キオビツチバチ

黄帯土蜂 (ツチバチ科)


ヤブガラシで吸蜜する♂
2001/8/14 木更津市菅生
キオビツチバチ (ツチバチ科 ツチバチ亜科 ツチバチ族)
Scolia (Discolia) oculata  (Matsumura, 1911)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸(華北)、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。一般に♀は♂より大型。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、畑地、公園、社寺境内、人家の庭など。
発生: 年1回。7月~10月に見られる。
越冬: 成虫。乾いた崖などで土中に潜って単独越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、飛翔は比較的敏速。攻撃性はなく、手でつかんだりしない限り刺すことはない。単独生活寄生蜂。♀は交尾後、土中のコガネムシ類の幼虫を探し、見つけると土中に潜って毒針で刺して麻酔してから卵を産付する。
食性 幼虫: 捕食寄生/生体コガネムシ科各種の幼虫
成虫: 食植性/花蜜。多くの花を訪れる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 中型~大型のトンボ類、カマキリ類、大型ムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類、ハナグモ類など。
寄生:


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