分布 |
国内: |
本州(宮城・新潟以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、対馬で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
現在のところ日本特産種。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。色調多型があり、緑色型と褐色型が知られる。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。ただし、♂はほとんど見つかっておらず、単為生殖している可能性が高い。 |
生態 |
環境: |
樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、社寺境内、公園など。 |
発生: |
年1回。7月~11月上旬に見られる。 |
越冬: |
卵。 |
行動: |
夜行性。活動は不活発で、行動は緩慢。翅は退化しており飛翔できない。日中は前脚を前に伸ばし、枝に擬態していてほとんど動かない。卵は地上にぱらぱらと産み落とす。集合性はあまりないが、幼虫は群生することがある。 |
食 性 |
食植性/葉。広食性。ブナ科のコナラ、クヌギ、バラ科のサクラ類、ニレ科のエノキ、ケヤキ、ムクノキ、クワ科のヤマグワなど多くの落葉広葉樹を利用する。 |
類似種: |
エダナナフシに似るが、本種は触角が短い。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で個体数も多い。野外産の♂は関東では1990年、関西では2007年になって確認されたという。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ類、スズメバチ類などのほか、徘徊性クモ類など。 |
寄生: |
- |