分布 |
国内: |
本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では屋久島、奄美大島、徳之島、沖永良部、与論、沖縄本島、宮古、石垣で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
中国大陸(華南)、インドシナ(ベトナム)に分布する。 |
変異 |
形態: |
国内での地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。外見での区別は困難。 |
生態 |
環境: |
各種樹林とその林縁、荒蕪地、草原、畑地、社寺境内、人家の庭など。 |
発生: |
年1回。7月~9月に見られる。 |
越冬: |
幼虫。巣穴の中で越冬する。 |
行動: |
昼行性。活動は活発で、飛翔は敏速。性質はおとなしく、手でつかんだりしない限り刺すことはない。単独生活の狩蜂。巣は建物の壁や崖などに泥を用いてつくり、外形は蛸壺状でドロバチ類の巣に似る。内部には5個~13個程度の部屋があり、それぞれに卵が産付される。 |
食性 |
幼虫: |
肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯蔵したクモ類を食べる。ナカムラオニグモなどの中型~大型種を利用する。 |
成虫: |
食植性/花蜜。多くの花を訪れる。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
ヤンマ類、カマキリ類、ムシヒキアブ類などの大型捕食性昆虫など。 |
寄生: |
- |