マルカメムシ

丸亀虫 (マルカメムシ科)


フジの茎に群集する個体群
2002/4/25 千葉市緑区
マルカメムシ (マルカメムシ科)
Megacopta puncatissimus  (Montandon, 1894)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島から記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島(南部)に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。各種樹林の林縁(マント群落)、草原、畑地など。比較的明るい環境を好む。
発生: 年1回。5月~11月に見られる。
越冬: 成虫。植物の根際や石の下などに数頭が集まって越冬する。家屋内にもぐりこむこともある。
行動: 昼行性。夜間燈火に飛来することもある。幼虫成虫共にやや強い集合性があり、食草上に群生していることが多い。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく飛び去ることがある。
食 性 食植性/汁液マメ科クズフジニセアカシアハギ類ヌスビトハギダイズアズキなどが主。他にはイネ、オヒシバ、エノコログサ(イネ科)やコナラ(ブナ科)などにつくこともある。葉や若枝などから吸汁する。
類似種: タデマルカメムシやクズマルカメムシなどに似るが斑紋が異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 県内では「オーガムシ」と呼ばれる農業・不快害虫。小さい割に臭いは強烈。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


メイン