メダカナガカメムシ

目高長亀虫 (ナメダカガカメムシ科)


クズの葉表で静止する個体
2004/5/30 千葉市緑区
メダカナガカメムシ (メダカナガカメムシ科 メダカナガカメムシ亜科)
Chauliopus fallax  (Scott, 1874)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では種子島、屋久島以南の南西諸島全域で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島(南部)、台湾、中国大陸(華中・華南)~インドに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。各種樹林の林縁、草原、荒蕪地、畑地など、食草の繁茂する、比較的明るく開けた環境を好む。
発生: 多化性?
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でなく、食草の葉裏などに群生することが多い。ときにおびただしい個体数を見ることがある。
食 性 食植性/汁液マメ科草本クズハギ類ヤブマメヌスビトハギなど多くの野生種のほか、ダイズ、アズキ、インゲンマメ、フジマメなどの栽培種につくことも多い。葉や茎、花、若果などから吸汁する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数は多い。頭部両側に短い柄がつき、その先端に複眼がある特異な形態。和名もこれに由来する。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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