八陣†制覇 巻頭リプレイ
プレイヤー1:軍師編だって?
プレイヤー2:はぁ。今度は智将型の武将に有利なシステムだそうです。直前のが武力値と武力しかありませんでしたから、今度は知力と陣形だけで。ちなみにマルチプレイ可能。
プレイヤー4:4人までですね。じゃぁ、4人でしてみますか。
プレイヤー1:む。えー、まずは主将を選ぶ……おや、呂布だ。
プレイヤー2:ほぼ最悪ですね。知力は低いし陣形はひとつだけですよ。
プレイヤー1:……聞き忘れてた。前のはほぼ相撲だったが、今回、勝利条件は?
プレイヤー2:陣形8つ全てを修得することです。最初に選んだ主将、武将カードごとに持っている陣形は違いまして、呂布はひとつしか持っていません。
プレイヤー1:待たんか!?
プレイヤー4:最多は、諸葛亮の5つでしたっけ?
プレイヤー2:そうだね。諸葛亮ならあと3つだけど、呂布と孟獲だと7つ集めなきゃいけません。
プレイヤー1:さ、最悪とはなぁ……。力で覆すワケにもいかんのだろう?
プレイヤー2:なにせ知力と陣形しかありませんので。呂布は知力も低いですから、使い方がかなりシビアですよ。
プレイヤー1:だよなぁ……。
プレイヤー2:いまのは云わばKO勝ちですが、判定勝ちもありまして。すべてのアイテムカードが誰かの手に渡ったなら、その時点で所有している陣形が最も多いプレイヤーの勝ちです。この場合でも、陣形は多い方が有利ですよ。
プレイヤー1:スタートでつまづいたのはよく判ったよ。
プレイヤー2:ボクは……鳳統ですね。知力最高、陣形は4つ所有。
プレイヤー1:待てや。ほぼ勝負決まったじゃないか。
プレイヤー3:やり方ってあると思いますけどね。私は……厳顔さん? 知力2の陣形2つ、低い部類です。
プレイヤー4:そしてあたしは、狙い澄ましたように公孫賛。知力3の陣形2ですね。
プレイヤー1:私がかなり不利で……
プレイヤー2:ボクが有利、というところですね。ま、テストプレイですからやってみましょうか。
第一巡
呂布(プレイヤー1):では私から……そこのアイテムを取りに行こう。呉子。
鳳統(プレイヤー2):素の知力が上がるアイテムですね。アイテム入手の場合は、まずどれがほしいか選んで、次の手番のプレイヤーが山札から1枚引いてガードにつける。(ひらっ)
呂布:む、周泰か。
鳳統:この子の知力と入手条件を足した値が目標値になります。都合14ですが。
呂布:……趙雲2枚出そう。(ころころ)あー……っと、こっちも14だな。
鳳統:それですと失敗ですね。数字が同じなら防御側の勝ちになりますので。
呂布:ちぃ……。じゃぁターンエンドだ。
鳳統:じゃ、ボクです。……ボクも呉子狙いましょうかねー?
呂布:オラー!?
厳顔(プレイヤー3):では……って、コレ補助カード出ましたよ?
公孫賛(プレイヤー4):その場合は……えー、ガードなしですね。素の入手条件のみで判定ですか。
鳳統:じゃぁ(ころころころ)ほい、サイの目だけで成功。
呂布:あとで覚えとけ!
鳳統:いつでもどうぞ♪ 減った分のアイテムを場に補充して、ターンエンド。
厳顔:じゃぁ私……えーっと、それください。持ってない陣形の鋒矢。
公孫賛:(ひらっ)ガードは呂蒙ちゃんだね。
厳顔:2枚出して(ころころころ)あれ、失敗。
公孫賛:ざんねーん。あたしのターン……あたしも鋒矢陣狙おうかなぁ。
呂布:ん(ひらっ)や、補助カードだ。
厳顔:おーい……
公孫賛:らっきー♪ (ころっ)はい、ゲット!
厳顔:うぁーん……
公孫賛:ではターンエンド……と思ったら!?
呂布:む? 孫子……2D6!?
鳳統:修正値が呉子の2倍な最強アイテムですね。一巡で出ることもないだろうに。
厳顔:こ、これは……どっちを先に狙うべきか?
第二巡
呂布:決まっておろう、鳳統だ。その呉子をよこせ!
鳳統:はい、諸葛亮2枚。
呂布:んぶっ!?
厳顔:鬼ですか!?
公孫賛:て、手出ししないでよかったぁ〜……。
鳳統:カードが来てたことそのものは偶然だけど、武将カード使いきったと思われて、アイテムを手に入れた直後がいちばん狙われるからね。使ったのと同等以上の戦力がなければボクは動かないよ。
厳顔:え、えー……都合3D6+9ですか?
呂布:2D6+2でどう勝てと!? (ころころ)13か……かなりいい数字ではあるが。
鳳統:はっはっはー、ピンゾロでもなければ……なければ……(手の中でサイコロころころ)
呂布:振れよ。
鳳統:な、南無八幡……! (ころころころ)うし、6ゾロ!
厳顔:笑いのツボが判ってないですねー。
公孫賛:ここでピンゾロ出さずにいつ出すつもりですか?
鳳統:出さんで済ませたいよ!
呂布:とりあえずお前のターンだ。さっさと孫子取りに行って負けてこい。
鳳統:云いたい放題ですね!? そりゃ、勝てる戦力ありませんがね! ……パスで。
厳顔:よし、呉子ください。
鳳統:戦力整ってないって云ってるでしょー!? 補助カード使って3D6+7だ!
厳顔:充分じゃないですか!? えーっと、こっちも補助カードで……あ、2D6+8だわ。けっこういけそう。
鳳統:ボクならこんな博打しないのにー!
厳顔:では(ころころ)あー、18ですね……
鳳統:いけるか、それとも……!? (ころころころ)んにゃー!? 3D6で7!
呂布:……てことは、負けてるじゃないか。
鳳統:そ、そのようで……。仕方ない、持ってけ。
厳顔:ありがとうでーっす♪
公孫賛:その辺の騒動そっちのけで、長蛇の陣(ころころころ)ありゃ、失敗。
第三巡
呂布:さーて、どーすっか。鳳統ならまだしも厳顔に勝てるとは思えんからなぁ。
鳳統:どういう意味ですか……?
呂布:いいか。鳳統、アイテム要らんから首級よこせ。
鳳統:このタイミングでボクを攻めるのって嫌がらせにしかならんのですが……
呂布:いいから戦闘だ。こっちは1D6+5。
鳳統:地味に強い……。えー、1D6+9で対応しますよ。
公孫賛:常に相手より優位で戦おうとするのが、このひとの怖さであり限界でもあるんですよね。
鳳統:云わないで……(ころっ)5だから、14ですよ。
呂布:振らんでも負け決定じゃないか(ころっ)ピンだし。
鳳統:防衛戦は勝ってもメリットがないのが痛い……。えーっと、それください、長蛇陣。
厳顔:やた、曹操がガードに入ります!
鳳統:イチ含めて全員でボクいぢめないで!? え、えーっと……ダメ、いまの手札じゃ曹操には勝てない。ひとりで戦って負けます。(ころっ)ま、勝てるワケがないので。
厳顔:わたしのターンに出なくて助かりましたけどね。さーて、長蛇持ってるンですよね……墨子狙いましょうか。
公孫賛:そんなあなたには賈駆が立ちはだかりますよー。
呂布:地味に嫌だな、オイ。
厳顔:いえ、恋姫での賈駆はなぜか知力が低く評価されてて3ですから、それほどの脅威ではないです。于禁と尚香で……(ころころ)あれ、1点及ばず。
公孫賛:なんか、皆さん出目が悪いよね。長蛇陣リベンジしますよ。
呂布:ガードは夏侯淵だな。
公孫賛:微妙に知力高いんですよね……(ころころ)ん、あたしも失敗。
呂布:も、云うな。
第四巡
呂布:……ここは、出ているアイテムでいちばん難易度の低い墨子行ってみるか。
鳳統:すんません、荀ケです……。
呂布:はっはっは……。ええぃ、援軍も出してくれる! 2D6+5で(ころころ)おし、6ゾロ! 取った!
公孫賛:……11でも負けでしたのに。
呂布:私の耳は、きょうは日曜日だ!
鳳統:ダメ元で行動するのやめてくれると、ボクの胃袋もう少し楽なんですけど……
呂布:やかましい! あぁ、ちょっと待て。山札なくなったからいま用意する。おい、アイテムカード出しておけ。
鳳統:はい、ただいま。おっ、魚鱗陣出ましたね。ボク持ってますけど。
公孫賛:あたしもです。
呂布:……よし、いいぞ。
鳳統:はい、ではボクのターン。長蛇陣ください。
厳顔:あー……悪いタイミングで援軍カード。素でどうぞ。
鳳統:ありがとう。3D+1で(ころころころ)はい、出た。
厳顔:新しく出るのは、雁行陣ですね。早速取りに行きましょうか。
公孫賛:ガードは……あら、呂布さん。知力1だね。
呂布:やかましい!
厳顔:日曜日じゃなかったんですか? ……孟獲と張角でいいかな。
呂布:ふたりとも、知力1じゃないか!
厳顔:(ころころ)そして6ゾロ。ゲットです♪
呂布:次のターンを楽しみにしてろ!
公孫賛:その前にあたしのターンですが……いいカードないんですよねー。とりあえず、いま出た玉璽で。
呂布:なぜか、コレの難易度が低いんだよな。設定ミスか? とりあえず、ガードは楽進。
公孫賛:2D6+3(ころころ)おーらい、ゲットです。
呂布:そうかい。
第五巡
呂布:鳳統、長蛇陣よこせ。3D6。
鳳統:やですよぉ……と云いつつ3D6+2。ちょっと不安な数字です。
呂布:充分だよ! (ころころころ)ん、12だな。
鳳統:(ころころころ)げ、届かず……うー、どうぞ。
呂布:はっはっは、やはり舌戦も腕力だな!
鳳統:何の台詞ですか、何の!?
公孫賛:9か10での、呂布が舌戦に勝ったときの台詞ですよ、確か。
鳳統:マジかい……。えーっと……魚鱗持ってるからなぁ。公孫ちゃん、鋒矢ちょうだい。1D6+11で。
公孫賛:くれと云われてもやれませんて。つか、11って何です!? ……えー、ここは一騎打ちでお願いします。
鳳統:武将カードなし(アイテム可)での戦闘? いいけど、ボク素でも+2ついてるよ。
公孫賛:いまの手札じゃこれしか手の打ちようがないんですよ……(ころっ)先に云うと4です。
鳳統:3以上か(ころっ)サイの目でも5だ。
公孫賛:ちぃ……どうぞ。
鳳統:玉璽狙った方がよかったかなぁ。手札がリミット越えてるから一枚捨て札に、と。ターンエンド。
厳顔:じゃぁ……魚鱗陣取りに行きますか。
公孫賛:あー、趙雲ね。知力4。
厳顔:む、無駄に高い……!? (ころころ)ダメ、届かないわ……
公孫賛:悪いタイミングで悪いカードが出るよね。……魚鱗は持ってる。鋒矢取り返しに行きましょうか。2D6+4。
鳳統:あーん、手札が……戦力が不足してる〜。1D+10で。
公孫賛:だから、何で2ケタ出せるんですかっ!? (ころころ)12!
鳳統:3以上……(ころっ)よし、6。
公孫賛:困ったもので……。
第六巡
呂布:さーて、私は……魚鱗だな。誰が来る?
鳳統:張梁で、知力3ですね。
呂布:……届かんな。手札のザコ消費して引き直しておこう。(ころっ)よしよし。
鳳統:そういう使い方するからな、このヒト。えーっと……孟徳新書取りに行こう。
厳顔:微妙ですね、ガードは張遼ですよ。
鳳統:……あー、ボクも届かないな。仕方ないから、ボクも数字悪い子捨てて引き直すよ。
公孫賛:もっと悪いカードが来たりするんですよね。
呂布:眼を逸らすな。
鳳統:だって……(夏侯惇)
厳顔:じゃぁ、また魚鱗にチャレンジで。
公孫賛:呂蒙ちゃんだよー♪
厳顔:周瑜に郭嘉に援軍で賈駆まで出します! 3D6+9で(ころころころ)成功!
呂布:挑んだ側が勝ったのって久しぶりだな。
厳顔:でしたかね。とりあえずアイテム補充……鶴翼来ました。
公孫賛:あーっと……さっそく手を出そうかな。
呂布:……悪いな、ガードは陳宮、それも強い方だ(ころっ)げ、2か。
鳳統:蜀ルートの武将は、知力が数値固定型とサイコロ方式の2枚ずつがいます。
公孫賛:それ、最初に説明すべきだった気が。しかし……うーん、ちょっと危ないかも(ころころ)あー、案の定失敗。
呂布:案の定云うなよ。
第七巡
呂布:私のターン……鳳統、鋒矢よこせ。一騎打ちだ。
鳳統:素の知力にマイナスついてる呂布でそれやりますか? まぁ、受けて立ちますが(ころっ)5ですから、7で。
呂布:(ころっ)よし、お前のターンだ。
鳳統:やることないでも邪魔はしないでほしいんですが。……よし、孫子行きます。
厳顔:云うに事欠いて非道いことやりますね。……ただし、ガードは許緒!
呂布:コラー!? どうしてこういうタイミングで知力1!?
鳳統:援軍カードまで使って武将総動員! 2D6+10で勝負! (ころころ)おしっ、11!
公孫賛:うわ、孫子とられた……。
厳顔:うーん、アレ持っていかれるとだいぶ危険で……いや、ここはむしろ挑んでみましょう。孫子ください、4D6。
鳳統:4D!? さ、さすがにそれは怖い……と云っても、こっちも孫子あるから3D6+9かな。
公孫賛:このヒト、どーやって武将カード仕入れてるんですか?
呂布:私が聞きたい。かなりマジで。
鳳統:(ころころころ)って、2ゾロ!?
公孫賛:都合……15ですか? 4D6で16以上、出ない数字じゃないですね。
厳顔:出るか、それとも……? (ころころころころ)ひのふの、17です!
呂布:出しよった……。
鳳統:うぁーん、手に入れたばかりだったのにー!
厳顔:悪く思わないでくださいねー♪
鳳統:思わなかったらいいひとだよ、ボク!?
厳顔:聞こえませーん。とりあえず山札シャッフルしますので、ちょっと待ってくださいね。
公孫賛:補充がすんだらあたしのターン、と……どーしようかなぁ。山札入れ替わったばかりだからあんまり手出しは控えようか。じゃぁ、鋒矢ください。
鳳統:ボク袋叩きにするのやめない!?
呂布:お前がイチやヤスの女房に及ばない最大の欠点がそこだな。あのふたりなら、どれだけ多勢に連続で攻められようが、弱音は吐かんぞ。受けきれるかはさておいて。
鳳統:泣き言のひとつも云いたくなりますって……あーん。
公孫賛:じゃ、いいですか? 2D6+6で。
鳳統:ボ、ボクとしたことが、優勢に立てない……!? いまの手札じゃどーあがいても2D6+5が精一杯だよぉ!
厳顔:過去の対人戦闘で、常に相手より高い数字を提示してきた鳳統さんがついに力尽きた!?
呂布:考えてみればここまでの対人戦闘、必ずどっちかがコイツだったなぁ。
厳顔:どれだけこのヒト酷使してるんですか、わたしたち?
鳳統:情けないボクを笑ってくれ、イチ……! (ころころ)ぅあ、期待値そのままの7……
公孫賛:あたしは(ころころ)……4でした。
厳顔:それでいて勝率が悪くないのがねェ。
呂布:困ったモンだ。
第八巡
さて、私のターン……鶴翼行ってみるか。
鳳統:すみません、ガードボクです。知力5。
呂布:出せるか! (ころっ)はいはい、負けてカード補充!
鳳統:じゃぁボクは……孟徳新書で。
厳顔:ガードが……うわ、また呂布ですよー。いーなぁ。
呂布:いーな、云うな!
鳳統:心苦しいけど正直助かる。えーっと……援軍カードも使おうか、2D6+7(ころころ)はい、ゲット。
厳顔:代わりに方円陣出ましたね。さっそく手を出します。
公孫賛:えーっと、ガードは……孟獲の、強い方(ころっ)3で。
厳顔:わたしの手元には孫子があるので、4D6+5ですよーだ。(ころころころころ)こっちもゲットです。
公孫賛:あたしのターンだけど……いま衡軛攻めても取れないのは明らか。さーて、どうしたものか。
呂布:そこ、テーブルの下に隠れるな。
公孫賛:じゃぁ呂布さん、長蛇ください。一騎打ちで。
呂布:私は鳳統じゃないぞ!?
公孫賛:知ってますよ。(ころっ)ぅげ、1!?
厳顔:それでも呂布だと負ける可能性があるのがこのゲームなんだよね。
呂布:こらこら、私には墨子がついてるぞ。コレ防御戦でのみ1D6だ。
公孫賛:てことは2D6−1? 最低でも1にはなるから……
呂布:そっちの出目が1なら私の負けはない(ころころ)はい、おーらい。
公孫賛:ぅわ、アイテム忘れてたわ……。あ、いらない手札ついでに捨てて、ターンエンドです。
第九巡
呂布:場に出ているのは衡軛と鶴翼。衡軛は素で持ってるから、鶴翼行ってみるか。
鳳統:立ちはだかるのは文醜で(ころっ)1ですね。
呂布:では3D6−1で17以上か(ころころころ)出るモンだなぁ。手に入るとは思わなんだ。
鳳統:は、いいですが……いよいよアイテムカードが残り1枚ですね。全てのアイテムカードが誰かの手に渡ったら、その時点で判定に入りますが、このペースだとたぶんそうなる可能性が高いです。
呂布:面白くないよなぁ、それでは。各自、残りいくつか申告。呂布、残り5つ。
鳳統:鳳統、3つですね。方円、長蛇、雁行かな。
厳顔:厳顔も残り3つ……偃月、鋒矢、衡軛です。
公孫賛:あたし残り6つです。
呂布:となると、挽回は難しいか……まぁいい。で、誰のターンだ?
鳳統:ボクですね。……孫子に手出しは避けたいな。武侯兵書行こう。
厳顔:判定狙いですか? ガードは……あら、文醜で2です。
鳳統:都合17か。ボクは3D6+9だから(ころころころ)……ちょうど18。危なかった。
厳顔:……おや、オモシロいカードが。鳳統さん、鋒矢賭けて一騎打ちしましょう。
鳳統:またボク狙われてる!?
厳顔:武将カード抜きアイテムありなら、孫子持ってるこっちが圧倒的に有利なので〜♪ (ころころころ)む、10。
鳳統:やった、らっきー……。えーっと……武侯兵書使うか。1D6+7(ころっ)で、何で2が出るのー!?
呂布:日頃の行いだろ?
鳳統:非道いこと云わないでください!?
厳顔:これであとは出ている衡軛と偃月だけ……手札も何枚か処分しましょうか。
公孫賛:はいはいっと……? あら、たぶん誰かさんが欲しがってるカード来たわ。えー……いい加減やることがない。さすがに邪魔するのは気が引けるので、あたしこのターンパスしますね。
呂布:いい子ぶりおって。
第十巡
呂布:……論語取りに行くか。
鳳統:ガードは(ぴらっ)あ、援軍カードですね。いーなぁ……
呂布:では攻めよう。(ころころ)で、手に入ったぞ、と。
鳳統:……まず長蛇確保しよう。呂布に戦闘宣言。4D6+6です。
呂布:くれてやるという選択肢はないからなぁ。可能な限りの抵抗はしようか。2D6+9だ。
鳳統:さすがですね(ころころころころ)って、ここでピンゾロ!?
呂布:……なぁ、こっちの出目は悪くても11なんだが。
鳳統:なんでこんなタイミングで出ちゃうのー!?
公孫賛:やっぱり、あのとき出しておけばよかったんですよ。
鳳統:勝手なこと云わないでほしいな!?
呂布:(ころころ)まぁ、こっちも高くはないが14だ。悪く思うな。
鳳統:思いますぅ……恨みますぅ……
厳顔:じゃぁわたしのターン。衡軛取りに行きます。
公孫賛:ガードが、知力1の孟獲だね。
厳顔:あらら。じゃぁ、援軍カードも使って3D6+9(ころころころ)はい、手に入りました。
呂布:陣形7つそろえよったな……そして、残る偃月は場に出ている。このままのペースなら、偃月を手に入れると同時にアイテムカードも尽きそうだが。
公孫賛:やはり、孫子を使いこなしてるのがねェ。誰かさんは手に入れるだけ手に入れて、使いこなせもしなかったから。このまま勝ち逃げは目に見えているかと。
鳳統:云われてる……反論できないけど。
公孫賛:ま、あたしが悪あがきしていれば偃月は渡さずに済みますから。もうちょっと粘ってみましょうか。
厳顔:ふふふ、かかっておいでー♪
その後、第十二巡までこじれたものの、厳顔が危なげなく勝利しています。
プレイヤー4:ずばり、勝因は?
プレイヤー3:誰かさん♪
プレイヤー2:ぅあーんっ!
プレイヤー1:いぢめるな、小娘ども。
プレイヤー3:ですが、本心ですよ。終始このヒトがボケながらツッコまれていたせいで、わたし基本的に野放しにされていたので、終盤までターゲットにならずに済みましたから。
プレイヤー4:11周以降の大立ち回りは凄かったもんね。
プレイヤー1:あぁ……まさか怒涛の三連戦を防ぎきられたときは本気で驚いた。
プレイヤー2:孫子と呉子の差がもう少し小さければまだ勝ちめはあったんだけど、実際に小さくないからねェ。ま、負けは負けだ。
プレイヤー3:ありがとうございます。
プレイヤー1:じゃぁ、ちょっと休憩してもう一戦やるぞ。今度はマトモな武将だといいんだが。
プレイヤー4:そう云いつつ今度は孟獲引くんですよね。
プレイヤー1:誰がそんなボケをかますか。
数分後。
(孟獲カードをテーブルに叩きつけながら)「サレンダー!」
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