ヘラクヌギカメムシ

箆櫟亀虫 (クヌギカメムシ科)


林縁で静止する♂
2002/4/29 千葉市緑区
ヘラクヌギカメムシ (クヌギカメムシ科)
Urostylis annulicornis  Scott, 1874
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地を中心に汎く分布する。島嶼では記録されていない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸(華中~華北)、樺太、千島に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。里山、二次林など広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。やや薄暗い環境を好む。
発生: 年1回。4月~10月に見られる。県内では新成虫は7月下旬頃羽化する。
越冬:
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。幼虫には弱い集合性が見られるが、成虫は分散する。体色は通常黄緑色だが、晩秋には強く赤みを帯びる。晩秋に食樹の幹のシワやその隙間にひも状の卵塊を産付する。
食 性 食植性/汁液ブナ科クヌギコナラ、ミズナラ、カシワなどの落葉樹。葉や若枝、果実などから吸汁する。
類似種: クヌギカメムシ、サジクヌギカメムシに酷似しており、外見での判別は困難。
保 護: 指定されていない。
その他: 和名は♂生殖節中央突起側縁の形状に由来する。普通種で個体数はやや多い。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


クヌギカメムシ

櫟亀虫 (クヌギカメムシ科)


林縁で休む個体
2005/5/ 千葉市緑区
クヌギカメムシ (クヌギカメムシ科)
Urostylis westwoodi  Scott, 1874
分布 国内: 本州、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。里山、二次林など広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。やや薄暗い環境を好む。
発生: 年1回。4月~10月に見られる。県内では新成虫は7月下旬頃羽化する。
越冬:
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。幼虫には弱い集合性が見られるが、成虫は分散する。体色は通常黄緑色だが、晩秋には強く赤みを帯びる。晩秋に食樹の幹のシワやその隙間にひも状の卵塊を産付する。
食 性 食植性/汁液ブナ科クヌギコナラ、ミズナラ、カシワなどの落葉樹。葉や若枝、果実などから吸汁する。
類似種: ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシに酷似しており、外見での判別は困難。 本種は腹部の気門が黒色。
保 護: 指定されていない。
その他: 西日本では普通種だが、東日本では個体数は少ない。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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