モリチャバネゴキブリ

森茶翅御器被 (チャバネゴキブリ科)


林縁で静止する個体
千葉市緑区
モリチャバネゴキブリ (チャバネゴキブリ科)
Blattella nipponica  Asahina, 1963
分布 国内: 本州(関東以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島(大島)、五島列島(福江)、甑島、種子島、屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 日本特産種
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性林床性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、社寺境内、公園など。照葉樹林帯に多い。
発生: 年1回。5月下旬~9月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。燈火に飛来することはほとんどない。活動は活発で行動は敏捷だが、飛翔はやや緩やかで直線的に飛ぶ。完全な野外種で、人家に侵入する事はない。
食 性 雑食性。さまざまな動物の死体や腐植質、各種広葉樹の樹液など。
類似種: 同属のヤマチャバネゴキブリ、チャバネゴキブリに似るが、前胸背板の斑紋が異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ類、スズメバチ類、カマドウマ類などのほか、徘徊性クモ類など。
寄生: ヒメバチ科のゴキブリヤセバチ類


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