マダラカマドウマ

斑竈馬虫 (カマドウマ科)


林縁で休む♀
2003/8/24 千葉市緑区
マダラカマドウマ (カマドウマ科 カマドウマ亜科)
Diestrammena (Diestrammena) japonica  Blatchley, 1920
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では隠岐で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 広域分布種。全北区に汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていないが、北海道産はやや小型で、体の割に産卵管が大きいという。
季節:
性差: 異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。また、一般に♀は♂より大型。
生態 環境: 地上性。各種樹林とその林縁、洞穴、木の洞など。人家に入ることもある。
発生: 2年1化。ほぼ通年見られる。
越冬: 成虫幼虫
行動: 夜行性。活動は不活発。洞穴内などではしばしば群生する。また、野外では樹液に集まる昆虫を狙って、夜間にクヌギやコナラなどの樹上で見かけることも多い。
食性 捕食性。中型~小型の昆虫類。ゴキブリ類、小型バッタ類、鱗翅目幼虫、カメムシ類などの捕食例が知られる。死骸を食べることも多い。
類似種: 本属各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で、個体数も多い。家屋内に入った場合はゴキブリなどの天敵となる益虫である。
天敵 捕獲: カマキリ類、大型スズメバチ類、サシガメ類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。
寄生:


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