ヒメオオメカメムシ

姫大目亀虫 (ナガカメムシ科)


地上を歩行する個体
2001/11/29 1山武郡芝山町小池
ヒメオオメカメムシ (ナガカメムシ科 オオメカメムシ亜科)
Geocoris proteus  Distant, 1883
分布 国内: 本州、四国、九州。海岸付近~山地まで汎く分布する。島嶼では記録されていない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島南部、済州島、千島に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 地上性。海岸、河川敷、林縁、草原、畑地、公園など、比較的開けた環境を好む。
発生: 年1回。4月~10月に見られるが、新成虫は6月頃羽化する。
越冬: 成虫。土中や植物の根際に潜りこみ、集団で越冬する。
行動: 昼行性。活動は活発で、行動は敏捷。活発に地上を歩行するが、あまり飛翔しない。弱い集合性があり、群生していることが多い。
食 性 捕食性/生体。アブラムシ類、ダニ類を捕食する。シバ類(イネ科)の穂から吸汁することもある。
類似種: オオメカメムシに似るが、本種のほうがはるかに小型。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は多いが、ほとんど目につかない。和名は大きく発達した複眼に由来する。
天敵 捕獲: コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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