クマスズムシ

熊鈴虫 (コオロギ科)


コオロギの死骸に来た♀
2002/10/12 千葉市緑区 2006/9/20 千葉市緑区
クマスズムシ (コオロギ科 コオロギ亜科 クマスズムシ族)
Sclerogryllus punctatus  (Brunner von Wattenwyl, 1893)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島(八丈)、対馬、種子島、屋久島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖永良部、伊平屋、伊江島、沖縄本島、久米島などで記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: ミャンマーに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。一般には短翅型だが、稀に長翅型がでるという。
季節:
性差: 異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。
生態 環境: 地上性。各種樹林とその林縁、水田周辺、湿地、公園、河川敷、人家の庭など。やや湿った環境を好む。
発生: 年1回。8月~11月上旬に見られる。
越冬:
行動: 夜行性。活動はあまり活発でないが、行動は比較的敏捷。鳴き方は「リュー・・・・」とやや長く続け、突然終わる。声は高く、弱々しい。
食 性 雑食性。地上性小動物の死骸を食べたり、多くの草本の葉を食べる。
類似種: 同属のネッタイクマスズムシに酷似するが、県内には分布しない。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ類、スズメバチ類のほか、大型の造網性クモ類など。
寄生:


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