アオメアブ

青目虻 (ムシヒキアブ科)


コガネムシ類を捕食する♀
2002/7/6 山武郡大網白里町金谷郷
アオメアブ (ムシヒキアブ科 アオメアブ亜科)
Cophinopoda chinensis  (Fabricius, 1794)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、インドシナ~インド、セイロン、インドネシア、ジャワ、スマトラに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。一般に♀は♂よりやや大型。体色は♀が一様な褐色、♂は腹端を除き暗褐色となる。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、草原、畑地、水田周辺、社寺境内、公園、人家の庭など。比較的明るい環境を好む。幼虫は地中性
発生: 年1回。6月~9月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、飛翔はきわめて敏速。見通しのよい草の上手などに静止し、獲物が通りかかると急速発進し、空中で捕獲する。
食性 幼虫: 捕食性/生体。小昆虫やミミズ、ワラジムシ、ダンゴムシなど土壌性の小動物から吸汁する。
成虫: 捕食性/生体。ハエ、アブ、カ、小蛾類のほか、カメムシ類、コガネムシ類、ハムシ類など小型~中型の昆虫の体液を吸汁する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ類、大型トンボ類などの捕食性昆虫のほか、中型~大型の造網性クモ類・徘徊性クモ類など。
寄生:


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