キゴシハナアブ

黄腰花虻 (ハナアブ科)


セイタカアワダチソウで吸蜜する♂ セイタカアワダチソウで吸蜜する♀
2003/10/22 山武郡芝山町小池 2003/10/23 山武郡芝山町小池
キゴシハナアブ (ハナアブ科 ナガハナアブ亜科 シマハナアブ族)
Eristalis (Lathyrophthalmus) quinquestriatus  (Fabricius, 1794)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では奄美大島、沖縄本島で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸、インドシナ~東南アジアに汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。沖縄本島以南には近似の別種であるミナミキゴシハナアブ(E. (E.) arvorum  (Fabricius, 1787))が分布する。
季節:
性差: 異型。♂は複眼背面が接するが、♀は離れる。
生態 環境: 各種樹林の林縁、公園、畑地、水田、湿地周辺、人家の庭など。開けた環境を好む。幼虫は水生で、腐植質の多い池や下水溝などに棲む。
発生: 年1回。4月~11月に見られるが、特に秋季に多い。
越冬: 成虫。落ち葉下などで単独越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。幼虫は長い呼吸管を持ち、オナガウジと呼ばれる。
食性 幼虫: 腐食性。水中の腐植質。
成虫: 食植性/花蜜。草本を中心に多くの花を利用する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はカマキリ類、トンボ類、ムシヒキアブ類、アナバチ科のギングチバチ類ハナダカバチ類などのほか、造網性クモ類、ハナグモ類。
寄生:


ホシメハナアブ

星目花虻 (ハナアブ科)


カントウヨメナで吸蜜する♂
2001/9/23 山武郡大網白里町金谷郷
ホシメハナアブ (ハナアブ科 ナガハナアブ亜科 シマハナアブ族)
Eristalis (Lathyrophthalmus) tarsalis  (Macquart, 1855)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では五島列島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾、ネパール~インドに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♂は複眼背面が接するが、♀は離れる。
生態 環境: 各種樹林の林縁、公園、畑地、水田、湿地周辺、人家の庭など。開けた環境を好む。幼虫は水生で、腐植質の多い池や下水溝などに棲む。
発生: 年1回。3月~4月、新成虫は9月~11月に見られる。
越冬: 成虫。落ち葉下などで単独越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。幼虫は長い呼吸管を持ち、オナガウジと呼ばれる。
食性 幼虫: 腐食性。水中の腐植質。
成虫: 食植性/花蜜。草本を中心に多くの花を利用する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はカマキリ類、トンボ類、ムシヒキアブ類、アナバチ科のギングチバチ類ハナダカバチ類などのほか、造網性クモ類、ハナグモ類。
寄生:


ルリハナアブ

瑠璃花虻 (ハナアブ科)


ハルジオンで吸蜜する♂
2004/4/29 千葉市緑区
ルリハナアブ (ハナアブ科 ナガハナアブ亜科 シマハナアブ族)
Eristalis (Lathyrophthalmus) viridis  (Coquillett, 1898)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♂は複眼背面が接するが、♀は離れる。
生態 環境: 各種樹林の林縁、公園、畑地、水田、湿地周辺、人家の庭など。開けた環境を好む。幼虫は水生で、腐植質の多い池や下水溝などに棲む。
発生: 年1回。4月下旬~7月に見られる。
越冬: 成虫。落ち葉下などで単独越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。幼虫は長い呼吸管を持ち、オナガウジと呼ばれる。
食性 幼虫: 腐食性。水中の腐植質。
成虫: 食植性/花蜜。草本を中心に多くの花を利用する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はカマキリ類、トンボ類、ムシヒキアブ類、アナバチ科のギングチバチ類ハナダカバチ類などのほか、造網性クモ類、ハナグモ類。
寄生:


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