<テーブルのフィールドが自分の必要としている項目と違う時>
例えば,以下のような希望があっとします。
RaceID
は,年(4)月(2)日(2)場(2)回(2)日(2)R(2) の 16桁になっていますが,
年月日(8桁)と場コード以下(8桁)に分けて利用したい。
まず,テーブルにこの2つのフィールドを追加することが考えられます。これは,例えば,RaceUma等にフィールドを追加して,データ組込みモジュールを一部変更することで可能になります。
ただし,一度テーブルを変更し始めると,結果的に次々にテーブルを変更しなければならなくなります。
テーブルのフィールドの表示と自分がExcel等で利用する時に使う表示が異なる時は,クエリーを作成するのが一番簡単です。
この方法を使うと,常に自分が理想とするテーブル(レコードセット)を表示することができます。また,計算で求める項目もテーブルに表示することが可能になります。
JvsfAc34.mde 等にクエリーを直接作成するのは問題が少しあります。これは,クエリーを削除した時に,最適化をかけてもすこしごみが残ることです。少しずつファイルが大きくなっていくので,お勧めできません。削除することはないだろうというものは,もちろん作っても構いません。
まず,以下のファイルをダウンロードして自己解凍し,TukuAcc3フォルダに入れてください。
┃MyQuery.EXE 61.9KB (2001.02.08) |
開くと,リンクテーブルを自動設定してデータベースウィンドウが開きます。
例として,マイ出馬表というクエリーが作ってあります。
それを選択して,開きます。
すると,パラメータクエリーになっているので,該当レースの年月日を入れて,OKを押します。
この場合,20001224 と入力してOKを押してみます。
すでに,データが入っている場合は,以下のように表示されます。
以上のものをそのままコピーするとExcel等に貼り付けることができます。
つまり,Excelでよく使うデータは,あらかじめクエリーを作っておくと便利です。
マイ出馬表クエリーをデザインビューで開いてみます。
以下のようになっています。
テーブルなどは,必要なフィールドが入っているものをそれぞれ追加しました。
テーブルの追加やテーブル間のリレーションの設定やリンクの線の削除の仕方は,クエリーを作成するを参考にしてください。
テーブルを追加した時に,自動的にリレーションが設定されますが,
一部余分に設定される時があるので,その場合は,リンクの線を削除してください。
抽出条件を設定しないと,すべてのレースが開きます。
[ ] で囲むと,先ほどのように開く時に聞いて来るので,値を入力します。
フィールドは,ドラッグしてきた後に,元の状態と違う状態で表示したい時は,
別名: (なお,: は,必ず半角のもの(IMEをOFFにして入力)にしてください。)
に続いて,式を設定します。以下は,RaceID すべてでなく,前半の年月日のみ利用する場合です。
年月日: Left$([Race.RaceID],8)
ここで注意が必要なのが,RaceID というフィールドがRaceテーブルとRaceUmaテーブルの両方に存在するので,必ず,
[テーブル名.フィールド名] (なお,[ と ] で囲んでください。)
の形で,テーブル名を含めて指定します。 上記の例のように,テーブルを多く追加すると名前が重複する可能性が高いので注意してください。騎手名漢字や調教師名漢字等も重複するのでテーブル名から指定します。
また,別名は,すでにあるフィールド名と重複することはできません。
<クエリーのテーブルのフォントを変更する方法>
クエリーの結果を表示するテーブルのフォントは,既定では,MS Pゴシック になっています。馬名などプロポーショナルでないほうが都合がよい場合は,以下のようにフォントを変更できます。
1. クエリーの結果を表示した後で,テーブルのタイトル(以下の図の位置)を右クリックします。
2. すると,ポップメニューが出るので,フォントをクリックします。
3. 例えば,以下のように MS ゴシック を選んで,OKを押します。
4. 以下のように,フォントが変更になります。