分布 |
国内: |
北海道(南部)、本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島に分布するらしい。 |
変異 |
形態: |
地理的変異・個体変異共に知られていない。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。♂は前翅前縁が凸状に突出する。一般に♀は♂よりはるかに大きい。 |
生態 |
環境: |
地上性。各種樹林の林縁、草原など、比較的開けた環境を好む。 |
発生: |
年1回。7月~11月に見られる。 |
越冬: |
卵。 |
行動: |
昼行性。活動は比較的活発。よく飛翔するが長い距離を飛ぶことはなく、すぐに付近の地上などにとまる。♂はよく発音するが、リズムを変えたりして複雑な鳴き方をするという。 |
食 性 |
食植性/葉。イネ科やカヤツリグサ科の草本が主。 |
類似種: |
♀はヒナバッタに酷似する。また、ヒゲナガヒナバッタに似るが、県内には分布しない。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で個体数も多い。ヒロバヒナバッタとも呼ばれる。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ類、スズメバチ類のほか、大型の造網性クモ類など。 |
寄生: |
アナバチ科のキアシハナダカバチモドキ(Stizus pulcherrimus (F.Smith1856))、ジガバチ科のヌカダカバチ(Tachysphex nigricolor nigricolor (Dalla Torre))が知られる。 |