クツワムシ

轡虫 (クツワムシ科)


発音する褐色型♂
2006/9/8 千葉市緑区
クツワムシ (クツワムシ科)
Mecopoda nipponensis  (de Haan, 1842)
分布 国内: 本州(東北地方中部以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では隠岐、対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息するが、県央以北ではやや局地的。
国外: 朝鮮半島(南部)、台湾、中国大陸(華中・華南)に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調に緑色型と褐色型の2型がある。また、♂♀共に前翅の幅が狭いものが出現するが、個体変異か否か、詳細ははっきりしない。
季節:
性差: 異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。
生態 環境: 草上性。各種樹林の林縁や河川敷などの草丈の高い草むらを好む。
発生: 年1回。8月下旬~10月に見られる。
越冬:
行動: 夜行性。活動はあまり活発でない。♂は夜半から「ガシャシャシャ・・・」とけたたましい音で鳴く。
食 性 食植性/イネ科カヤツリグサ科のほか、各種草本を食べる。
類似種: 同属のタイワンクツワムシに似るが、県内には分布しない。
保 護: 千葉県:、千葉市:、神奈川県:、栃木県:注目、群馬県:CR+EN
その他: 普通種だが、近年減少傾向が著しい。和名は、乗馬の際に馬具の轡を鳴らした音と鳴き声が似ていることに由来する。
天敵 捕獲: 大型カマキリ類、、オオスズメバチ、大型の徘徊性クモ類、造網性クモ類。
寄生:


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