オオトビサシガメ

大鳶刺亀虫 (サシガメ科)


林縁で休む♂ 越冬後活動を開始した♀
2001/9/29 千葉市緑区 2003/4/11 木更津市矢那
オオトビサシガメ (サシガメ科 アカサシガメ亜科)
Isyndus obscurus  (Dallas, 1850)
分布 国内: 本州、四国、九州。低山地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、台湾、中国大陸、ブータンに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♀は♂より僅かに大きい。また、♀の腹部は幅広く前胸部背板より張り出している。
生態 環境: 樹上性草上性。各種樹林とその周辺。地上に下りることはほとんどない。
発生: 年1回。4月~11月に見られる。新成虫は8月下旬頃羽化する。
越冬: 成虫。樹皮下や樹洞内などで、集団もしくは単独で越冬する。
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。集合性はなく、越冬時を除いて単独で活動する。
食 性 捕食性/生体。ハムシ類、コメツキムシ類などの小型鞘翅目、鱗翅目幼虫などを好む。
類似種:
保 護: 千葉市:
その他: 大型のサシガメで、和名は色調に由来する。捕獲すると刺すことがあり、痛みはかなり強い。
天敵 捕獲: カマキリ類、他のサシガメ類のほか、造網性クモ類、徘徊性クモ類など。
寄生:


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