クロハバチ

黒葉蜂 (ハバチ科)


林縁で静止する個体
2002/4/10 袖ヶ浦市下根岸
クロハバチ (ハバチ科 ハバチ亜科)
Macrophya ignava  Smith, 1874
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地を中心に、山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、県北部~県央部に汎く棲息する。
国外: 朝鮮半島に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。一般に♀は♂よりわずかに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、河川敷、湿地周辺、公園、人家の庭など。
発生: 年1回。4月中旬~5月に見られる。
越冬: ?
行動: 昼行性。活動はあまり活発でなく、飛翔は比較的緩やか。卵は食樹に直接ではなく、周辺の下草などに産付されるという。
食性 幼虫: 食植性/バラ科ノイバラヤブイバラなどを中心に、栽培種にもつく。
成虫: 食植性/花蜜。ハルジオン、ヒメジョオン、ノイバラのほか、多くの花で吸蜜する。
類似種: 本属各種は互いに酷似しており、識別は難しい。写真の個体も近似の別種の可能性がある。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はトンボ類、ムシヒキアブ類などの捕食性昆虫のほか、造網性クモ類、ハナグモ類。幼虫はクチブトカメムシ類、サシガメ類、アシナガバチ類のほか、徘徊性クモ類など。
寄生:


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