オオホシカメムシ

大星亀虫 (オオホシカメムシ科)


越冬場所を探して林床を徘徊する個体
2001/11/23 千葉市緑区
オオホシカメムシ (オオホシカメムシ科)
Physopelta gutta  (Burmeister,1834)
分布 国内: 本州、四国、九州。沿岸~低山地まで汎く分布する。島嶼では屋久島、種子島以南の南西諸島全域で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息するが、沿岸地域に多く、内陸部では比較的少ない。
国外: 台湾、中国大陸~東洋区全域、豪州に分布する。
変異 形態: 亜種区分は認められていないが、南方では橙色斑紋の赤みがやや強い。前翅の黒色斑紋の大きさに個体変異がある。
季節:
性差: 同型。♀は♂よりわずかに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 地上性草上性。海岸付近の広葉樹林の林床や林縁など。内陸部では少ない。
発生: 年1回。4月~11月頃まで見られるが、新成虫は9月頃羽化する。
越冬: 成虫。樹林内の林床の落ち葉下などに潜りこみ、単独で越冬する。
行動: 昼行性。比較的活発に活動するが、動きはあまり速くない。夜間燈火に飛来することが多い。群集性はほとんど見られない。
食 性 食植性/汁液トウダイグサ科アカメガシワが主。花穂を好み、ときに群生する。他には栽培ミカン類(ミカン科)の若果から吸汁する。
類似種: ヒメホシカメムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は比較的多い。
天敵 捕獲: カマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


ヒメホシカメムシ

姫星亀虫 (オオホシカメムシ科)


アカメガシワの葉上を歩く個体
2001/8/3 木更津市菅生
ヒメホシカメムシ (オオホシカメムシ科)
Physopelta cincticollis  Stål, 1863
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地まで汎く分布するが、特に平地に多い。島嶼では屋久島、種子島以南の南西諸島全域で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、インドに分布する。
変異 形態: 亜種区分は認められていないが、南方では橙色斑紋の赤みがやや強い。前翅の黒色斑紋の大きさに個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 地上性樹上性。広葉樹林の林床や林縁など。
発生: 年1回。月~10月頃まで見られるが、新成虫は9月頃羽化する。
越冬: 成虫。樹林内の林床の落ち葉下などに潜りこみ、単独で越冬する。
行動: 昼行性。比較的活発に活動するが、動きはあまり速くない。夜間燈火に飛来することが多い。群集性はほとんど見られない。
食 性 食植性/汁液広食性で、スダジイ(ブナ科)、アカメガシワ(トウダイグサ科)、ヤマグワ、コウゾ(クワ科)などが知られる。花、若果などから吸汁し、ときに群生することがある。
類似種: オオホシカメムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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