オオマメヒラタアブ

大豆扁虻 (ハナアブ科)


ヒメジョオンで吸蜜する♂
2002/4/15 袖ヶ浦市下根岸
オオマメヒラタアブ (ハナアブ科 ヒラタアブ亜科 ヒラタアブ族)
Allograpta iavana  (Wiedemann, 1824)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、奄美大島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、蒙古、東シベリア、東洋熱帯~豪州、フィジー、ハワイに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♂は複眼背面が接するが、♀は離れる。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、畑地、人家の庭など。幼虫は草上性
発生: 年1回?。3月~4月、新成虫は7月~11月に見られる。
越冬: 成虫。落ち葉下などで単独越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。飛翔は得意で、♂は空中でホバリングして♀を待ち、交尾も空中で行う。卵はアブラムシ類のコロニー付近に数個産付される。
食性 幼虫: 捕食性/生体。各種のアブラムシ類の体液を吸汁する。
成虫: 食植性/花蜜。草本を中心に多くの花を利用する。このほかアブラムシ類の甘露を利用することもある。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はカマキリ類、トンボ類、ムシヒキアブ類、アナバチ科のギングチバチ類ハナダカバチ類などのほか、造網性クモ類、ハナグモ類。
寄生:


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