ヨコヅナツチカメムシ

横綱土亀虫 (ツチカメムシ科)


地上で静止する個体
佐倉市城内町(佐倉城址公園)
ヨコヅナツチカメムシ (ツチカメムシ科)
Adrisa magna  (Uhler, 1860)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息するが、局地的。
国外: 台湾、中国大陸(華中・華南)、東南アジアに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 地上性。照葉樹林の林床。
発生: 年1回。新成虫は7月に出現し、10月頃まで、越冬成虫は4月~5月に見られる。
越冬: 成虫。朽木の樹皮下や林床の落葉下などで単独越冬する。
行動: 夜行性。燈火に飛来することもある。活動はあまり活発でないが、歩行は比較的敏捷。
食 性 食植性/汁液。クスノキ科のタブノキ、ブナ科のスダジイ、その他各種の地上に落下した種子から吸汁する。マメ科のシナサイカチの種子で容易に飼育できるという。
類似種:
保 護: 千葉県:
その他: 個体数は比較的少ない。ツチカメムシ科の国内最大種。和名は大きさに由来する。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、キリギリス、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、サシガメ類などのほか、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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