分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では対馬、種子島で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、全域に棲息するが、やや局地的。 |
国外: |
朝鮮半島(南部)、中国大陸、台湾に分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異・個体変異共に知られていない。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。 |
生態 |
環境: |
地上性。各種樹林の林縁、畑地、水田周辺、公園、河川敷、人家の庭など、やや湿った環境を好む。 |
発生: |
年1回。8月下旬~9月に見られる。 |
越冬: |
卵。 |
行動: |
夜行性。活動はあまり活発でなく、行動はやや緩慢。「リーン・リーン」とやや長いスパンで鳴く誘惑音が有名だが、「リンリンリンリン・・・」という鳴き方が本来のものであるという。 |
食 性 |
雑食性。地上性小動物の死骸、各種草本の葉や種子などを食べる。 |
類似種: |
- |
保 護: |
神奈川県:V。 |
その他: |
江戸時代から愛玩昆虫として売買されていた種で、それ以前は本種をマツムシと呼び、マツムシをスズムシと呼んでいたという。近年各地で激減しており、野生の個体群は非常に稀となっている。写真の個体も移入個体群起源の可能性が高い。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ類、スズメバチ類のほか、大型の造網性クモ類など。 |
寄生: |
- |