テラニシアリヅカコオロギ

寺西蟻塚蟋蟀 (アリヅカコオロギ科)


朽木内にいた♀
君津市笹
テラニシアリヅカコオロギ (アリヅカコオロギ科)
Mymecophilus teranishii  Teranishi, 1914
分布 国内: 本州(関東以西?)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、台地~丘陵部に汎く棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。
生態 環境: 地中性。トビイロケアリ、ハヤシケアリ、カワラケアリ、ヒゲナガケアリなどケアリ亜属の巣に寄生する。
発生: 多化性。ほぼ通年見られる。
越冬: 不定。宿主のアリの巣穴で越冬する。
行動: 全日性。活動はあまり活発でないが、危険を感じると大きく跳躍する。翅は退化しているため飛翔できない。生涯を通じて宿主の巣穴から遠く離れることはない。
食 性 雑食性。宿主のアリ幼虫の食餌残滓と考えられる。また、飼育環境ではアリの体表を盛んに舐める様子が観察されることから、アリの幼虫と同様に食餌の供給を受けている可能性がある。
類似種: 本属各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲:
寄生:


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