分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では種子島、屋久島以南の南西諸島で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、台湾に分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていないが、体色は黒褐色~赤褐色まで変化に富む。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
異型。♀は♂よりわずかに大きい。♂は頭部と胸部側面に黒く縁取られた黄色の不連続斑紋を持つが、♀ではこれが不明瞭。 |
生態 |
環境: |
草上性。林縁、草原、水田、畑地、荒蕪地など。比較的開けた環境を好む。 |
発生: |
年2回。9月~翌8月上旬に見られるが、晩夏以降に個体数が増える。 |
越冬: |
成虫。日当たりのよい草原や畑地の落葉下などで集団で越冬する。 |
行動: |
昼行性。活動はやや活発。飛翔するときはアシナガバチ類に酷似し、幼虫は形態や行動がアリ類に似る。幼虫には集合性がある。 |
食 性 |
食植性/汁液。マメ科のクズ、フジ、ハギ類、ダイズ、ササゲ、エンドウ、インゲン、イネ科のイヌビエ、イネ、ヒエ、アワなどが主。ほかにヒルガオ科のサツマイモ、アサガオ、シソ科のゴマなどにもつく。葉や茎、若果などから吸汁する。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多い。古くからイネやマメ類の害虫として著名。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。 |
寄生: |
- |