分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では沖縄本島から記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
台湾、インドシナ半島~インドに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。緑色無斑の基本型のほか、体色や斑紋に遺伝的な変異が大きく、きわめて多くの型が確認されている。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
同型。♀は♂より大きいが、外見での区別は困難。 |
生態 |
環境: |
草上性。様々な樹林の林縁、草原、荒蕪地、水田、畑地、果樹園、公園など。 |
発生: |
年2回~3回。成虫そのものは3月下旬~11月まで見られるが、7月~8月、9月~10月にかけて新成虫が羽化する。 |
越冬: |
成虫。林床の落葉の裏や潅木の繁みなどで単独で越冬する。 |
行動: |
昼行性。夜間燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発。触ると青臭いにおいのする液を出す。 |
食 性 |
食植性/汁液。典型的な広食性の種でイネ科、マメ科、キク科、バラ科、ミカン科などを中心として32科145種が知られる。 |
類似種: |
ミナミアオカメムシに酷似する。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
モモやカキ、ミカン類など多くの果樹の害虫として著名。イネにつくときは穂から吸汁して斑点米を発生させることもある。ミナミアオカメムシと混生する地域では、交雑個体が多く見られるという。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類、キリギリス、ウマオイ、ヤブキリなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。 |
寄生: |
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