スズムシ

鈴虫 (マツムシ科)


2006/9/25 千葉市緑区 2006/9/20 千葉市緑区
スズムシ (マツムシ科 スズムシ亜科)
Meloimorpha japonicus  (de Haan, 1844)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では対馬、種子島で記録されている。
県内: 市街地を除き、全域に棲息するが、やや局地的。
国外: 朝鮮半島(南部)、中国大陸、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。
生態 環境: 地上性。各種樹林の林縁、畑地、水田周辺、公園、河川敷、人家の庭など、やや湿った環境を好む。
発生: 年1回。8月下旬~9月に見られる。
越冬:
行動: 夜行性。活動はあまり活発でなく、行動はやや緩慢。「リーン・リーン」とやや長いスパンで鳴く誘惑音が有名だが、「リンリンリンリン・・・」という鳴き方が本来のものであるという。
食 性 雑食性。地上性小動物の死骸、各種草本の葉や種子などを食べる。
類似種:
保 護: 神奈川県:
その他: 江戸時代から愛玩昆虫として売買されていた種で、それ以前は本種をマツムシと呼び、マツムシをスズムシと呼んでいたという。近年各地で激減しており、野生の個体群は非常に稀となっている。写真の個体も移入個体群起源の可能性が高い。
天敵 捕獲: カマキリ類、スズメバチ類のほか、大型の造網性クモ類など。
寄生:


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