トゲシラホシカメムシ

棘白星亀虫 (カメムシ科)


活動する個体
2002/5/6 千葉市緑区
トゲシラホシカメムシ (カメムシ科 カメムシ亜科)
Eysarcoris aeneus  Scopoli, 1763
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸~旧北区のほぼ全域に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。イネ科草本の繁茂する草原、荒蕪地、堤防、畑地、水田など、開けた環境を好む。
発生: 年1回
越冬: 成虫。草本の根際に潜りこみ、単独で越冬する。越冬中でも暖かい日には活動することがある。
行動: 昼行性。活動は比較的活発。
食 性 食植性/汁液イネ科雑草類が中心。エノコログサスズメノテッポウなど比較的草丈の低い種を好む。イネにつくこともある。茎や葉、若果から吸汁する。
類似種: オオトゲシラホシカメムシに酷似する。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。比較的個体数は多い。イネの穂から吸汁して斑点米を発生させることがある。
天敵 捕獲: コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、キリギリス、ヒメギスなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


マルシラホシカメムシ

丸白星亀虫 (カメムシ科)


草むらで活動する個体
2004/3/8 館山市下真倉
マルシラホシカメムシ (カメムシ科 カメムシ亜科)
Eysarcoris guttiger  (Thunberg, 1783)
分布 国内: 本州、四国、九州。海岸~低山地に汎く分布する。島嶼では種子島、屋久島以南の南西諸島全域で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、台湾、中国大陸、インドシナ北部~インドに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。海岸、草原、河川敷、荒蕪地など、開けた環境を好む。
発生: 年1回
越冬: 成虫。草本の根際に潜りこみ、単独で越冬する。越冬中でも暖かい日には活動することがある。
行動: 昼行性。活動は比較的活発で、盛んに歩き回っている。
食 性 食植性/汁液(幼虫・成虫)・花蜜(成虫)。イネ科雑草類が中心。チガヤエノコログサ、カモジグサ、スズメノカタビラ、スズメノチャヒキ、ネズミノオなど。イネにつくこともある。茎や葉、若果から吸汁する。
類似種: ムラサキシラホシカメムシに酷似する。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。比較的個体数は多い。イネの穂から吸汁して斑点米を発生させることがある。
天敵 捕獲: コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、キリギリス、ヒメギスなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


ムラサキシラホシカメムシ

紫白星亀虫 (カメムシ科)


林縁で静止する個体
2003/5/22 袖ケ浦市下宮田
ムラサキシラホシカメムシ (カメムシ科 カメムシ亜科)
Eysarcoris annamita  Breddin, 1913
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地に汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: ベトナムに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂より僅かに大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。イネ科草本の繁茂する草原、荒蕪地、堤防、畑地、水田など、開けた環境を好む。
発生: 年1回
越冬: 成虫。草本の根際に潜りこみ、単独で越冬する。越冬中でも暖かい日には活動することがある。
行動: 昼行性。活動は比較的活発。
食 性 食植性/汁液広食性。キク科のタンポポ類、ハルジオン、ヒメジョオン、アレチノギク、マメ科のカラスノエンドウ、スズメノエンドウ、ヤハズソウ、シロツメクサ、アカツメクサ、イネ科雑草類のチガヤ、エノコログサ、カモジグサ、スズメノカタビラなど。茎や葉、花、若果から吸汁する。
類似種: マルシラホシカメムシに酷似する。
保 護: 指定されていない。
その他: ツヤマルシラホシカメムシとも呼ばれる。普通種で、比較的個体数は多い。イネの穂から吸汁して斑点米を発生させることがある。
天敵 捕獲: ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、キリギリス、ヒメギスなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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