クロモンサシガメ

黒紋刺亀虫 (サシガメ科)


林縁で休む個体
2004/5/4 千葉市緑区
クロモンサシガメ (サシガメ科 クロサシガメ亜科)
Peirates turpis  Walker, 1873
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では琉球列島で記録されている。
県内: 南部の丘陵地帯を中心に、市街地を除き汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 地上性。各種樹林の林縁、草原、荒蕪地、畑地など。植物の根際や石の下などで生活する。
発生: 年1回。4月~10月に見られる。新成虫は7月頃羽化する。
越冬: 成虫。植物の根際や石の下などで越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、行動は非常に敏捷。人の気配には敏感で、葉裏などに隠れる習性がある。集合性はなく、単独で行動する。
食 性 捕食性/生体。小型ゴミムシ類、ヒシバッタ類などの地上性昆虫類、ヤスデ、ダンゴムシ、ワラジムシなどの小型多足類を好む。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。西日本ではもっとも多く見られるサシガメだが、東日本ではそれほど多くない。捕まえると刺すことがあり、痛みは非常に強い。
天敵 捕獲: カマキリ類、ハンミョウ類、他のサシガメ類のほか、造網性クモ類、徘徊性クモ類など。
寄生:


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