<帳票フォームに集計を表示する>
Access の解説本には,必ず載っているので,わざわざ紹介するのも気が引けるのですが,帳票フォームでは,フォームヘッダーやフォームフッターに集計した値を表示することが可能です。
◆ ここでは,レースタイム入線フォームのフォームヘッダーに1着馬の自己タイムの平均を表示する例を載せます。
1. 集計を表示するためのテキストボックスを追加します。
Avg( 式 )で平均を求めています。 RaceTime2() は,秒表示を分秒表示(小数点第2位まで)にかえる関数です(標準モジュールのUtilitiesの中にあります)。[ と ] ですが,自動的に付く(また,付かなくてもOKです。)ので,Uma1.自己タイム のように入力すればOKです。 なお,プロパティシートでは,Meキーワードは要りません。
[参考] Uma1.自己タイム のように,ドット(.)が入っているときは,モジュールなどで Meキーワードを使う時は,Me!Uma1.自己タイム の形は避け, Me("Uma1.自己タイム") の表現方法を使ってください。
保存して閉じます。
2. 例えば,検索ページで過去5年の東京の900万クラスの芝1600mで,レースタイム入線を開きます。
すると ... こんな感じで表示されます。
自動的に集計されます。 とても便利です。
Avg() に入れる式には,フィールド名を使った式を入れます。
=Avg((Uma1.自己タイム+Uma2.自己タイム+Uma3.自己タイム)/3)
とすれば,1,2,3着馬の平均したものの平均になります。 括弧の使い方を気をつけてください。
かなり複雑にすることも可能です。 各自,自分の予想理論に適するように工夫してください。
※ なお,ヘッダーを広げると,800*600 の画面の人は,4レースしか表示されなくなります。 都合が悪いので,テキストボックスの高さには,多少まだ余裕があるので,低くすれば,5レース分表示できます。