分布 |
国内: |
本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島から記録されている。 |
県内: |
市街地を含め、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島(南部)に分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異、個体変異共に知られていない。 |
季節: |
- |
性差: |
同型。外見での区別は困難。 |
生態 |
環境: |
草上性。各種樹林の林縁(マント群落)、草原、畑地など。比較的明るい環境を好む。 |
発生: |
年1回。5月~11月に見られる。 |
越冬: |
成虫。植物の根際や石の下などに数頭が集まって越冬する。家屋内にもぐりこむこともある。 |
行動: |
昼行性。夜間燈火に飛来することもある。幼虫成虫共にやや強い集合性があり、食草上に群生していることが多い。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく飛び去ることがある。 |
食 性 |
食植性/汁液。マメ科のクズ、フジ、ニセアカシア、ハギ類、ヌスビトハギ、ダイズ、アズキなどが主。他にはイネ、オヒシバ、エノコログサ(イネ科)やコナラ(ブナ科)などにつくこともある。葉や若枝などから吸汁する。 |
類似種: |
タデマルカメムシやクズマルカメムシなどに似るが斑紋が異なる。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
県内では「オーガムシ」と呼ばれる農業・不快害虫。小さい割に臭いは強烈。 |
天敵 |
捕獲: |
ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。 |
寄生: |
- |