分布 |
国内: |
本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬。佐渡からも記録されているが、幼虫のみであるため確認の必要があるという。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
現在のところ日本特産種。 |
変異 |
形態: |
多くの地方型が知られているが、分類はまだ途上であり、今後多くの亜種に分けられる可能性が高い。色調や斑紋に顕著な個体変異がある。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
ほぼ同型。腹端を確認する必要がある。 |
生態 |
環境: |
地上性。各種樹林とその林縁。 |
発生: |
多化性。県内では年2回~3回程度発生しているものと考えられ、ほぼ通年見られる。 |
越冬: |
幼虫・成虫。 |
行動: |
昼行性。活動はあまり活発でない。発達した後翅で飛翔することができる。 |
食 性 |
食植性/葉。コケ類各種が中心だが、小動物の死骸を食べる例があり、雑食性の傾向を持つ。 |
類似種: |
ハラヒシバッタに似る。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
小型カマキリ類、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。 |
寄生: |
ヤドリバエ科のLeiophora nudicosta (Mesnil)、アナバチ科のヤマトコトガタバチ(Lyroda nigra japonica Iwata, 1933 )が知られる。 |