分布 |
国内: |
本州(関東以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布するが平地が中心。島嶼では小笠原諸島と種子島、屋久島以南の南西諸島で記録されている。 |
県内: |
市街地を含め、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
中国大陸に分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異、地理的変異共に知られていない。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
同型。♀は♂よりわずかに大きいが、外見での区別は困難。 |
生態 |
環境: |
草上性。イネ科草本の繁茂する草原、水田、荒蕪地、畑地、休耕田、公園など。開けた環境を好む。 |
発生: |
年2回。8月~翌7月まで見られるが、晩夏以降に多い。 |
越冬: |
成虫。周辺樹林内の落葉下などで集団越冬する。 |
行動: |
昼行性。夜間燈火に飛来することもある。活動は活発で、日中盛んに飛翔する。集合性はないが、多産することも多い。 |
食 性 |
食植性/汁液。イネ科のイネ、イヌビエ、オヒシバ、メヒシバ、エノコログサ類、スズメノヒエなどが主。葉や茎、穂、若果などから吸汁する。このほか成虫は、ミカン類(ミカン科)の果実から吸汁することもある。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で個体数も多い。イネにつくと斑点米や粃を発生させ、多発した場合には減収の原因にもなるイネの重要害虫。関東近県では特に警戒されている。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。 |
寄生: |
- |