒント、スポンサーとの契約
発見方法オーストラリアの北西部に上陸する。
ライバルなし
ヒント名南方大陸
記載文献文献タイトル科学集成
発刊既刊
記述言語スラブ・ギリシャ語
必要スキル航海術3
記載条件マラッカ海峡の発見
所在図書館アテネ
アレクサンドリア
バグダッド
フィレンツェ
備考命名可能。
疲労度、規律回復。

F「というわけで、お待たせしました、オーストラリアです」
A「誰か待ったのか?」
F「あっはは。つーか、これに関するヒントが凄いのね。科学集成に曰く『北半球と南半球のバランスが取れていないから、あの辺に陸地があるに違いない』って」
A「ンな無茶な……。バランス取るなら、南太平洋にあったはずのムー大陸はどうなるんだよ」
F「北大西洋にはアトランティスがあったじゃない。さて、以前予告しておいた『我々がそこを何と呼ぶのかは問題ではない。問題は、原住民がそこを何と呼んでいたのかなのだ、って昔何かで読んだ』だけど」
A「おぅ?」
F「僕の予測を云おう。たぶん、何とも呼んでいなかった。それとも現代人は、太陽に名をつけたかな?」
A「……どういうことだ?」
F「クックか誰かだったかな。あるアボリジニの集落で、とても綺麗な天然湖を見つけた。その水が美味かったので、アボリジニにその湖の名を尋ねた」
A「何と?」
F「彼らは応えた。曰く『湖だ』と」
A「……ほへ?」
F「その集落は、あまり外部との接触がなかったのさ。そして、他に湖が存在していたことを知らなかった。だから、自分たちの『湖』に固有名詞をつけて、他の『湖』と区別する必要がなかった。ゆえに、彼らは『湖』に名称をつけることをしなかった、と。ファンタジーものでよく『エルフの村』とか『ドワーフの村』とか云うのが出るけど、たぶんこれと似たような理屈だよ。彼らは他に村を持たないので、自分たちの村に名称をつけていない。つける必然性がない。ために、周りからはそう呼ばれている」
A「……だから、新大陸であれオーストラリアであれ、白人による『発見』以前は、何とも呼ばれていなかった?」
F「と、僕は思ってるんだよね。それとも、他にふたつとないものにわざわざ名前をつけるのかな?」
A「太陽は太陽だな。反論はしないけど……面白い話じゃねぇか」
F「あっはは。えーっと、ちょっと話が長くなったね。まぁ、南極航路を使えばすぐに見つかるから、価値の割に見つけるのはかなり楽だよ」
A「……なー、久しぶりに見つからねーぞ?」
F「あ、えーっとね、北西部、つまり島伝いに行った場合の上陸場所でないと、発見したことにならないみたい」
A「何か、久しぶりにだまされた……」
F「ひと聞き悪いなぁ、もぉ」

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