クロスジヒゲナガカメムシ

黒条鬚長亀虫 (ナガカメムシ科)


燈火に飛来した個体
 2001/8/14 木更津市菅生
クロスジヒゲナガカメムシ (ナガカメムシ科 ヒゲナガカメムシ亜科)
Pachygrontha similis  Uhler, 1896
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では沖縄本島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種。国外では記録されていない。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。イネ科草本の繁茂する林縁、草原、荒蕪地、畑地、水田など、開けた環境を好む。
発生: 年1回。5月~10月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発で、盛んに飛翔する。
食 性 食植性/汁液イネ科雑草類メヒシバオヒシバエノコログサ類カワラスゲサツマスゲなどのほかカヤツリグサ科草本。穂から吸汁する。
類似種: ヒゲナガカメムシに似るが、前翅革質部に明瞭な斑紋を持つ。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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