分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異、個体変異共に知られていない。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。一般に♀は♂よりはるかに大型。 |
生態 |
環境: |
各種樹林とその林縁、畑地、公園、社寺境内、人家の庭など。 |
発生: |
年1回。6月~9月に見られる。 |
越冬: |
幼虫。壷巣の中で越冬する。 |
行動: |
昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。攻撃性はほとんどなく、手でつかんだりしない限り刺すことはない。単独生活の狩蜂。岩のくぼみや人家のサッシの脇などに泥で壺状の巣を10個程度固めてつくり、幼虫の餌をそれぞれの壺巣に運び込み産卵した後、全体をもういちど泥壁で覆う。 |
食性 |
幼虫: |
肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯蔵した鱗翅目幼虫を食べるが、いわゆる毛の少ないイモムシ類が中心。 |
成虫: |
食植性/花蜜。多くの花を訪れる。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
ドロバチの仲間で国内最大種。普通種で個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
ヤンマ類、カマキリ類、ムシヒキアブ類などの大型捕食性昆虫のほか、造網性クモ類など。 |
寄生: |
成虫はハチネジレバネ科のスズバチネジレバネ(Pseudoxenos iwatai Esaki, )、幼虫はセイボウ科のオオセイボウ、ヤドリバエ科のドロバチヤドリバエなどが知られる。 |