コガタノミズアブ

小型水虻 (ミズアブ科)


ヒメジョオンで吸蜜する♀
2003/5/22 袖ヶ浦市下宮田
コガタノミズアブ (ミズアブ科 ミズアブ亜科)
Odontomyia garatas  Walker, 1849
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 異型。一般に♀は♂より大型。複眼後縁は♂では接触するが、♀では離れている。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、池沼や湿地、水田周辺など。幼虫・蛹は止水性。池沼や水田、湿地など。
発生: 年1回。4月~6月に見られる。幼虫期間は比較的長く、2年~3年程度といわれる。
越冬: 幼虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、飛翔は敏速。
食性 幼虫: 捕食性/生体?。小昆虫や小型の甲殻類を捕食吸汁するとされるがはっきりしない。また、イネの苗の根を食害した記録もあるが、要確認。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はカマキリ類、大型トンボ類、大型ムシヒキアブ類などの捕食性昆虫のほか、造網性クモ類など。
寄生:


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