キコシホソハバチ

黄腰細葉蜂 (ハバチ科)


ハルジオンで吸蜜する♀
2002/4/29 千葉市緑区
キコシホソハバチ (ハバチ科 ハバチ亜科)
Tenthredo mortivaga  Marlatt, 1898
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に若干の個体変異がある。
季節:
性差: 異型。♀は一般に♂よりやや大きい。♀は腹部第4節以前が黒色だが、各腹節後縁に黄色帯を持つことがある。♂は赤褐色部が♀より前方に伸びる傾向がある。
生態 環境: 草原、畑地、河川敷、湿地周辺、水田周辺、荒蕪地など、開けた環境を好む。
発生: 年1回。4月~5月に見られる。
越冬: ?
行動: 昼行性。活動は比較的活発で、飛翔は敏速。
食性 幼虫: 食植性/ナデシコ科ハコベ類ミミナグサなど。
成虫: 食植性/花蜜。ハルジオン、ヒメジョオン、ノイバラのほか、多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だがそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はトンボ類、ムシヒキアブ類などの捕食性昆虫のほか、造網性クモ類、ハナグモ類。幼虫はクチブトカメムシ類、サシガメ類、アシナガバチ類のほか、徘徊性クモ類など。
寄生:


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