分布 |
国内: |
本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では奄美大島、沖縄本島、久米島、宮古、石垣、西表、与那国で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
台湾、中国大陸(華南)、インドシナ~インドに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
年1回。6月~10月に見られる。 |
性差: |
異型。♂は♀より小型でやや細く、黄褐色部はやや暗色となる。 |
生態 |
環境: |
各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。 |
発生: |
年1回。6月~10月に見られる。 |
越冬: |
幼虫。土中の巣の中で越冬する。 |
行動: |
昼行性。活動は活発で飛翔は敏速。性質はおとなしく、手でつかんだりしない限り刺すことはないが、刺されたときの痛みは日本産のハチ類では最も強烈である。単独生活の狩蜂。巣は岩の隙間やネズミ類の廃巣を利用し、自分で穴を掘らない。 |
食性 |
幼虫: |
肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯蔵したクモ類を食べる。アシダカグモ類やコガネグモ類などの中型~大型種を利用する。 |
成虫: |
食植性/花蜜。多くの花を訪れる。 |
類似種: |
同属のキオビベッコウに酷似する。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
- |
寄生: |
- |