オオシロフベッコウ

大白斑鼈甲蜂 (ベッコウバチ科)


オニグモ(?)を捕らえた♀
2002/7/15 千葉市緑区
オオシロフベッコウ (ベッコウバチ科 ベッコウバチ亜科)
Episyron arrogans  (Smith, 1873)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、対馬、奄美大島、沖縄本島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸(華南)、インドシナ~インド、セイロンに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。腹部の斑紋に顕著な個体変異があり、白色斑紋をまったく欠く個体が出ることがある。
季節: 年1回。7月~9月に見られる。
性差: 異型。♂は♀より小型でやや細く、黄褐色部はやや暗色となる。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。6月~10月に見られる。
越冬: 幼虫。土中の巣の中で越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で飛翔は敏速。性質はおとなしく、手でつかんだりしない限り刺すことはないが、刺されたときの痛みは日本産のハチ類では最も強烈である。単独生活狩蜂。巣は幼虫の餌を狩った後に、主として赤土の土中などに掘りこまれる。
食性 幼虫: 肉食性/生体。母バチが麻酔した上で、巣内に貯蔵したクモ類を食べる。コガネグモ類などの中型~大型種を利用する。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花を訪れる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲:
寄生:


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