ウズラカメムシ

鶉亀虫 (カメムシ科)


オヒシバの穂から吸汁する個体
2001/7/21 千葉市緑区
ウズラカメムシ (カメムシ科 カメムシ亜科)
Aelia fieberi  Scott, 1874
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、極東ロシア、千島に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。♀は♂よりやや大きいが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。草原、畑地、水田、荒蕪地、湿地など、イネ科草本の多い開けた環境を好む。
発生: 年1回
越冬: 成虫。イネ科草本などの植物の根際に潜りこみ、単独で越冬する。
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。人の気配にはやや敏感で、危険を感じると葉の裏や茎の反対側に回りこむ習性がある。
食 性 食植性/汁液ススキエノコログサ類チガヤオヒシバメヒシバ、カモジグサ、スズメノチャヒキ、カニツリグサなどのイネ科雑草類が中心だがイネにつくこともある。茎や葉、若果などから吸汁する。
類似種: シロヘリカメムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。ときに水田に侵入してイネの穂を吸汁し、斑点米を発生させることがある。
天敵 捕獲: 成虫はコカマキリ、オオカマキリ、チョウセンカマキリなどのカマキリ類 、キリギリス、ヒメギスなどの捕食性キリギリス類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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