ムナグロチビビドロバチ

胸黒ちび泥蜂 (ドロバチ科)


巣穴を確認する♀
2004/5/7 館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
ムナグロチビドロバチ 原名亜種 (ドロバチ科)
Stenodynerus tokyanus tokyanus  (Kostylev, 1940)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆(八丈)で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 詳細不明。
変異 形態: 伊豆諸島産は別亜種(ssp. flavoscutellatus  Sk.Yamane et Gusenleitner, 1982)とされる。個体変異は知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。野外での識別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。5月~9月に見られる。
越冬: 幼虫?。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は敏速。攻撃性はほとんどなく、手でつかんだりしない限り刺すことはない。単独生活狩蜂。巣はカミキリムシ類の羽脱孔や竹筒などを用いる。
食性 幼虫: 肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯した鱗翅目幼虫を食べる。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花を訪れる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: ヤンマ類、カマキリ類、ムシヒキアブ類などの大型捕食性昆虫のほか、造網性クモ類など。
寄生: 成虫はハチネジレバネ科のスズバチネジレバネ(Pseudoxenos iwatai  Esaki, )、幼虫はセイボウ科のオオセイボウ、ヤドリバエ科のドロバチヤドリバエなどが知られる。


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