コロギス

蟋蟀螽蟖 (コロギス科)


ガマズミの樹上で静止する♀(羽化不全)
2002/7/6 千葉市緑区
コロギス (コロギス科)
Prosopogryllacris japonica  (Matsumura et Shiraki, 1908)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島南部に分布する。台湾には近似種が分布するという。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 異型。♀は腹端に長い産卵管を持つ。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁など。
発生: 年1回。6月下旬~11月に見られる。
越冬: 幼虫(終齢)。地上の枯葉などを数枚つづり合わせ、それにくるまって越冬する。
行動: 夜行性。活動はあまり活発ではない。口から吐糸することができ、樹上で葉を数枚つづり合わせた巣をつくって、その中に潜んでいることが多い。発音器と鼓膜器を欠くが、前脚で葉を叩いて発音するという。
食 性 捕食性/生体。体に見合った大きさの樹上性昆虫。鱗翅目の幼虫などが主。クヌギやコナラなどの樹液に集まることもある。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: カマキリ類、スズメバチ類のほか、大型の造網性クモ類など。
寄生:


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