ヤマジガバチ

山似我蜂 (アナバチ科)


ウツギの花で吸蜜する個体
2003/5/16 袖ヶ浦市吉野田
ヤマジガバチ (アナバチ科 ジガバチ亜科)
Ammophila infesta  F.Smith, 1873
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。低山地~山地に汎く分布する。対馬、屋久島、奄美大島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息するが、南部が中心。
国外: 朝鮮半島、ロシア沿海州(ウスリー)に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、社寺境内、公園など。
発生: 年1回。5月~9月に見られる。
越冬: 前蛹。巣穴の中で越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は敏速。性質はおとなしく、手でつかんだりしない限り刺すことはない。単独生活狩蜂。巣は。狩りに先立って砂地に掘りこまれる。狩りの際には巣穴を石で塞ぎ出発する。狩りが終わると、獲物を巣穴の脇に置き、石をどけて中を確認した後に獲物を運び込む。獲物に卵を産みつけると巣穴に蓋をして立ち去る。
食性 幼虫: 肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯蔵した鱗翅目幼虫を食べる。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花を訪れる。
類似種: 同属のヤマジガバチに酷似し、外見での識別は難しい。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。和名は巣穴を彫るときの羽音に由来する。
天敵 捕獲: ヤンマ類、カマキリ類、ムシヒキアブ類などの大型捕食性昆虫など。
寄生:


サトジガバチ

里似我蜂 (アナバチ科)


ヨトウガ類の幼虫を巣穴に運ぶ♀
サトジガバチ 日本・朝鮮亜種 (アナバチ科 ジガバチ亜科)
Ammophila sabulosa nipponica  Tsuneki, 1967
分布 国内: 北海道、本州、九州。平地~低山地に汎く分布する。対馬、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 国内での地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、荒蕪地、草原、畑地、社寺境内、人家の庭など。
発生: 年1回。5月~9月に見られる。
越冬: 前蛹。巣穴の中で越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は敏速。性質はおとなしく、手でつかんだりしない限り刺すことはない。単独生活狩蜂。巣は。狩りに先立って砂地に掘りこまれる。狩りの際には巣穴を石で塞ぎ出発する。狩りが終わると、獲物を巣穴の脇に置き、石をどけて中を確認した後に獲物を運び込む。獲物に卵を産みつけると巣穴に蓋をして立ち去る。
食性 幼虫: 肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯蔵した鱗翅目幼虫を食べる。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花を訪れる。
類似種: 同属のヤマジガバチに酷似し、外見での識別は難しい。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。和名は巣穴を彫るときの羽音に由来する。
天敵 捕獲: ヤンマ類、カマキリ類、ムシヒキアブ類などの大型捕食性昆虫など。
寄生:


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