ハラボソムシヒキ

腹細虫曳虻 (ムシヒキアブ科)


ハエを捕食
2005/6/14 1千葉市緑区
ハラボソムシヒキ (ムシヒキアブ科 ハラボソムシヒキ亜科)
Dioctria (Dioctria) nakanensis  Matsumura, 1916
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。一般に♀は♂よりやや大型で、♂より腹部が太い。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、社寺境内、公園、畑地、水田周辺、人家の庭など。幼虫は地中性
発生: 年1回。6月~8月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、飛翔は敏速。見通しのよい草の上手などに静止し、獲物が通りかかると急速発進し、空中で捕獲する。
食性 幼虫: 捕食性/生体。小昆虫やミミズ、ワラジムシ、ダンゴムシなど土壌性の小動物から吸汁する。
成虫: 捕食性/生体。ハエ、アブ、カ、小蛾類のほか、コガネムシ類、ハムシ類など小昆虫の体液を吸汁する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ類、大型トンボ類などの捕食性昆虫のほか、中型~大型の造網性クモ類・徘徊性クモ類など。
寄生:


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