オオハナアブ

大花虻 (ハナアブ科)


セイタカアワダチソウで吸蜜する♂
2002/11/8 館山市国分
オオハナアブ (ハナアブ科 ナガハナアブ亜科 シマハナアブ族)
Phytomia zonata  (Fabricius, 1787)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では壹岐、五島列島、男女群島で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸(東北部)、東洋区に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。沖縄以南には近似の別種であるミナミオオハナアブ(P. errans  (Fabricius, 1787))が分布する。
季節:
性差: 異型。♂は複眼背面が接するが、♀は離れる。
生態 環境: 各種樹林の林縁、公園、畑地、水田、湿地周辺、人家の庭など。開けた環境を好む。幼虫は水生で、腐植質の多い池や下水溝などに棲む。
発生: 年1回。4月~11月に見られる。
越冬: 成虫。落ち葉下などで単独越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。幼虫は長い呼吸管を持ち、オナガウジと呼ばれる。
食性 幼虫: 腐食性。水中の腐植質。
成虫: 食植性/花蜜。草本を中心に多くの花を利用する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はカマキリ類、トンボ類、ムシヒキアブ類、アナバチ科のギングチバチ類ハナダカバチ類などのほか、造網性クモ類、ハナグモ類。
寄生:


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