ヒメナガカメムシ

姫長亀虫 (ナガカメムシ科)


セイヨウタンポポの花に来た個体
2001/10/27 山武郡芝山町小池
ヒメナガカメムシ (ナガカメムシ科 ヒメナガカメムシ亜科)
Nysius plebeius  Distant, 1883
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では種子島、屋久島以南の南西諸島全域で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: ミッドウェーで記録されている。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。林縁、草原、荒蕪地、畑地、水田周辺など、比較的明るく開けた環境を好む。
発生: 年1回。4月~11月頃まで見られるが、新成虫は6月下旬頃羽化する。
越冬: 成虫。草本の根際などに潜りこみ、集団で越冬する。
行動: 昼行性。活動は比較的活発。集合性があり、食草に群生することが多い。
食 性 食植性/汁液。比較的広食性の傾向を示す。イネ科キク科などの草本が主。花や穂から吸汁する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 本属は近似種が多く、分類を再検討する必要があるという。普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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