キバラヘリカメムシ

黄腹縁亀虫 (ヘリカメムシ科)


マユミ葉上で静止する個体
2004/8/14 千葉市緑区
キバラヘリカメムシ (ヘリカメムシ科 ヘリカメムシ亜科)
Plinachtus bicoloripes  Scott, 1874
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では奄美大島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。前胸背側角に鋭い棘を持つ個体とこれを欠く個体が知られる。
季節:
性差: 同型。♀は♂よりわずかに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園など。食樹から離れることはほとんどない。
発生: 年1回。10月下旬~翌9月に見られる。
越冬: 成虫。集団で越冬するものと考えられるが、詳細不明。
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。幼虫成虫共に強い集合性があり、たいていは群生している。
食 性 食植性/汁液ニシキギ科ニシキギマユミツルウメモドキツリバナ。特に果実と若果を好み、葉や若枝などからも吸汁する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: カマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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